本日はホンダ フリード+ のスピーカー交換作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はスピーカー交換をしたい。ということでご来店いただきました。
ご来店時にはある程度スピーカーの候補は決められていたのですが、一応スピーカーの試聴をしていただき、結果的に候補のスピーカーを取り付けることになりました。
それでは作業に取りかかっていきます。
まずは作業前のドアの状態です。
まだ納車されたばかり、ということでドア下部に保護シートが貼られている状態でした。
そして先ほどの内張を取り外すとこのようになっております。
近頃のホンダ車はドア内部にドーンと穴のあいた車両が多いような気がします。
そしてこちらが純正スピーカーです。
ホンダ車はスピーカーの固定が上部にボルトが1本、そして下部に爪が2箇所という少し変わった取り付け方法をされています。
この下部の爪がうっかり取り外すと折れたりするんですよね^^;
先ほどの純正スピーカーを取り外すとこのようになります。
固定方法が変わっているのでスピーカー開口も変わった形になりますね。
純正スピーカーの取り外しができたのでここから新しいスピーカーを取り付けていこうと思います。
まずはドア内部に新しくスピーカーケーブルを引き込んでいきます。
こちらのケーブルはオーディオテクニカのAT-RS110です。
ちなみに今回取り付けるスピーカーはカロッツェリアのカスタムフィットタイプの最上位『TS-V173S』です。
接続の仕方はリアスピーカーのアンプもフロントで使うバイアンプ接続で行なっていきます。
スピーカーケーブルの通線が終わったところでお次にスピーカー背面部の制振作業です。
まずはレアルシルトのハイグレードバージョン『匠』を貼り付けます。
そしてその上にレアルシルトの吸音・拡散材 ディフュージョンを貼り付ければスピーカー背面部の制振・吸音作業完了です。
お次はスピーカーを取り付ける鉄板部、インナーパネルの制振です。
今回はサービスホール部 スタンダード制振で行いましたので大きく開いた穴の部分(サービスホール)をレアルシルトのスタンダードバージョンで塞いでおります。
そしてレアルシルトの縁を押さえるようにオーディオテクニカのブチル系制振材を貼り付けております。
これで今回のドア制振作業は完了です。
ドア制振が終わりましたので最後にスピーカーの取り付けです。
今回はオーナー様が前に乗られていたお車に取り付けようと購入されていたカロッツェリアの鉄製インナーバッフルをお持ちいただきました。
その鉄製インナーバッフルをドアにがっちり固定し、その上にV173Sのウーファーを固定しております。
スピーカー取り付け後はインナーバッフルに付属している遮音スポンジを貼り付けてドアスピーカー交換作業完了です!
最後に内張を組み付ければ見た目は変わらずとも音質向上しております!
ドアの作業が終わりましたのでお次はツィーターの取り付けです。
ツィーターは今回はAピラー部に取り付けさせていただきました。
ダッシュボードに取り付ける方法が一般的ですが、フリードのダッシュボードは少し変則的な形をしておりますし、小物入れがありましたので思い切ってAピラーへと取り付けさせていただいております。
結果的には取り付け場所としてはとても良い場所になりました。
ちなみに左側はこのような感じ。
厳密に言えばガラスにかぶっていますが、ほんの少しですので視界の邪魔をすることもないと思います。
これにてスピーカー交換作業は完了しましたので最後に取り付けられていたケンウッドのナビに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。
ケンウッドのナビにはマルチ接続用のクロスオーバーは内蔵されていませんのでデジタルマルチ接続はできないのですが、今回のようにバイアンプ接続対応のスピーカーでバイアンプ接続を行なった際にはタイムアライメント機能を各スピーカーに使うことが出来るようになります。
結果としてかなり定位感や左右のバランスを整えることが出来ますよ。
そういう意味ではこの組み合わせはすごく良かったと思います。
納車の際にはオーナー様に音の仕上がりを確認していただきましたが、仕上がりに喜んでいただけました(^^)
と言った感じで本日はホンダ フリード+ のフロントスピーカー交換作業の紹介でした。