本日はBMW X2 のドアスピーカー交換作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はX2購入後、なんとなく音に満足出来ないということでスピーカー交換の相談にご来店いただきました。
いつものように試聴ディスプレイにてオーディソン、フォーカル、ブラムと聴いていただきブラムをお選びいただきました!
それでは作業の方に取りかかっていきます。
作業に取り掛かる前にまずはノーマルの状態です。
今回のX2はノーマルオーディオでしたのでドアにはミッドレンジスピーカーのみとなっております。
内張を取り外すとこのようになっております。
いつもの場所に10cmのミッドレンジスピーカーとミラー裏のパネルにはツィーターは無く、ツルッとしたパネルとなっております。
ミッドレンジスピーカーは交換していきますのでまずは取り外します。
そうするとマウント部分が残る感じになっております。
ここからがスピーカー取り付けなのですが、まずはミッドレンジ裏に吸音材を貼り付けです。
貼り付けているのはレアルシルトのディフュージョンです。
そしてお次はミッドレンジスピーカーを取り付けるための土台となるインナーバッフルを取り付けです。
こちらはバーチ積層合板で作っていますので厚みはそれほどないですが、MDFで作るよりも強度があります。
インナーバッフルの取り付けができたら次はスピーカー周りの制振(デッドニング)です。
オーディオテクニカのブチル系制振材を貼り付けております。
紺色のボディに青色制振シートなのでわかりにくいですが、しっかりと貼り付けておりますよ!
スピーカー周りの制振が終わったらミッドレンジスピーカーの取り付けです。
ブラムのスピーカーは黒色なのでパッと見は地味な感じですが、振動板がカーボンで艶があるので光が当たった時の反射具合がかっこいいです!
ただ、内張をつけてしまうとほぼ見えないですが(^^;)
ミッドレンジスピーカーの取り付けが終わったら次は内張側の作業を行なっていきます。
まずは素の状態です。
最初に元々取り付けられていた吸音フェルトを取り除いてブラムのパッシブクロスオーバーネットワークを取り付けます。
以前はハイパスフィルターのみでしたので少しのスペースさえあれば取り付けができましたが、マイナーチェンジでツィーターのハイパスフィルターとミッドレンジのローパスフィルターが付属してくるようになりました。
これにより音はかなり良くなったのですが、取り付けスペースを選ぶようになってしまいました。
今回はドア下部にスペースがありましたのでそちらへ両面テープで貼り付けています。
ちなみに元々クリアのカバーがあるのですが、少し外れやすいので念のために取り外した状態で内張に貼り付けています。
パッシブクロスオーバーネットワークの取り付けが済んだら、次は内張の制振です。
内容としては部分制振になりますので、振動しやすい部分を選びオーディオテクニカの制振材を貼り付けております。
最後は吸音フェルトを元に戻して内張の作業も完了です!
写真はないのですが、ここまでの間でツィーターをミラー裏のパネルに取り付けております。
あとは取り外したパネルを元通りに組み付けて完成です!
取り付け後はツィーターの位相確認、アッテネーター調整を行なって、最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機のを使って全体の音を整えて完成です!
スピーカー交換後の仕上がりはこのようになっております。
ミッドレンジは内張内部で完結した取り付けですので見た目は変わらず、
ツィーターは純正のハーマンカードンパネルを取り寄せてそちらにツィーターを取り付けておりますので見た目はツルッとした状態からスピーカーグリル付きに変わりました。
ですが、純正パーツなので自然な仕上がりです。
納車の際に音の変化を確認していただきましたが、しっかりと音が良くなったことを実感していただき、喜んでいただけました。
と言った感じで本日はBMW X2 のドアスピーカーを純正からブラムのスピーカーへ交換した作業を紹介させていただきました。
ちなみに今回の作業は当店のセットメニュー『BMW専用スピーカー交換 ブラムセット』となっております。