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本日はトヨタ ハリアー にアンプ内蔵プロセッサーとアンプ内蔵サブウーファーを取り付けさせていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様はすでにナビ・スピーカーを交換し、サブウーファーも取り付けられている状態でした。
そこまでされていますのでこれといって大きな不満はなかったそうなのですが、今よりも音が良くなるなら、というご相談でご来店いただきました。

いくつかご提案をさせていただき、その中でアンプ内蔵プロセッサー(DSP)を取り付けることとなりました。
そして現状でシート下にサブウーファーを取り付けられていたのですが、その状態だと後部座席に座った人の足元が狭い。ということでトランクへの移設も相談いただきました。
ただ、シート下タイプのサブウーファーは出力が弱い物が多いので、トランクへ移設すると低音が弱くなってしまうことがあります。
ということでサブウーファーもトランクへ取り付けても十分な出力のなる物へ交換することになりました。

では作業に取りかかっていきたいと思います。

トヨタハリアーのバッテリーからプロセッサー用の電源を取り出す

まずはアンプ内蔵プロセッサーを取り付けるための電源をバッテリーから取り出していきます。
日本では『アンプ内蔵プロセッサー』と呼ばれることが多く、プロセッサーをメインに考えている方が多いと思います。
ですが、海外では『プロセッサー内蔵アンプ』と言われることが多く、アンプがメインと考えられているようです。
ということはしっかりとしたアンプが入っておりますので電源もしっかりと供給してあげる必要があります。
なので車内の電源から拝借するのではなく、バッテリーからダイレクトで取り出しております。
ただ、こちらのハリアーは車内への通線が大変で、色々とパネルを取り外してやっと車内へ電源ケーブルが通線出来ました^^;

トヨタハリアーのフロントドア内部

電源ケーブルが車内まで引き込めたところでお次にスピーカーケーブルを配線していきます。
今回はフロント重視でプロセッサーを取り付けていきますのでスピーカーケーブルの引き換えはフロントのみとなっております。
ということでまずはフロントドア内張を取り外しです。

トヨタハリアーのフロントドアに取り付けられているアルパインのスピーカー

ドアをあけてすでに取り付けられているスピーカーはアルパインのハリアー専用3Wayスピーカーでした。
取り付けられているスピーカーはアルパインの18cmタイプになります。

トヨタハリアーのフロントドアに取り付けられているアルパインのスピーカーを取り外し

スピーカーケーブルをつなぎかえますのでもちろんですが、一旦スピーカーを取り外します。
そしてドア内部に新しくスピーカーケーブルを引き込み、ケーブルとスピーカーと接続後は

トヨタハリアーのフロントドアに取り付けられているアルパインのスピーカー

再度スピーカーの取り付けを行ってケーブルの引き換え作業完了です。

トヨタハリアーのダッシュボード上に取り付けられているアルパインのツィーター

ドアスピーカーのケーブル引き換えが終わりましたので、お次にダッシュボード上に取り付けられているツィーターのケーブルも引き換えていきます。
取り付けられているのは3Wayスピーカーですが、アルパインの場合は高音用のツィーターとさらに高音用のスーパーツィーターで3Way構成となっています。

トヨタハリアーのダッシュボード上に取り付けられているアルパインのツィーターを取り外し

先ほどのツィーターをパネルごと取り外します。

トヨタハリアーのダッシュボード上に取り付けられているアルパインのツィーターを取り外し

そして取り外した状態がこのようになっています。
ちゃんとツィーターとスーパーツィーターに個別にパッシブクロスオーバーが取り付けられていました。
今回はプロセッサーにてクロスオーバーをかけていきますのでパッシブは不要となります。

トヨタハリアーのダッシュボード上に取り付けられているアルパインのツィーターの配線を加工

パッシブが不要となりますので取り外し後は配線を必要な長さだけ残してカットし、ギボシ端子を新しく取り付けております。

トヨタハリアーのダッシュボード上に取り付けられているアルパインのツィーターのケーブルを引き直し

ツィーター裏の配線が綺麗になったところであとは新しくスピーカーケーブルを引き回してきて接続後、ツィーターパネルを元どおり組み付けたらツィーターのケーブル引き換えも完了です。

トヨタハリアーに取り付けられていたアルパインナビ

プロセッサーから各スピーカーまでのスピーカーケーブル接続が終わりましたのでお次は既存のアルパインナビからプロセッサーへの信号を取り出します。
アルパインのナビにRCA出力がありましたのでそちらから信号を取り出し、プロセッサーまで引き回しています。

トヨタハリアーのシート下にオーディソンのプロセッサーを取り付け

配線が全てプロセッサーのところまで集まったところであとはせっせと結線作業です。
ここでやっと主役の登場ですが、今回取り付けを行うアンプ内蔵プロセッサーはイタリアブランド、オーディソンの『AP F8.9bit』です。
こちらはオーディソンのアンプ内蔵プロセッサーの中でハイパワータイプのものになります。
そして8チャンネルのアンプを内蔵し、1チャンネルRCA出力を持っていますので、フロント3Wayスピーカーで6チャンネル。リアスピーカーに2チャンネル。そしてRCA出力を使ってサブウーファーを鳴らす接続としております。

トヨタハリアーのシート下にオーディソンのプロセッサーを取り付け

ちなみに先ほどの写真は取り付け直後のシートを外した状態でしたのでプロセッサーがきちんと見える状態でしたが、シートを取り付けるとこのようになります。
この状態でシートを目一杯前に動かした状態ですので、シートを通常使用する程度まで後ろに移動させるとプロセッサーは見えない状態になります。

プロセッサーが終わったところでお次にサブウーファーを取り付けていきます。

カロッツェリアのパワードサブウーファー TSWX400DA

今回取り付けるアンプ内蔵サブウーファーはカロッツェリアの『TS-WX400DA』です。
こちらはコンパクトなサイズなのですが、トランクに取り付けてもしっかりと運転席まで低音を届けてくれるなかなかの鳴りっぷりのサブウーファーです。

カロッツェリアのパワードサブウーファー TSWX400DA

ちなみにWX400DAは近頃じわじわと人気(?)なダウンファイアリング方式のサブウーファーになっていますので振動板が下側にあります。
ダウンファイアリング方式だと低域側の再生帯域が広くなったり、音圧が稼ぎやすくなるようです。

トヨタハリアーのトランクにカロッツェリアのパワードサブウーファー TSWX400DAを取り付け

サブウーファーもプロセッサー同様に配線作業を行い、トランクへ取り付け完了です!

これにて今回ご依頼の作業は全て終わりましたので最後に今回取り付けを行った『AP F8.9bit』の音質調整機能を使ってフロント3Way + リア + サブウーファーの調整を行って納車させていただきました。

トヨタ ハリアー アンプ内蔵プロセッサーとアンプ内蔵サブウーファー取り付け

と言った感じで、本日はトヨタ ハリアー にアンプ内蔵プロセッサーとアンプ内蔵サブウーファーを取り付けさせていただいた作業を紹介させていただきました!

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