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本日はフォルクスワーゲン ゴルフ のスピーカー交換をさせていただい作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様は最初、スピーカー交換のご相談をいただいたのは去年の6月頃でした。
そこから比較的すぐに作業のご依頼をいただいたのですが、色々とありまして実際に施工をさせていただくのが半年以上経ってからの今年になってしまいました。

作業をさせていただくまでは時間がかかってしまいましたが、早速ですが作業の紹介をしていきます。

フォルクスワーゲンゴルフのフロントドア内張

今回はフロントスピーカーの交換を行っていきますのでいつものようにドアから作業を始めていきます。
ということで作業前のドアの状態です。

フォルクスワーゲンゴルフのフロントドア内部

先程の内張を取り外すとこのようになっております。
内張を取り外してちょっとビックリ。
ドア内部が2色になっていました。
納車時に伺ったのですが、ドア修理の際に交換をされたようでそれで色が2色になっているそうです。

フォルクスワーゲンゴルフの純正ドアスピーカー

ちょっと話がそれましたが、こちらが純正スピーカーになります。
スピーカーのエッジ部分が振動板の内部の方まで伸びている不思議なデザインです。
こうすることでバランスなど取っているのでしょうか?

フォルクスワーゲンゴルフの純正ドアスピーカーを取り外し

先程のスピーカーを交換しますので見た目はちょっと気になりましたが取り外します。
純正スピーカーの固定方法はリベットになっていましたのでリベットを壊してスピーカーを取り外します。

純正スピーカーの取り外しができたところでここからが新しいスピーカーの取り付け作業となります。

フォルクスワーゲンゴルフの純正ドアスピーカー裏をデッドニング

スピーカー取り付けの前にスピーカー背面部の制振作業を行います。
今回はオーナー様が使って欲しい材料がある、ということで材料をお持ち込みいただき施工させていただきました。
そのお持ち込みいただいた材料がフォーカルの『BAMシート』になります。
こちらはハニカム制振材+アルミシート+粘弾性ブチルゴム が合わさったデッドニング材料となってます。
その『BAMシート』をスピーカー背面部に部分的に貼り付けさせていただきました。

フォルクスワーゲンゴルフの純正ドアスピーカー裏をデッドニング

そしてスピーカー裏はもうひとつご依頼のものがありました。
それが上記の写真のものになります。
丸い形で中心から波紋状(?)にデコボコとしているものになります。
おそらくスピーカー背面部の反射などをコントロールする拡散材の一種になると思います。

こちらの丸型の素材を貼り付けてスピーカー背面部の制振作業は完了です。

フォルクスワーゲンゴルフのドアに金属インナーバッフルを取り付け

スピーカー背面部の制振作業が終わりましたので次にインナーバッフルを取り付けていきます。
すでに取り付けてしまっているので分かりにくいですが、ベースにカロッツェリアの鉄製インナーバッフルを取り付けて、その上にジュラルミン製のPCD変換スペーサーを取り付けております。

フォルクスワーゲンゴルフのドアに金属インナーバッフルを取り付け

横から見るとこんな感じです。

フォルクスワーゲンゴルフのドアに金属インナーバッフルを取り付け

そして細かなところになりますが、カロッツェリアのインナーバッフルとPCD変換スペーサーはPCD変換スペーサーの方が内径が大きくなっております。
なので雨水など溜まりやすい状態になってしまいます。
ということで、気休めかもしれませんがアルミテープを継ぎ目の部分に貼り付けさせていただきました。

フォルクスワーゲンゴルフのドアをデッドニング

インナーバッフルの取り付けが終わったところでお次にドアインナーパネルの制振作業を行なっていきます。
こちらもオーナー様にお持ちいただいた『BAMシート』を貼り付けていきます。

フォルクスワーゲンゴルフのドアをデッドニング

貼り終えるとこのようになりました。
インナーパネルは全面へ貼り付けさせていただいております。
フォーカルのロゴがいっぱいプリントされていましたのでちょっと面白くなって柄を可能な限り揃えてみました。
そしたらブランドバッグのようになった気がします^^;

