本日はトヨタ プリウス(50系)のスピーカー交換を行った作業を紹介いたします。
50系のプリウスはメーカーからスピーカー交換をしないでください。という話があるようで、ディーラーはもちろんのこと、量販店でもスピーカー交換を断られたそうです。
そこでスピーカー交換してくれる店を探して当店にご来店いただきました。
メーカーはスピーカー交換ダメ!と言いますが、交換しても問題は出ておりませんのでスピーカー交換を行うことができますよ!
ということで早速作業に取り掛かっていきます。
スピーカー交換ですのでまずは内張りを取り外します。
そうすると現れるのが純正スピーカーです。
多くの車種では内張りを外すと大きな穴とそこから雨水が侵入してこないようにビニールが取り付けられています。
ですが、プリウスは大きな穴はあるものの、樹脂パネルで塞がれています。
ちょっとしたことですが、パネルで穴が塞がれているのは好感が持てますね(^-^)
内張りを取り外して現れた純正スピーカーです。
こちらを交換してきますので、リベットを取り除いてスピーカーを取り外していきます。
スピーカー取り外せばもちろんですが何もないです。
今回は「デッドニングって効果あるの?ちょっとだけ試してみたいんだけど!」といことで、
お試しとしてこんなのはどうでしょうか?とご提案させていただいたのは、カロッツェリアから発売されていますデッドニングキットです。
今回はこちらを使って施工させていただくことになりました。
ちなみに写真に写っている材料が片ドア分です。
ということで、スピーカーが外れていますからまずはスピーカー裏側に制振と吸音の効果があるマルチファンクションマットと呼ばれるスポンジを貼り付けます。
スピーカーの裏側はこのスポンジのみですので、
次にスピーカーを取り付けるためのインナーバッフルを取り付けてしまいます。
今回はカロッツェリアのスピーカーを取り付けますので、同社のインナーバッフルを使用します。
インナーバッフルの取り付けが終われば再びデッドニングキット作業です。
本来カロッツェリアのデッドニングキットは車種ごとに施工例が記載されているのですが、50プリウスは対応していませんでしたので施工例は無し。
ということで、オリジナル施工させていただきました。
サービスホールを塞いでいる樹脂パネルを中心に、あとはスピーカー周辺に貼り付けております。
デッドニングキットには鉄板部分だけでなく内張り分も入っていますので、内張り側も制振シートを貼り付けていきます。
内張りも施工例は記載されていないのでオリジナルで施工。
と言いましてもポイント制振材が4枚ほどですので、共振しやすい場所を選び貼り付けております。
これでドアスピーカーを取り付ける準備が整いましたのでスピーカーの登場です。
今回取り付けるスピーカーはカロッツェリアのトヨタ車用カスタムフィットスピーカー TS−C1736S です。
こちらのミッドバスは通常の17cmと同じなのですが、ツィーターがトヨタ車のダッシュボードにツィーターがある車種にジャストフィットするように作られています。
ということで、先ほど取り付けたインナーバッフルにミッドバスを取り付けて、
その上からデッドニングキットに付属しているスピーカー周りの遮音スポンジを貼り付けてドアの作業は完了です。
お次にツィーター交換に取り掛かります。
ツィーターはダッシュボード奥のカバーの中に取り付けられていますので、まずはカバーを取り外します。
カバーを外せば純正ツィーターの登場です。
ツィーターが顔を出せばあとはダッシュボードから取り外して、
新しく取り付けるカロッツェリアのツィーターと並べて比較してみました。
純正はコーンタイプのツィータですので振動板が大きいですが、カロッツェリアはドームとコーンの中間のような形をしており、純正より一回り振動板が小さいです。
ツィーターの取り付けはトヨタ車専用に作られていますので、純正のボルトを使ってそのまま取り付けが可能です。
ガチッと固定もできますし、見た目を変えることなく高音質化できるのでいいですよね!
あとはカバーを元どおりに組み付ければツィーターの交換も終了。
そして、スピーカー交換作業は完了です。
あとはスピーカーケーブルの配線作業を少し行っていきます。
今回のプリウスは当店にご来店前にすでに運転席下にカロッツェリアの外部アンプが取り付けられていて、
助手席下にはパワードサブウーファーが取り付けられていました。
今回はこちらのユニットを利用しながらスピーカーを鳴らしていく予定です。
ですが、実際にアンプの接続を確認しているとおかしなことになっておりました^^;
ということで、接続を正しく直して、スピーカーケーブルを接続しております。
これで全ての作業が終わりましたので、
最後にメインユニットであるサイバーナビの音質調整機能を使って全体の音の調整です。
ちなみに今回はせっかくのサイバーナビですので、マルチ接続に変更しフロント2Way+サブウーファーシステムに変更しております。
今回の作業はドアスピーカーはインナーバッフル、
ツィーターは純正位置取り付けでしたので
作業後は見た目が変わることなくスッキリ!でもスピーカーが変わった上にマルチ接続に変更しておりますので、定位もはっきりとした音に変わっておりますよ。
といった感じでトヨタ プリウス(50系)のスピーカー交換作業の紹介でした!
追伸。
50プリウスのスピーカーは今回紹介したように交換可能です。
そして、今の所起きな問題が起きたという話も聞いておりませんので問題ないです。
ただ、メーカーがダメ!と言っている作業を行いますので、スピーカーに関するメーカー保証などは受けれなくなると思います。
スピーカー交換をご検討中の方はそういった点をご理解の上で行いましょうね(^-^)