本日はBMW 318d のフロントスピーカー交換をさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はお車の納車前からスピーカー交換のご相談をいただきました。
スピーカー交換でしたら実際にスピーカーを聴き比べていただくのが一番ですのでいつものように店内にてスピーカーを3種類聴き比べをしていただきました。
取り付けるスピーカーをかなり悩まれましたが、最終的にオーディソンをお選びいただきました。
それでは作業の方を紹介していきます。
まずは作業前の状態です。
スピーカーの取り付け位置ですが、以前はドアの中程の高さで、比較的車両前方よりにあったのですが近頃は少し車両後方側に寄っている車両が多いですね。
今回の318dもそんな感じで、ほぼドアの中央と言っていいような場所にミッドレンジスピーカーが取り付けられています。
そしてスピーカーグリルの透過率が少し上がったようで、以前よりもスピーカーが透けて見える感じですね。
そしてこちらのお車はツィーター無しの車両でしたのでミラー裏のパネルは穴の空いていないタイプでした。
先程の内張を取り外してドア内部の状態です。
中央に樹脂パネルが取り付けられていてサービスホールが無いタイプのドアとなっております。
各メーカーこう言ったタイプのドアが増えてきたように思いますので、この作りの方がコストを下げれるとか何かしらのメリットがあるのでしょうね。
そしてこちらが純正スピーカーとなっております。
ドアの作りなどはちょこちょと変わってきておりますが、スピーカーについては変わらず10cmで、変則の3点固定となっております。
先程のスピーカーを取り外すとこのようになります。
スピーカー背面部は以前のように穴が空いておりません。
ミッドレンジスピーカーを取り外したところでミラー裏のパネルも取り外し、まずはツィーターの取り付けから行っていきます。
先程取り外した元々のパネルとツィーターを取り付けるために用意したパネルを並べてみました。
こちらの車両の場合はスピーカーグリルのみとハーマンカードンロゴ入りと両方の設定があったのですが、オーナー様のご希望でハーマンロゴ入りを用意させていただきました。
そして早速ですが、オーディソンのツィーターを先程のパネルに取り付けました。
グリル越しですので分かりにくいですが^^; 純正位置にピッタリと取り付けができております。
先程ツィーターを取り付けたパネルをドアに取り付ければツィーター本体の取り付けは完了です。
そしてツィーターを取り付けた際に忘れてはならないのがハイパスフィルターです。
こちらをドア内部の邪魔にならないところに取り付けをさせていただきました。
これでひとまずツィーター関係はひと段落です。
お次にミッドレンジスピーカーを交換していきます。
とその前に純正と新しく取り付けるオーディソンのスピーカーを並べてみました。
オーディソンのスピーカーはBMW専用に作られていることもあると思いますが、見た目がシンプルですので純正との違いが分かりにくいですね・・・
ちなみに右側がオーディソンです。
ただ、裏側には違いがあります。
オーディソンの方がしっかりとしたマグネットが採用されていますので少し奥行きが深くなっております。
この少しの奥行きの深さが増したことが心配だったのですが、その心配が見事に的中しましてそのままの状態ではマグネットが後ろのパネルに当たってしまい取り付けが出来ませんでした。
ただ、そのままではマグネットが当たってしまいますが、少し手前に出すためのスペーサーを挟めば問題なく取り付け完了です!
そのスペーサーの写真を撮り損ねてましたが、スピーカーのフレームと同形状で作って取り付けをしております。
ミッドレンジスピーカーの交換が終わればスピーカー取り付け作業の完了です!
最後に内張を元通りに戻して、
無事に作業終了です。
ミラー裏のパネルはスピーカーグリルつきのものに交換しておりますので少し見た目は変わっておりますが、純正パーツですので違和感は無いと思います。
最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。
納車の際にオーナー様に音の変化を確認していただきましたが、しっかりと音の変化を実感していただき喜んでいただけました。
と言った感じで、本日はBMW 318d のフロントドアスピーカー交換作業を紹介させていただきました。
最後にちょっと雑談
BMWはモデルコードが『F』以前のモデルはツィーターが付いていないのが標準だったようでオーディオに不満を持たれて相談をいただくことが多かったです。
ですが、今のモデルになってからツィーター無しが標準なのは変わりないようですが、ツィーター有りを選びやすくなったようでスピーカー交換の相談が少し落ち着いているような感じでした。
とはいえ、ツィーターがあっても音に不満があると相談をいただくことがありますし、今回のようにツィーターが無い場合もあります。
オーディオの音質にいまひとつ納得ができない、もうちょっと良くしたい。と思われた方はお気軽にご相談くださいね!