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本日はミニ クーパーS(F55)にフランスのブランド、ブラムのスピーカーを取り付けた作業を紹介したいと思います。

ミニのスピーカー交換ではあるのですが、近頃のミニはBMWと同じオーディオシステムとなっておりますので作業内容としましてはBMWと同じになっております。
それでは作業に取りかかっていきます。

(今回は最後に比較試聴動画あります)

ミニ_クーパーSのフロントドア内張

ドアに取り付けられているスピーカーを交換していきますのでまずはドアの内張を取り外します。
オーディオシステムがBMWと同じということもあってかミッドスピーカーの取り付け位置もBMWとほぼ同じのドア中程に取り付けられています。

ミニ_クーパーSのフロントドア内部

内張を取り外すとこのようになっています。

ミニ_クーパーSの純正スピーカー

こちらがもともと取り付けられている純正スピーカーです。
フレーム形状やコーンの素材などBMWと同じになっていますね。

ミニ_クーパーSの純正スピーカー取り外し

スピーカーを取り外すとこのようになっています。
ちょっと暗くて見にくいかもしれませんが、スピーカーの裏にウインドーレールがありました。
ここまでは純正スピーカーの取り外しですので次からは取り付け作業に入っていきます。

ミニ_クーパーSのスピーカー裏に吸音材貼り付け

スピーカーを取り付ける前にまずはスピーカー裏に吸音材を貼り付けていきます。
貼り付けているのはレアルシルト ディフュージョンです。
こちらは吸音力は少なめですが凸凹とした形状で音を拡散してくれるのでいいですね。

ミニ_クーパーSのスピーカー周りをデッドニング

スピーカー裏に吸音材を貼り終えたら次にスピーカー取り付け面の周りに制振材を貼り付けます。
見えていた鉄板部分のほとんどに貼り付けました。
制振材を貼り付けていくなら本当は全面に貼り付ける方が効果が高いですのでオススメなのですが、全面施行すると金額が上がってきますので、効果と金額のバランスをとりながらスピーカー周りを中心に鉄板部分に貼り付けております。

ミニ_クーパーS用のインナーバッフル制作

スピーカー周りの制振(デッドニング)が終われば次はスピーカーを取り付けるためのインナーバッフルを製作します。
ミニもBMWもスペースの関係上厚みのあるインナーバッフルを作ることが出来ません。
厚みがないところにいつものようにMDFでインナーバッフルを制作すると強度に不安がありますので、バーチ積層合板を使って作っています。

ミニ_クーパーSにインナーバッフル取り付け

先ほど形を切り出したインナーバッフルを黒色の防水塗料で塗り仕上げたら車両に取り付けです。
黒いところに黒いインナーバッフルを取り付けているのでわかりにくいかと思いますが(^_^;)
純正スピーカー固定穴を利用してしっかりと固定しています。

ミニ_クーパーSにブラムのスピーカー取り付け

インナーバッフルの取り付けが終わればその上にブラムのS100N24を取り付けです。
もちろん取り付け前にはスピーカーケーブルを加工して引き回しています。

ミニ_クーパーSのドア内張裏側

ブラムのスピーカーがドアに取り付け終わればドアスピーカーの交換は終わりですが、内張を組み付ける前に内張の制振を行います。

ミニ_クーパーSのドア内張をデッドニング

先ほどスピーカー周りに貼り付けたオーディオテクニカのブチル制振材と同じものをドア内張にも貼り付けています。
貼り付け場所はスピーカー周りを中心に振動しやすい場所を選び貼り付けています。
これであとは内張を組み付ければドアスピーカーの交換は終わりです。

ミニ_クーパーSのAピラー

ミニはツィーターを取り付ける純正位置はAピラー部分になります。
いつもならAピラーの純正パーツを取り寄せて取り付けるのですが、今回はワンオフ加工での取り付けをご依頼いただきました。

ミニ_クーパーSのAピラー

ということで加工しますからまずはピラーを取り外し、

ミニ_クーパーSのAピラーの表面を削る

パテの付きを良くするために表面を軽く削ります。

ブラムのツィーターを加工取り付けするためのリング

そしてピラーにツィーターをつけるために実際にツィーターを取り付けるマウント部となるリングを切り出します。

ミニ_クーパーSのAピラーにツィーターマウントリングを固定

そしてピラーを実車に取り付けて位置と角度を決めたらリングを固定します。

ミニ_クーパーSのAピラーにパテを盛る

リングの固定ができたらあとは実際に形を作るためにパテを盛ります。
写真は持って固まっただけなので凸凹ですが、

ミニ_クーパーSのAピラーにツィーターマウントを作る

削って形を整形するとなだらかで純正のラインと自然につながる形に出来上がります。
形が出来上がればあとは仕上げの生地を貼り付けて車両に組み付ければ完成です!

ミニ_クーパーSのAピラーを加工してツィーターを取り付ける

仕上がりはこのようになりました!
いかがでしょうか? 個人的にはいい感じに仕上がったと思います(^ ^)

ミニ_クーパーSのスピーカー交換作業

ちなみにドアスピーカーはインナーバッフルでの取り付けですから内張を組み付けるとスッキリとしています。
輸入車に乗られている方は見た目を変えることに抵抗がある方が多いように思いますが、これなら大丈夫ですよね!

ミニ_クーパーSの純正オーディオ

最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました!

ミニ_クーパーSにブラムのスピーカー取り付け

といった感じでミニ クーパーSにブラムのスピーカーを取り付ける作業の紹介でした!

今回の作業は『BMW専用スピーカー交換 ブラムセット』にAピラーワンオフ加工を追加していただく形でのご依頼でした

今回はスピーカー交換前と交換後の音を動画で撮影させていただきました。

追伸。

ミニのドア鉄板にロゴマーク

ドア内張内部、インナー鉄板にミニのロゴが刻印されていました!
普段は全く見えないところですけど、なんか可愛かったので撮っちゃいました(^ ^)

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