ブログ

本日はホンダ フィット のフロントドア制振作業をさせていただいた作業を紹介いたします。

こちらのお車は以前にオーディオの取り付けをされていたそうなのですが、更なる音質向上をしたい!ということでご相談をいただきました。
ご相談の前にすでにオーナー様の中で色々と考えられてドアのデッドニングとインナーバッフルの交換を行うと良いのではないか、というところまで内容が決まっていました。
オーナー様の音の好みやシステムを伺って僕も同じくデッドニングとインナーバッフルの交換は効果的と判断させていただきましたので作業をご依頼いただきました。

それでは作業を紹介していきます。

ホンダフィットのフロントドア内張

今回はドアの作業になります。
ということでまずは作業前の状態です。
スピーカーはインナーバッフルで取り付けられていますので見た目の変化はないですね。

ホンダフィットのフロントドア内部

先程の内張を取り外すとこのようになっております。
スピーカーは交換されていますが、ドアの制振などは全く行われていない状態ですね。

ホンダフィットのフロントドア内部

取り付けられていたスピーカーはカロッツェリアの『V』シリーズ。
少し前のモデルになりますが『TS-V171A』が取り付けられていました。
インナーバッフルの交換もありますが、スピーカー裏の制振も行いますのでスピーカーを取り外していきます。

ホンダフィットのフロントドアインナーバッフル

スピーカーを取り外したところでちょっと問題発見。
インナーバッフルが経年劣化で割れていました。
まぁ、交換するので問題はないですが、こんな状態ではスピーカーが能力を発揮しずらいですよね。

ホンダフィットのフロントドア内部

先程のインナーバッフルを取り外し、さらにドアに取り付けられていた防水シートも取り外してすっきりとした状態になりました。

ホンダフィットのフロントドア内部をデッドニング

ドアがすっきりとした状態になりましたのでまずはドアの奥側、スピーカー背面部の制振作業から行なっていきます。

ホンダフィットのフロントドア内部をデッドニング

今回はスピーカー背面部は部分制振ですのでスピーカー裏の部分にレアルシルトを貼り付け、圧着します。

ホンダフィットのフロントドア内部をデッドニング

そしてレアルシルトの上に吸音と拡散効果のあるディフュージョンを貼り付けです!
これでスピーカー背面部の制振作業の完了です。

ホンダフィットのフロントドアにカロッツェリアの金属インナーバッフルを取り付け

スピーカー背面が終わったので次はインナーバッフルを取り付けです。
スピーカーがカロッツェリアということもありますのでカロッツェリアの金属製インナーバッフルを取り付けです!
こちらは金属なので強度が高く、音質的に有利になることはもちろんですが、今まで取り付けられていた木製バッフルのように割れたりする心配がありません。
結果として長く性能を発揮してくれるということもメリットの1つにあります。

ホンダフィットのフロントドア内部をデッドニング

インナーバッフルをつけ終えたら今度はスピーカーを取り付けている鉄板部分を全面制振します。
貼り付けている素材はレアルシルトとオーディオテクニカのブチル制振シートとで2種類使っているのですが、どちらも青色なのでぱっと見は違いが分かりにくいですね^^;

ホンダフィットのフロントドア内部をデッドニング

スピーカー取り付け面の全面制振が終われば再びスピーカーを取り付けです!
スピーカーは今まで取り付けていたものを再利用ですが、インナーとドア制振を行うとなんとなく新しい気分になれますね。

ホンダフィットのフロントドア内張をデッドニング

制振作業の仕上げは内張の裏側になります。
ということで貼り付けるために内張を裏返した状態です。

ホンダフィットのフロントドア内張をデッドニング

内張は部分的な貼り付けとなりますので共振しやすい場所を選びオーディオテクニカのブチル系のシートを貼り付けております。
これで今回の制振作業は完了ですので内張を元に戻せば作業完了です!
今回の作業は全て内張の中での作業となりますので見た目の変化もなく、スピーカーも再利用しておりますので変わりはないですが、しっかりと制振させていただきましたので音の変化はちゃんと体感できるレベルとなっております。

内張の組み付けが終わった後は取り付けられていたサイバーナビを使って全体の音を調整してから納車させていただきました。

ホンダ フィット フロントドア制振作業

といった感じで本日はホンダ フィットのフロントドア制振作業とインナーバッフルを金属インナーバッフルに変更させていただいた作業の紹介でした。

追伸
お車を納車後、オーナー様からメールを頂きまして、
「低音のキレがかなり良くなり、あと高音も音量を上げたときに耳障りではなくほど良い高音を保ってくれるようになりました」という感想をいただけました。
ドア制振とインナーバッフルの効果を実感されて喜んでいただけて嬉しい限りです!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加