
本日は レクサス RX450h+ のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様は純正オーディオの音質では満足できなかったということでスピーカー交換のご相談をいただきました。
当初はご本人様のみでお越しだったのですが、ご家族も音楽を聴くことがお好きということで、改めてご家族でご来店いただきまして取り付けていくスピーカーを選んでいただきました。
しっかりとスピーカーの比較試聴をして吟味をしていただいた上で決定していただきました。
それでは作業を紹介していきます。

まずはドアから作業を始めさせていただきます。
こちらの車両はマークレビンソンのサウンドオプション付きということでドアの上部にもスピーカーが取り付けられていました。
ノーマルオーディオですとこちらには何もついていないです。

先程の内張を取り外すとドア内部はこのようになっております。
マークレビンソン付きは初めてですが、ドア上部にスピーカーが追加されている以外はドア内部では違いはなさそうですね。

そのドア上部に取り付けられているスピーカーがこちらになります。
おそらくダッシュボード上やセンタースピーカーなどと同じスピーカーになると思います。
いきなり余談になりますが、こちらにミッドレンジスピーカーを取り付けたくなるところですが、よくある80mmくらいのサイズでは奥行きが足りないので取り付けはほぼ不可能と思います。
ただ、近頃ちょこちょこ見かけるようになった50mmサイズであればどうにか取り付けできそうかな?と言った感じです。
今回はこちらのスピーカーは交換しませんので鳴らないようにスピーカーケーブルを外させていただきました。

今回交換していくスピーカーはドア下部のこちらのスピーカーになります。
よく見かける16cmや17センチよりも少し大きなスピーカーです。
そして少しだけ楕円形になっていました。
この緩やかな楕円形のスピーカーは珍しいですね。

交換なのでまずは取り外してすっきりとさせます。

スピーカーを取り外したところでまずはスピーカー裏の制振作業から行っていきます。
今回は部分制振ですのでスピーカーの真裏にレアルシルトを貼り付けております。

そして先程のレアルシルトの上にディフュージョンを貼り付けてスピーカー裏の制振作業は完了となります。

スピーカー裏の制振が終わったところで次はインナーバッフルです。
純正とほぼ同じ形状で作らせていただきました。
外径は大きいですが今回取り付けるスピーカーが16.5cmサイズなので空いている穴は少し小さく見えてしまいます。

インナーバッフルの取り付けが終わったらスピーカーを取り付けたいところですが、その前にスピーカー周りの部分的な制振作業です。
ということでオーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けております。

制振まで終わったところでスピーカーの取り付けです。
今回、吟味の上選んでいただいたのはドイツの人気ブランド ブラックス の グラフィックシリーズ『GL6 MK2』です。
ちょっと前にマーク2に変わりました。
見た目がほとんど同じなのでマイナーチェンジなのかな?と思っております。

仕上げにスピーカー周りにスポンジテープを貼り付けて完成です。

スピーカー取り付け後のドアはこのように仕上がりました!
あとは内張を組み付ければ、というところですがその前に内張も制振をしていきます。

まずは元々の状態です。

内張も部分制振ですので振動しやすそうな箇所を選び制振シートを貼り付けさせていただきました。

制振シートの貼り付け後は元々取り付けられていたフェルトを元通りに戻して内張の制振も完成となります。

内張を組み付けるとこのように仕上がります。
とは言っても作業は全てドア内部なので作業後の見た目変化はありません。
良いスピーカーを取り付けても見た目の変化がないのは少し寂しい気もしますが、ですが乗り降りの際にスピーカーを蹴ってしまうなどのトラブルも起きないので安心な取り付け方ともいえると思います。

お次はミッドレンジとツィーターを取り付けていきます。
ということでまずは純正のスピーカーを取り外すところから。

ダッシュボード上のカバーを取り外すと純正スピーカーが見えてきます。
ちなみにこちらはミッドレンジとツィーターが同軸上に設置されているいわゆるコアキシャルタイプのスピーカーとなっております。

まずは純正を取り外して、

ブラックス グラフィック『GL3 MK2』を取り付けです!
ちなみにこちらはちゃんとエンクロージャーを作って取り付けをさせていただいております。

ミッドレンジスピーカーを取り付け後はカバーを元に戻してその上にツィーター『GL1 MK2』を取り付けさせていただきました。
ちなみに『GL1 MK2』には置き型マウントはありません。
ですのでオリジナルでマウントを作らせていただき取り付けをさせていただいております。
これで今回のスピーカー交換作業が完了です!

最後に動作確認を行なって、純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体のバランスを整えさせていただきました。

と言った感じで本日は レクサス RX450h+ のフロントスピーカーをブラックス グラフィックシリーズの3Wayスピーカーに交換させていただいた作業を紹介させていただきました。