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本日はBMW M2(F87)のフロントドアスピーカー交換とシート下ウーファーを交換させていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様は純正オーディオの音質に不満を持たれていてスピーカー交換を考えられたそうです。
そこでスピーカー交換を施工してもらうお店を探しておられたそうですが、近場でなかなか思うようなお店が無かったそうで当店にご相談いただきました。

ということで早速作業に取りかかっていきます。

 BMWM2の純正ドア内張

まずはフロントドアスピーカーの交換から行っていきます。
ということで内張を取り外す前の状態です。

 BMWM2の純正ドア内張

M2と言えどもオーディオは通常の2シリーズと同じ状態で、ツィーターがない状態です。

 BMWM2の純正ドア内張の内部

先ほどの状態から内張を取り外すとこうなります。

 BMWM2の純正ドア内張の内部

純正スピーカーはいつものスピーカーがいつもの場所に取り付けられています。そして今回はミラー裏のパネルにツィーターを取り付けていきますのでパネルも取り外しております。

 BMWM2の純正スピーカーを取り外し

先ほどのスピーカーを交換してきますのでまずは取り外します。
ここからが新しくスピーカーを取り付ける作業となります。

 BMWM2のツィーター有りパネルと無しパネル

パネル類の取り外しが終わったところでまずはツィーターの取り付けから行います。
ということで今回はツィーターを取り付けるためのパネルを取り寄せました。
左側がハーマンサウンドオプション用のパネルでツィーターが取り付け可能となっております。
右側は元々のパネルですね。

BMW純正ツィーターとブラムのツィーター

今回はパネルを取り寄せたら純正のツィーターも付属してきましたので取り外して新しく取り付けるブラムのツィーターと並べてみました。
左が純正で、振動板がシルバーですからおそらくアルミ振動板になると思います。
それに対してブラムのツィーターはソフトドームのツィーターです。
なんとなく純正の方が見た目のインパクトはありますね^^;

BMW純正ツィーターとブラムのツィーター

先ほどの状態ではブラムのツィーターが一回り小さく、そのままでは同じ場所に取り付けてもグラついてしまいますのでサイズを合わせるためのリングを取り付けました。
これで純正ツィーターと同じ外径サイズになりますのでぴったりと取り付けが可能となります。
あとはブラムのツィーターをパネルに組み付けて車両に取り付けたらツィーターの取り付けは完了です。

BMWM2のドアスピーカー裏に吸音材を貼り付け

ツィーターの取り付けが終わったところでミッドレンジスピーカーに取りかかっていきます。
と、その前にミッドレンジ裏に吸音材を貼り付けます。
今回はレアルシルトディフュージョンです。

BMWM2のドアにインナーバッフルを取り付け

スピーカー背面に吸音材を貼り付けたら次にインナーバッフルの取り付けです。
ブラムのスピーカーにはBMWに取り付けるための簡易インナーバッフルが付属してきますが、やはり簡易的なものですので少し強度に不安があります。
ですのでオススメはしっかりと強度のある素材を使ったインナーバッフルとなっております。
今回使っている素材はバーチ積層合板です。
バーチ積層合板はよく使われているMDFよりも強度があり、ビスのかかりがしっかりとしているのでおすすめの素材です。

BMWM2のドアをデッドニング

インナーバッフルの取り付けが終わったところで次はスピーカー周りの制振です。
今回はオーディオテクニカのブチル制振材を使っているのですが、在庫の兼ね合いで旧商品で施工させてもらっています。
旧商品で申し訳ないのでいつもより多めに貼り付けをさせていただきました。

BMWM2のドアにブラムのスピーカーを取り付け

ドアの制振作業まで終わったところでミッドレンジスピーカーの取り付けです。
ブラムのミッドレンジをしっかりと取り付けさせてもらってます。
このスピーカーはカーボン振動板なので直接見るとカーボン柄がかっこいいのですが、内張を組み付けてしまうと黒色なのでほとんど見えなくなってしまうのが少し残念です^^;

