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本日はトヨタ クラウン にアンプ内蔵DSPの取り付けとサブウーファー交換をさせていただいた作業を紹介いたします。

こちらのお車は以前、フロントスピーカーを交換させていただいたお車になります。
その時のブログはこちら↓

当初はスピーカー交換でもいいかな、ということでスピーカー交換をさせていただく予定だったのですが、作業日に「やっぱりDSPも取り付けたい!」と追加のご依頼をいただいておりました。
ですが、スピーカー交換と同時に施工するには商品の取り寄せもありますし、スケジュールの都合もありまして、DSPに関してはまた日を改めさせていただくようにさせていただきました。

また、DSPを取り付けるとなると色々なことができるようになる分、選ぶこと考えることが多いです。
なので日を改めていただいてできた時間にじっくりと説明をさせていただき、内容を吟味していただき、決定していただきました。

それでは作業を紹介していきます。

クラウンのトランクにヘリックスのアンプ内蔵DSPを取り付け

早速ですが、アンプ内蔵DSP取り付け完了です!
DSPの取り付けはひたすら配線作業なので紹介するところが少ないです^^;
今回お選びいただいたのはドイツブランド ヘリックスの『V EIGHT DSP MK2』です。
こちらは8チャンネルのアンプを内蔵しているユニットになります。
なので前回取り付けをさせていただいたカロッツェリア TS-Z900PRS の3Wayユニットを全て個別のチャンネルで接続をしております。
後はリアスピーカーもDSPでコントロールしながら鳴らしたいということでリアも接続しております。
なのでフロント3Wayで6チャンネルとリアの2チャンネルを合わせて8チャンネルとなっております。

クラウンのトランクにヘリックスのアンプ内蔵DSPを取り付け

後はDSPのお隣にカロッツェリアの『PRS-D800』を取り付けさせていただきました。
先ほどの『V EIGHT DSP MK2』は8チャンネルアンプ内蔵とお伝えしましたが、DSPのコントロールできるチャンネル数は10チャンネルあります。
少しややこしい話ですが、結果的には2チャンネルアンプを用意してRCAケーブルを接続すれば追加で2チャンネル追加できると言うことです。

なので2チャンネルアンプの『PRS-D800』を追加することで合計で10チャンネル音声信号を出力できるようになります。
この追加された2チャンネルでセンタースピーカーとサブウーファーを鳴らすように接続しております。

これでひとまずアンプ内蔵DSPと追加アンプの取り付けが完了です。

お次がサブウーファーの交換です。

トヨタクラウンのリアトレーサブウーファー

クラウンの場合はサウンドオプション付きだとリアトレーの部分にサブウーファーが設置されています。
こちらのサブウーファーをそのまま利用する方法もあるのですが、せっかくここまでやったのであればサブウーファーもグレートアップさせたい!というオーナー様の強いご希望でサブウーファーも交換することになりました。
ただ、このリアトレーのサブウーファーはなかなか候補が難しいです^^;

トヨタクラウンのリアトレーサブウーファー

リアトレー用のサブウーファーの候補が難しいのは1つ目が取り付け可能なサイズになります。
純正リアトレーサブウーファーはもちろん車種によりますが20cmサイズのものが多いです。
なので新しく取り付けるサブウーファーは20cm以下が都合が良くなります。
カーオーディオのサブウーファーは25cmが一番豊富で20cm以下となりますと少し種類が減ります。
そして2つ目の難しい点はサブウーファー背面にあります。
リアトレーサブウーファーの場合はほとんどのケースが背面がボックスなどになっておらず、フリーになっています。
こう言ったタイプをフリーエアータイプとか言いますが、近頃はこのフリーエアーに対応のサブウーファーがほぼないです。(僕の把握している範囲ではないです)
となるとボックスを作る必要があります。
このボックスを作るとなるとそれなりの大きさになりますのでリアトレーに設置するのが難しくなってきます。
じゃあボックス作って、トランクに設置すればいいじゃん、となりますが、クラウンのようなセダンのトランクにサブウーファーを設置するとリアシートが邪魔になり、思ったほど車内に音が入ってこないことが多いです。

こんな感じの理由からセダンのリアトレーサブウーファーは候補が難しくなってきます^^;

なので最終的にご提案させていただいたのは、小口径サブウーファーでボックスサイズが小さく済むものをリアトレーに吊るす形で設置する。です。

トヨタクラウンのリアトレーのデッドニング

と言うことでリアトレーにサブウーファーを設置する作業です。
リアトレーにサブウーファーを設置するならリアトレーの制振がおすすめとなりますので、急遽ご提案させていただき施工することになりました。

トヨタクラウンのリアトレーのデッドニング

まずは純正のフェルトを取り外します。

トヨタクラウンのリアトレーのデッドニング

すっきりとしたところで制振シートの貼り付けです。
いつものオーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けです。

トヨタクラウンのリアトレーのデッドニング

貼り付けた後はフェルトを元に戻して制振作業は完了です。
後はサブウーファーを取り付けるボックスを制作です。

トヨタクラウンのリアトレーにフォーカルのサブウーファーを取り付け

いきなりですが、サブウーファーの取り付け完了です!
今回はフランスブランド フォーカルから新発売された K2パワーMシリーズのサブウーファー『SUB 5 KM』を採用していただきました。
こちらは145mmサイズなのでとても小ぶりなサブウーファーです。
なのでボックス容量も4〜6リットルと小さく抑えることが可能です。

トヨタクラウンのリアトレーにフォーカルのサブウーファーを取り付け

小ぶりと言ってもトレーに吊るす形で設置するとそれなりのサイズ感に見えます^^;
ですが、床面に設置しているわけではないのでトランクは使いやすいと思います。

ちなみに気になる音の方ですが、
小ぶりなサブウーファーなので超低音は苦手です。
そして振動板が小さいので音量も大きくは出しずらいです。
ですが、スピード感がありますのでフロントウーファーとのギャップが少なく、音の調和がとりやすいです!
結果、違和感の少ない音に仕上げることができます。
ドンドン、ズンズン鳴らしたい方には全く向かないですが、音質よく低音を補強したい方にはおすすめですね!
今後、セダンでサブウーファーをリアトレーに設置したい方にはおすすめしたいユニットです。

と言った感じで今回の主だった作業は完了です!
後は細かな(?)ところとしてウォークマンの信号をDSPにデジタルで送るようにしたいと言うことで、有線接続用にUSBケーブルの追加とDSPにUSB入力を追加するオプション、そして無線でBluetoothでも接続できるように、とのことでしたのでオーディソンの『B-CON』も取り付けさせていただきました。
正直、B-CONを取り付けると音質よく無線接続できるようになりますので有線接続は使わなくなると思います。そのことをお伝えしても両方あった方が安心。と言う強いご希望でしたので両方対応できるようにさせていただきました。

トヨタ クラウン アンプ内蔵DSPの取り付けとサブウーファー交換

全ての作業が終わったところで最後に今回取り付けたDSPをパソコンと接続して音質調整をさせていただきました。
その際にも、お一人で乗られている際のフロント重視、音質重視設定と、後ろにも乗車された際のフロント、リアの設定、そしておまけに純正オーディオで再生している際の設定と作らせていただきました。

ちなみに追加料金をいただきましたら今回のように複数パターンの音質調整させていただくことも可能ですのでDSPを取り付ける際にいくつかパターンをご希望の方は事前にお伝えくださいね!

と言った感じで本日は トヨタ クラウン にヘリックスのアンプ内蔵DSPの取り付けと、リアトレーのサブウーファーをフォーカルの小型サブウーファーに交換させていただいた作業を紹介いたしました。

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