本日は ボルボ V60 のタイヤハウス静音をさせていただいた内容を紹介いたします。
こちらのオーナー様はお車を乗り換えられてからどうもロードノイズが気になる。ということで静音作業のご相談をメールでいただきました。
色々とやりとりをさせていただいた結果、今回はタイヤハウスの静音作業と通常の内容に少し追加する形でご依頼をいただきました。
それでは作業を紹介していきます。
今回はまずはリアタイヤハウスから作業を始めていきます。
ということでまずはジャッキアップをして、タイヤを外した状態です。
タイヤハウス内に見えている黒色のカバーの中に対して施工を行なっていきますので、まずはカバーを取り外していきます。
カバーを外したところ、車両後方側です。
車両前方側はこんな感じです。
通常は先ほど外したカバーに対して制振シートと遮音シートを貼り付けていくのですが、今回の車両はカバーが繊維質な感じのタイプで、このタイプは制振シートの貼りつきが弱いので車体側に施工を行なっていきます。
ということで早速貼り付け完了です!
今回の施工材料はオーディオテクニカの AT-AQ460 です。
こちらは制振層と吸音層が一体となったシートとなっております。
一体となっているので貼り付けは1回で済みますが、曲面に綺麗に貼り付けようと思うと厚みがある分一手間かかるシートになります。
なので結局は2層貼り付けるのと変わらない感じの手間ですね(^^;;
前側がこんな感じで仕上がっております。
これで貼り付けは完了なので、
再びカバーを取り付けて、タイヤをつければリアタイヤハウスの静音作業は完了となります。
続いてフロントタイヤハウスの作業を行なっていきます。
リア同様にまずはジャッキアップをしてタイヤを外した状態です。
フロントのカバーはよくある樹脂製のタイプでしたのでこちらはカバー側へシートを貼り付けていきますよ。
まずはカバーを取り外しです。
カバーを取り外したらまずはざっと全体を水洗いします。
そして乾かした後にシートの貼り付け部分を脱脂します。
脱脂が済めば後はひたすら制振シートの貼り付けです。
この作業、効果を高めようとカバーギリギリまでシートを貼り付けると失敗します。
というのが、カバーと車体の間にスペースがほとんどない部分もありますので、そこにシートを貼り付けてしますと厚みが増えて綺麗にカバーが取り付けできなくなってしまいます。
なので干渉しそうな部分は避けながら貼り付けさせていただきました。
ここまでで通常のタイヤハウス静音作業は完了です。
ここからは追加でご依頼いただいた作業となります。
追加でご依頼いただいた内容は車体側への施工となります。
ということで車両後方側です。
制振シートの貼り付ける可能な場所で尚且つ鉄板の弱そうな部分へ制振シートを貼り付けです。
車両前方側はこんな感じですね。
こちらはあまり貼り付けスペースがありませんでした。
後はフェンダー側にも、
液体制振剤といえば黒色が多いですが、今回のは白色系のものでした。
なので塗った後は貼り付けていた制振シートの青色がだいぶ隠れました。
こんな感じで、制振剤が付着しても車両の動作に支障がなさそうな場所を選び塗りつけさせていただきました。
塗りつけ範囲に対してお持ちいただいた制振剤の量が少し多かったので、2、3度重ね塗りする形で仕上げさせていただきました。
塗料が硬いので筆塗りになっております。なので重ね塗りしたとしても表面がぼこぼこになってしまいます(^^;;
塗料が乾燥したところで制振シートを貼り付けていたカバーを車両に取りつけてフロントのタイヤハウス静音作業 プラスα も完了です!
といった感じで本日は ボルボ V60 の前後タイヤハウスに静音作業をさせていただいた内容を紹介させていただきました。
後日、オーナー様から効果のご連絡がありまして、今までよりも静かになってロードノイズが気になりにくくなりました。
という嬉しい報告でした。
車両が元々静かそうな感じでしたのでどこまで効果を感じられるか少し心配な面もありましたが、ご報告いただいて安心いたしました。