本日はBMW 2シリーズのオープンカー、カブリオレ(F23)のフロントスピーカー交換作業を紹介したいと思います。
こちらのオーナー様はオーディオの音質をもう少し良くしたいということでスピーカー交換の相談にご来店いただきました。
BMWということですので、いつもの試聴ディスプレイでスピーカーを比較試聴していただき、今回はブラムをお選びいただきました。
ということで、取り付け作業に取りかかります。
フロントドアスピーカーを交換していきますので内張を取り外します。
スピーカー交換前のノーマルな状態ですのでミラー裏パネルはつるんとしたパネルとなっています。
スピーカー部分をアップで1枚。
内張を取り外すとこのようになっております。
いつものように10cmのミッドレンジがドア上部に取り付けられておりました。
その純正スピーカーの交換とミラー裏パネルにツィーターを取り付けていきますのでスピーカーとパネルを取り外します。
両方外すと空っぽな感じで少し寂しいですね^^;
純正スピーカーとミラー裏パネルが取り外せたところでここからスピーカーを取り付ける作業を行なっていきます。
まずはミッドレンジスピーカー裏に吸音と拡散効果のあるレアルシルト ディフュージョンを貼り付けます。
そして次にミッドレンジを取り付けるためのインナーバッフルを取り付けます。
もちろんいつものバーチ積層合板です!
インナーバッフルの取り付けができたら、ミッドレンジ用のパッシブクロスオーバーを取り付けます。
ブラムのスピーカーは先日国内に入荷したロットからマイナーチェンジをしたそうで、今までのツィーター用のハイパスフィルターのみから、
ツィーター用のハイパスフィルターとミッドレンジ用のローパスフィルターの構成に変わりました!
パッシブクロスオーバーの取り付けまで終われば次はスピーカー周りのデッドニングを行います。
今回はお車は青色でしたので、分かりにくいですが、青色制振材オーディオテクニカのAT-AQ450 を貼り付けております。
ドアの作業が制振まで終わりましたので次にツィーターの取り付けを行なっていきます。
と、その前に元々ついていたミラー裏のパネルと新しく取り付けるハーマンカードンパネルを比べてみました。
左が元々のもの、右がハーマンです。
ぱっと見で分かりますが、ハーマンの方にはスピーカーグリルがありツィーターが取り付けできるようになっております。
ハーマンのパネルを裏返すとこんな感じです。
車種によって変わりますが、今回のF23の場合はツィーターも付属してきました。
今回はこちらのツィーターは不要ですので取り外します。
取り外したツィーターと新しく取り付けるブラムのツィーターを並べてみました。
左側がハーマンのツィーターなのですが、振動板がシルバーですのでアルミ振動板ではないかと思います。
それに対してブラムのツィーターは黒くて見えないですがソフト系のドームツィーターとなっています。
そしてブラムのツィーターをハーマンのパネルに取り付けです。
純正ツィーターよりブラムのツィーターの方が外径が小さいのですが、アタッチメントリングをつけることでぴったりサイズで取り付けることが出来ます。
実際に車両に取り付けるとこのようになります。
スピーカーグリルの中に黒色のツィーターですのでほとんど見えないですが、淵のシルバーがチラッと見えるのでさりげない感じで取り付けができます。
ツィーターの取り付けが完了したところでミッドレンジも取り付けます。
これでスピーカーの交換・取り付けは完了です!
あとは内張を組み付ければ作業完了なのですが、その前に内張裏側の制振(デッドニング)を行います。
まずは純正、何もしていない状態です。
内張の共振しやすい場所を選び部分的にオーディオテクニカの制振材を貼り付けました。
もちろん貼り付ける前には脱脂を行なって貼り付け後もしっかりと圧着しております。
あとは内張を元どおり組み付ければ完成です!
ミラー裏のパネルはつるんとしたパネルからハーマンのパネルに変わりましたので少し見た目は変わっていますが、それでも純正パーツですので大幅な変化ではないと思います。
そしてミッドレンジは内張の中ですので見た目の変化はないです。
BMWにお乗りの方は見た目が変わることを嫌われる方が多いのですが、これくらいの変化でしたら許容内ではないでしょうか!?
最後に接続確認を行なってから全体の音を整えさせていただいて納車させていただきました。
と言った感じで本日はBMW 2シリーズのオープンカー(F23)のフロントスピーカーをブラムのスピーカーへ交換した作業を紹介させていただきました。