本日はポルシェ 911 のスピーカー交換とナビゲーション交換作業を紹介したいと思います。
こちらのお車はスピーカーがバリバリとビビり音がする。ということでご相談に来られました。
音を鳴らして症状を確認しましたところ、スピーカーがダメになっている感じのビビリ音でした。
原因を確定させるためには実際にドア内張を外して確認する必要はありますが、今までの経験上、ほとんどの確率でスピーカーがダメになっているとお伝えしましたところ、スピーカー交換を行うことになりました。
そして、せっかくならナビゲーションも同時に交換してほしい。ということでナビゲーションの交換とスピーカーの交換をさせていただくこととなりました。
最初にスピーカーの交換から行なっていきます。
まずは内張を取り外すところから。
ちなみにドアにスピーカーグリルが2箇所見えると思いますが、911はドアに2スピーカー、ダッシュボードにツィーターと3Way構成となっておりました。
内張を取り外すとこのようになっています。
小さい方のミッドレンジスピーカーは内張側に取り付けられていましたので内張を外すといなくなります。
そしてドアに残っている方は20cm(かな)よく見るサイズより大きなウーファーユニットがおりました。
アップで見るとこのように。
写真で見るとサイズ感分かりにくいですが、20cmがドアについているとでかいです!
この20cmウーファーを交換するのですが、取り外す前に目視点検。
やはり思っていた通り、エッジ部分が割れています。
でもビビリ音の割に亀裂が小さいな、と思っていたら取り外した後、裏からスピーカーを見たらエッジが全周剥がれていました。
こんな状態ではビビリ音が出てしまうますよね(^^;;
先ほどのスピーカーを取り外すとこのようになっております。
それではここからは新しいスピーカーを取り付けていきます。
今回取り付けるスピーカーはカロッツェリアのコアキシャルスピーカー、TSーF1740 です。
今回は音を良くするというよりはまずはビビリ音を無くす。という目的でしたので費用を抑えるためにお手頃なスピーカー、コアキシャルタイプをお選びいただきました。
そして交換するのは問題となっているウーファーユニットのみとなっております。
元々20cmスピーカーが取り付けてありましたので、そこに17cmスピーカーを取り付けるためにオリジナルでインナーバッフルを制作しました。
いつもより厚みも大きさもあるのでなんとなく贅沢仕様感が出ていますね。
そこに先ほどのコアキシャルスピーカー取り付けです。
今回はウーファーユニットのみの交換ですので純正ツィーターは鳴らします。
ですのでコアキシャルのツィーターは配線をカットして鳴らないようにしておきました。
これでドアスピーカーの交換は完了。
内張を組み付ければ見た目が変わることなく、ビビリ音が無くなりました。
スピーカー交換が終わりましたのでお次はナビゲーションの交換を行なっていきます。
まずは元々取り付けられていたカロッツェリアの楽ナビです。
だいぶ古くなってきたし、ちょっと使いにくいということでの交換となります。
新しく取り付けたナビはパナソニックの2018年モデル CN-F1XVD。
フローティングタイプの9インチナビです。
フローティングしているので通常の9インチよりモニターが近くなって画面が大きく見えるというのが特徴となっています。
そしてパナソニックのフローティングナビのもう一つの特徴がモニターが横方向に角度がつけれることです。
ですので、モニターを運転席に向けてドライバーが見やすくしたり、
助手席側を向けて助手席の人が映画などを見やすくすることが出来たりします!
ちょっとしたことですが、このちょっとが意外と画面が見やすくなってよかったですよ!
写真では撮っていないですが、もちろん上下の角度調整も出来ます!
あとは上下の高さも変えれるのでもう少し高い位置にモニターを上げたり、または逆に下に下げたりと、かなりの調整幅でした。
と言った感じで本日は ポルシェ 911 のスピーカー交換とナビゲーション交換作業の紹介でした!
追伸
最後に音の調整をさせてもらっているときに分かったのですが、911のドア20cmスピーカーはノンフェーダーでした。
フェーダーを前に動かせばもちろん鳴りますし、後ろに動かしてもなっていました。
ということは20cmはフロントのウーファーユニットというよりはサブウーファーというポジションになるようです。
ポルシェは今まで何度かスピーカー交換などをさせていただいたことがあるのですが、今まではがっつりとオーディオシステムを組んで、新しくスピーカーケーブルを引き回したり、アンプを追加したり、といった作業ばかりでしたので知りませんでした(>_<)