フォルクスワーゲンゴルフのドアにディナウディオのスピーカーを取り付け

ドアのインナーパネルの制振が終わったところでいよいよスピーカーの取り付けです。
今回はディナウディオのエントリークラススピーカー『Esotan 236』をご指名いただきましたので取り付けております。
ちなみにこちらのスピーカー、ディナウディオの40周年の記念モデルになるそうです。
ただ、記念モデルと言っても限定モデルではなく通常販売していくスピーカーになるそうです。

フォルクスワーゲンゴルフのドア内張をデッドニング

スピーカーを取り付けましたので内張を組み付けたいのですが、その前に内張も制振します。
やはりこちらも『BAMシート』を貼り付けていきます。
内張は部分的な貼り付けとなっておりますので振動しやすい場所を選び貼り付けております。
これであとは内張を組み付ければ、

フォルクスワーゲンゴルフのドアにディナウディオのスピーカーを取り付け

ドアスピーカー交換作業の完了です!
色々と作業させていただいてますが全て内張内部ですので見た目は変わらず、すっきりとしております。

ドアの作業が終わったので、次にツィーターの交換を行います。

フォルクスワーゲンゴルフの純正ツィーター

今回は純正位置への取り付けをご希望されましたのでまずはツィーターの取り付けられているピラーを取り外していきます。

フォルクスワーゲンゴルフの純正ツィーター

取り外したところで登場するのが、純正ディナウディオサウンドオプション用のピラーになります。
せっかくディナウディオを取り付けるならディナウディオのロゴ付きピラーに交換して欲しい。ということでオーナー様が用意されてお持ちいただきました。
ということで新しいツィーターはディナウディオピラーへ取り付けていきます。

ディナウディオのツィーター

こちらがその取り付けるツィーターになるのですが、ディナウディオのツィーターは意外と大きく、そのままでは純正位置への取り付けができませんでした。
そこでオーナー様に許可をいただき、ケースを外していきます。

ディナウディオのツィーター

ということでケースを取り外しツィーター本体だけの状態になってもらいました。
この状態が一番小さいのですが、このままでは取り付け・固定ができませんので、

ディナウディオのツィーター

MDFでリングを作って取り付けます。

フォルクスワーゲンゴルフの純正ツィーター

新しいツィーター側の準備ができたところで今度はピラー側の準備です。
まずは元々取り付けられているツィーターを取り外します。

フォルクスワーゲンゴルフの純正ツィーター

純正ツィーターを取り外すとこんな感じになってました。

フォルクスワーゲンゴルフにディナウディオのツィーターを取り付け

そしてピラー側を少し加工してから新しいディナウディオのツィーターを取り付けます。
ディナウディオのツィーターは接続端子が真後ろに向かってますので、そのままでは干渉しそうでしたので端子を曲げさせてもらってます。
これでギリギリですが取り付けできました。

フォルクスワーゲンゴルフにディナウディオのツィーターを取り付け

ピラーにツィーターの取り付けができましたのであとはピラーを車両に取り付ければツィーターの交換も完了です!
ディナウディオのサウンドオプションではないものの、ディナウディオのスピーカーはちゃんとついている。というちょっと面白い状態になってます。

これでスピーカー交換作業が完了です!

フォルクスワーゲンゴルフのオーディオ音質調整

最後にディナウディオスピーカーに付属しているパッシブクロスオーバーネットワークと純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。

フォルクスワーゲン ゴルフ スピーカー交換

と言った感じで、本日は フォルクスワーゲン ゴルフ のスピーカー交換作業を紹介させていただきました。

最後にちょっと雑談
今回は最初の見積もり時から施工まで半年以上時間が空いてしまいました。
理由はいくつかありましたが、まずはディナウディオロゴ入りピラーが本国からなかなか届かなかったり、後から追加となったパーツが作業予定日までに届かなくて作業が延期になってしまったり、オーナー様と当店の作業スケジュールが合わなかったりと、こんなに色々なことが重なってしまうんだなぁと思いました。

長い時間お待ちいただきましたが無事に作業させていただけて安心しました。

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