本日は先日、車内静音作業を紹介した日産 セレナ ルキシオン のオーディオ取り付けパートを紹介いたします。
こちらのオーナー様は車内を静かにしたいこともありましたが、オーディオも良い音で楽しめるようにしたい!ということで同時にスピーカー交換やDSPの取り付けをご依頼いただいておりました。
取り付けるユニットは何度も打ち合わせをさせていただき、スピーカーはドイツ イートン のスピーカー。
DSPは同じくドイツのヘリックスのものをお選びいただきました。
それではオーディオ取り付け部分の紹介をしていきます。
まずはいつものようにドアから作業を始めさせていただきます。
先ほどの内張を取り外すとこのようになっております。
ドア後方のサービスホール(大きな穴)は樹脂パネルで塞がれていましたが、スピーカー上部のサービスホールは防水ビニールで塞がれていました。
樹脂パネルで塞がれている車両は大きな穴は全て樹脂パネルで塞がれていることが多いですが、セレナは一部防水ビニールといったちょっと珍しいパターンですね。
そしてこちらが交換前の純正スピーカーになります。
いつもの日産純正スピーカーですね。
交換していきますのでまずは取り外します。
スピーカーを取り外したところでまずはスピーカーケーブルをドア内部に通していきます。
今回はオーディオテクニカの『AT-RS180P』を通しております。
スピーカーケーブルを通し終えたところでお次はドアの制振作業を行なっていきます。
まずはスピーカー背面部、写真で言うとドアの内部の部分に制振シートを貼り付けていきます。
まずはスピーカー背面部。
こちらはレアルシルトの上にディフュージョンを貼り付けております。
続いてドア内部の鉄板部にもレアルシルトを貼り付けです。
今回は全面制振までいかないですが、ドアの共振しやすい場所を選び貼り付けをさせていただいております。
そしてドアの後方、スピーカーの対角になる部分にオーディオテクニカの吸音シートを貼り付けさせてただきました。
ちなみに今回の内容はドア制振メニューには記載しておりません。
当店の制振メニューはわかりやすくするために作っているだけで、メニューにない施工も行います。
「何円分」や「こんな感じで」といった感じでご依頼いただければご希望に合わせて施工させていただいておりますので、お気軽にご相談くださいね!
続きましてスピーカーを取り付ける鉄板部分の制振作業です。
今回はサービスホール部の制振をベースに追加で施工のご依頼をいただきました。
サービスホール+α と言うより全面制振『弱』といった方が近い感じかもですね。
仕上げが内張裏側です。
純正の状態では特段対策がされていない状態です。
そこにオーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けです。
こちらも追加依頼で全面制振『弱』な感じで仕上がっております。
そしてさらに追加部分ですが、内張に吸音シートの貼り付けをさせていただきました。
車両のほとんどの箇所に静音作業を行なっているくらいですので静かにすることはとても重視されているオーナー様です。
ですので内張内部への吸音シートも追加で施工させていただきました。
これでドア制振作業が全て完了です!
ドア制振が終わったところで次はインナーバッフルの取り付けです。
今回取り付けるスピーカーはとても取り付け奥行きの深いスピーカーです。
なのでインナーバッフルでの取り付けが出来るかかなり怪しかったです。
ですが、事前に奥行きなど確認させていただき、かなりギリギリですが取り付け可能なことがわかり取り付けが決定したスピーカーです。
と言うことでしっかりと奥行きを合わせるためにオリジナルでインナーバッフルを作らせていただきました。
そして今回は久しぶりに積層合板を使ったこだわりのインナーバッフルとなっております。
インナーバッフルの取り付けができたところでいよいよスピーカーの取り付けです。
今回はイートンの2番機、オニキスシリーズをお選びいただきました。
こちらのスピーカーは少し見た目が地味ですが、優しい音色のスピーカーで個人的にお気に入りのスピーカーの1つです。
仕上げにスピーカー周りに遮音スポンジを取り付けてドアスピーカー交換完了です!
最後に内張を取り付ければ見た目は変わりませんが、しっかりと制振を行ったドアにオニキスシリーズが取り付け完了です!
ドアが終われば次にツィーターとミッドレンジです。
今回は加工無しで取り付けとなりましたのでツィーターは付属のマウントを使ってピラー部分へ取り付け。
ミッドレンジは取り付けマウンドがありませんのでオリジナルでダッシュボード上へ取り付けるためのマウントケースを作り、取り付けさせていただきました。
ミッドレンジはちょっと存在感がありますが、無事に取り付け完了です。
フロント3Wayスピーカーの取り付けが完了しましたのでお次にヘリックスのアンプ内蔵DSP『P-SIX DSP ULTIMATE』を取り付けていきます。
とその前に今回は外部入力を増設するオプションをご依頼いただきましたので取り付けていきます。
このオプションが外からカパっと取り付けが出来れば気軽なのですが、基盤に接続する必要がありますので内部にアクセルする必要があります。
と言うことで側面、底面のパネルを取り外して設置していきます。
設置後は写真のようにUSB-AUDIOの接続端子が増えます。
補足ですが、こちらの端子はUSBメモリーなどのストレージは対応しておりません。
ウォークマンなどのプレーヤーからデジタル出力されるUSBケーブルを接続すると再生できる。といったものです。
外部入力の増設をしたところで本体の準備が整いましたのであとはトランク下部へ取り付けです。
セレナは大きく、広いのですがDSPを取り付けるのにちょうど良いスペースがなく、トランクへ取り付けることとなりました。
と言うことでドア内部やダッシュボードのスピーカーと接続しているスピーカーケーブルや先ほどの外部入力に接続するためのUSBケーブル、電源ケーブルなどをトランクまで引き回し、接続したら完了です!
ちなみにセレナのトランクは蓋がありますので取り付けてしまえばDSPは見えなくなり、スッキリです。
あとはDSPのソース切り替えや調整メモリー切り替えのためにリモコンを追加していただきました。
今回は液晶付きの『DIRECTOR』です。
こちらは地味に大きいので取り付け場所に悩みましたが、メーターパネル横にちょうど良いスペースがありましたのでこちらへ取り付けさせていただきました。
これで今回ご依頼のオーディオ取り付け作業が全て完了致しましたので最後にDSPを使って音質調整をさせていただきました。
といった感じで本日は 日産 セレナ ルキシオン のフロントにイートン オニキスシリーズ3Wayスピーカーとトランク下部のスペースにヘリックスのアンプ内蔵DSP『P-SIX DSP ULTIMATE』を取り付けさせていただいた作業の紹介でした。