本日はBMW 328i(F30)のスピーカー交換を行った作業を紹介したいと思います。
こちらのオーナー様は純正オーディオの音をもう少し良くしたいということでスピーカー交換のご相談に来店していただきました。
そしてスピーカーの試聴をオーディソン・フォーカル・ブラムと聴き比べていただき、ブラムのスピーカーを気に入っていただきましたので328iへの取り付けとなりました。
それでは作業に取りかかっていきます。
まずはスピーカー交換前のドア内張です。
BMWのノーマルオーディオはドアに10cmミッドレンジと運転席・助手席下にウーファーという構成になっておりますので、ツィーターは無いです。
こちらもノーマルオーディオですのでミラー裏のパネルはツルッとしたタイプのものが取り付けられています。
サイドミラーの部分をアップにするとこんな感じです。
今回はこちらのパネルを交換してツィーターを取り付けていきます。
先ほどの内張を取り外すと内部はこのようになっております。
まずはツィーターの取り付けから行なっていきます。
今回はミラー裏にツィーターが付いていなかったのでツィーターを取り付けることが可能なパネルを純正部品で取り寄せて、そちらへツィーターを取り付けていきます。
そして取り付けるツィーターはブラムのツィーターです。
こちらはとても小型で、純正ツィーターよりも外径が小さいので大きさを揃えるためにアクリルリングを取り付けております。
作業途中の写真がないですが、上のツィーターをパネルに組み付けて、パネルを車両に取り付けたらツィーターの取り付けは完了です。
続きましてはドア上部に取り付けられている10cmミッドレンジを交換していきます。
まずは純正スピーカーを取り外して、
スピーカー裏に吸音と拡散効果のあるレアルシルト ディフュージョンを貼り付けます!
吸音材を貼り付けたらお次はインナーバッフルの取り付けです。
防水塗料を塗っているのでわかりにくいですが、素材はバーチ積層合板を使っていますのでMDFで作ったインナーバッフルより強度がありますよ!
インナーバッフルの取り付けが終われば、スピーカーを取り付ける前にドアの制振を行います。
青くなっている部分が制振シートを貼り付けた部分となっております。
貼り付けているシートはオーディオテクニカのブチル制振材です。
ドア制振が終わったところでようやくブラムのミッドレンジを取り付けです!
ミッドレンジは全体的に黒色なのでシンプルですが、振動板がカーボンファイバーで艶がありますので光が当たった時の反射具合はイイ感じですね!
ドア側の作業がスピーカーを取り付けることが完了しましてのでお次は内張側です。
内張の制振とパッシブクロスオーバーを取り付けていきます。
まずは制振シートを貼り付ける部分を掃除してオーディオテクニカの制振シートを貼り付けます。
施工内容は部分制振となりますので共振しやすい部分を選んで貼り付けを行っています。
続きましてパッシブクロスオーバーの取り付けです。
内張の左下の部分に空間がありますのでそちらへ取り付けを行っております。
ちなみにスピーカーケーブルは純正ラインから割り出したものをパッシブまで引き回し、そしてパッシブからの出力をツィーターとミッドレンジまで引き回しております。
あとは内張をドアに組み付ければ作業完了です!
取り付けは全てドア内張内部ですので見た目に影響がなく、すっきりとしながらも音質向上しております。
ツィーター取り付け部分はパネルを交換しましたので少しだけ見た目が変わっておりますが、純正パーツですので見た目は違和感はないと思います。
特に今回はハーマンロゴ無しのパネルですのでスッキリとした見た目となっております。
最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。
と言った感じで本日はBMW 328i(F30)のドアスピーカー交換作業を紹介させていただきました。
納車の際にオーナー様からはしっかりと音が良くなったことを実感していただき、喜びの感想をいただけました(^^)
ちなみに今回は当店オリジナルセットメニューのブラムセットで施工させていただいております。
近頃のBMWでしたらほぼ全ての車両で施工可能なセットとなっておりますので、BMWにお乗りでノーマルオーディオの音質が物足りなく感じておられる方にはお勧めですよ!