BMWM2のドア内部にパッシブクロスオーバーを取り付け

ミッドレンジの取り付けと同時にミッドレンジ用のローパスフィルターもドア内部に取り付けております。
こちらのパッシブクロスオーバーは本来クリアのカバーが取り付けられているのですが、どうも取れやすいので最初から取り外した状態で取り付けをさせてもらってます。
施工後に外れて内張内部で転がってもイヤですからね。

BMWM2のドア内張裏側

ミッドレンジの取り付けが終わったところで最後に内張の制振を行います。
まずは純正の状態です。
一部吸音のためと思われるフェルトが取り付けられています。

BMWM2のドア内張裏側をデッドニング

先ほどのフェルトがある状態では制振シートが貼り付けにくいので一旦剥がして制振シートを貼り付けております。
今回の内容は部分制振ですので振動しやすい場所を選び貼り付けを行っております。

BMWM2のドア内張裏側をデッドニング

あとはフェルトを元どおりに戻して、

BMWM2のドアスピーカー交換

内張を組み付けたらドアスピーカーの交換作業完了です!
ミラー裏のパネルはツィーター有りタイプに変わってますので少し見た目は変わりましたが、純正パネルですので違和感は無いですし、ミッドレンジも内張内部ですので自然な仕上がりとなっております。

これにてドアスピーカー交換は完了ですからお次はシート下のウーファーユニット交換です。

BMWM2のシート下ウーファー

たまに気がつかれていない方がおられますが、近頃のBMWはほぼ全車種シート下にウーファーが取り付けられています。
こちらのユニットは完全にシート下にありますので交換するためにはシートを浮かす必要があります。

BMWM2のシート下ウーファー

シートを浮かした状態でスピーカーグリルを取り外すとウーファーユニットが顔を出します。
このままの状態ではユニット交換が出来ませんのでまずはユニットが固定されているボックスごと取り外します。

BMWM2のシート下ウーファー

取り外したボックスがこちらになります。

BMWM2のシート下ウーファー

裏側はこんなかんじ。

BMWM2のシート下ウーファー

先ほどのボックスからウーファーユニットを取り外します。
ちなみに近頃のウーファーユニットはほとんどが接着で固定されていますので、この取り外し作業が意外と大変です^^;

ブラムのBMW専用シート下スピーカー

ウーファーユニットの取り外しが終わったところで新しく取り付けるスピーカーの登場です。
今回はドアスピーカーをブラムをお選びいただきましたのでシート下ウーファーも同じくブラムの『BM200XF』です。

BMW純正シート下ウーファーとブラムのシート下ウーファーを比較

せっかくなので純正とブラムを並べてみました。
ブラムのスピーカーはBMWに合わせて作られていますのでほとんど同じ形状です。

BMW純正シート下ウーファーとブラムのシート下ウーファーを比較

純正スピーカーはなぜか振動板が下側にありました。
そして口径サイズが16cmくらいです。
新しく取り付けるブラムは振動板が上側にあって、20cmタイプになります。
もうこれだけで純正より良く鳴ってくれそうな気配ですよね!

BMWM2のシート下ウーファーをブラムに交換

あとは先ほどのボックスにブラムのスピーカーを取り付けて、

BMWM2のシート下ウーファーをブラムに交換

シート下部分にボックスごと取り付けです。

BMWM2のシート下ウーファーをブラムに交換

最後に純正のスピーカーグリルを取り付ければ見た目は変わりませんがしっかりとブラムのスピーカーに交換完了です!

これにて今回の作業は全て終了ですので最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。

BMW M2(F87)フロントドアスピーカーとシート下ウーファー交換

と言った感じで、本日はBMW M2(F87)のドアスピーカーとシート下ウーファーをブラムのスピーカーに交換した作業の紹介でした!

今回のドアスピーカー交換は一部イレギュラーもありましたが、基本的には『BMW専用スピーカー交換 ブラムセット』で行っております。


シート下ウーファー交換に関してはこちらをご覧ください↓

追伸。
こちらのお客様は今回、四国からご来店いただきました!
九州以外からのご来店は久しぶりでしたし、四国からは初めてでしたのでちょっとびっくりしてしまいました。

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