本日はポルシェ カレラ のスピーカー交換をさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのお車は元々、プレーヤーの調子が悪い。という内容でご相談をいただきました。
ですので軽く点検をさせていただいたところ、プレーヤーではなく接続に使用しているケーブルが悪いということが判明しました。
なので一旦プレーヤーの話は置いておいて、スピーカー交換をご依頼いただきました。
それでは早速作業に取り掛かっていきます。
まずは作業前の状態です。
ドアのデザインがちょっと懐かしい感じですね。
実はこちらのカレラは入庫時にはすでにスピーカー交換がされていました。
ですが音がいまひとつ気に入らないということと、スピーカーグリルのフレームがシルバーということが気になっておられたそうです。
ですので音質向上のためのスピーカー交換とスピーカーグリルを黒色に変更するという目的も兼ねてのご依頼となりました。
こちらが元々のスピーカーのグリルを取り外した状態になります。
ケンウッドのコアキシャルタイプ3Wayスピーカーが取り付けられていました。
何時ごろ発売されたモデルなのかはわかりませんが、エッジの部分がだいぶ白くなっているのでそれなりに年数は経過していそうですね。
ちょっと話が飛びますは、先程のスピーカーを取り外して内張を外した状態になります。
「近頃ドアからビビリ音がする」とおっしゃられていましたので今回の作業で同時に少しですが制振作業をさせていただくことになりました。
ということでまずは作業前の状態です。
内張に部分的にレアルシルトを貼り付けていきます。
この状態でも良かったのですが、内張とドア鉄板の隙間がほとんどなく、制振シートを貼り付けたことによって制振シートと鉄板があたってビビリ音を起こしても嫌ですので、
先程のレアルシルトの上に吸音シートを貼り付けさせていただきました。
吸音シートはスポンジ状ですので鉄板にあたってもビビリ音が発生しないです。
ドア内張の制振ができたところで内張をドアに組み付け、スピーカーの取り付けです。
今回はブラムのライブシリーズ コアキシャルタイプ『L165C』をお選びいただきました。
このままの状態ですと『またスピーカーの縁がシルバーじゃないか!」となりますので、
仕上げにスピーカーグリルを取り付けて完成です。
内張を完全に組み付けるとこのように仕上がりました。
少し上から見るとこんな感じです。
ブラムのエンブレムがシルバーですが見えにくいところにありますし、スピーカーグリルの淵が黒色になったということでドアの色の統一感が増した!と喜んでいただけました。
そしてプレーヤーについてですが、当初は交換しない予定でしたがやはりちょっと調子が悪いということでカロッツェリアのCDプレーヤー『DEH-970』を取り付けさせていただきました。
元々もDEH-970を取り付けられていましたので新品との入れ替えでした。
これで今回ご依頼の作業は全て完了しましたので最後に今回取り付けたDEH-970の音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。
と言った感じで本日はポルシェ カレラ のフロントスピーカー交換とメインユニット交換をさせていただいた作業の紹介でした。
最後にちょっと雑談
今回のカレラは1996年製だそうです。
26年前の車ということですね。
やはりそれなりに古さはありますがこのくらいの年式の方がポルシェらしい(?)気がするのは僕だけでしょうか?