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本日はトヨタ クラウン のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様は今のオーディオでもそれなりに満足はされているということでしたが、スピーカーを変えたりしたらもっと良くなるのなら興味がある!ということでご相談をいただきました。
ということでスピーカー交換だけに限らず、色々な選択肢を含めてお話をさせていただいた結果、今回はフロントスピーカーの交換をさせていただくことになりました。

それでは作業を紹介していきます。

トヨタクラウンのフロントドア内張

まずは作業前の状態です。

トヨタクラウンのフロントドア内部

先ほどの内張を取り外すとドア内部はこのようになっております。
樹脂パネルでサービスホールが塞がれている最近のトヨタ車!って感じです。

トヨタクラウンのフロントドアスピーカー

そしてスピーカーはこのような感じです。
写真だと分かりにくいですが、よく見かけるスピーカーよりも大きなサイズです。
トヨタのカタログでは18cmとなっています。
そして振動板は丸型なのですが、フレームは少しオーバル型になっています。
あとは振動板にちょっと珍しい感じのリブが入っていますね。

トヨタクラウンのフロントドアスピーカーを取り外し

とはいえ、こちらのスピーカーを交換しますのでまずは取り外します。
フレームがオーバル型なのでスピーカーを取り外した開口部もオーバル型ですね。

スピーカーの取り外しが終わったところでここから取り付け作業を行なっていきます。

QA020299トヨタクラウンのフロントドア内部にスピーカーケーブルを通線

まずはスピーカーケーブルをドア内部に通していきます。
元々ドア内部にスピーカーケーブルを引き込む予定だったのですが、お車をお預かりする日に「今後DSPも取り付けたい」とオーナー様のご希望がありましたので、相談の結果、今後のDSP取り付けを見据えてケーブルを長めにさせていただきました。
こうすることでDSPやアンプを取り付ける際にスピーカーケーブルを引き直したり、継ぎ足したり、といったことがなくなります。

QA020299トヨタクラウンのフロントドアスピーカー裏をデッドニング

次にスピーカー背面部の部分的な制振作業です。
まずはいつものようにレアルシルトを貼り付けます。

QA020299トヨタクラウンのフロントドアスピーカー裏をデッドニング

そしてその上にレアルシルトの拡散・吸音材 ディフュージョンを貼り付けてスピーカー背面部の制振作業が完了です。
ちなみにいつもと貼り付けている量は同じなのですが、スピーカー開口部が大きいといつもより量が少なく見えてしまいますね^^;

QA020299トヨタクラウンのフロントドアにオリジナルインナーバッフル

スピーカー背面部の作業が終わりましたので次にスピーカーを取り付ける際の土台となるインナーバッフルを取り付けます。
カロッツェリアなどで対応品があれば良かったのですが、今までのスピーカーと若干形状が違うため対応品がありませんでした。
なのでオリジナルでインナーバッフルを制作・取り付けしております。

QA020299トヨタクラウンのフロントドアをデッドニング

インナーバッフルの取り付けが完了したところで次にスピーカーを取り付ける鉄板部分の制振です。
今回はサービスホール部分の施工でしたのでサービスホールを塞いでいる樹脂パネルに対しての施工とプラスαでスピーカー近くにも少し貼り付けております。

QA020299トヨタクラウンのフロントドアにカロッツェリアのスピーカーを取り付け

ここまでの作業でスピーカーを取り付ける準備が整いましたのでいよいよスピーカーの取り付けです。
今回はカロッツェリアの『TS-Z900PRS』をお選びいただきました!

これでドア内部の作業が完了ですので、

QA020299トヨタクラウンのフロントドアにカロッツェリアのスピーカーを取り付け

内張を組み付けてドアでの作業が完了です。
スピーカーは変わりましたが、見て目は変わらずシンプル取り付けです。

ドアでの作業が終わりましたので次にハイレンジユニットの取り付けです。

QA020299トヨタクラウンのダッシュボード上のツィーター

今回は純正位置へ取り付けます。
ということでダッシュボード上の純正位置です。

QA020299トヨタクラウンのダッシュボード上のツィーター

ダッシュボードのカバーを取り外すとスピーカーが見えてきます。
こちらの車両はトヨタプレミアムサウンドシステム車両ですのでダッシュボード上のスピーカーは9cmスコーカーと2.5cmツィーターのコアキシャルタイプとなっています。

QA020299トヨタクラウンのダッシュボード上のツィーターを取り外し

取り外すとこのようになります。

QA020299トヨタクラウンのダッシュボード上のツィーターを取り外し

取り外したところでTS-Z900PRSのハイレンジユニットと並べてみました。
少し余談になりますが、施工前にカタログで調べた範囲ではレクサスのスピーカーと同じと思っていたのですが、取り外してみると少し違う感じ。
なんでかなと思い調べるとクラウンのプレミアムサウンドはデンソーテンが作ってるみたいですね。
レクサスはパイオニアだったと思いますので違うわけですね。

といった余談がさておき、スピーカー自体のサイズは純正とZ900PRSはほとんど同じサイズになります。
とはいえ、Z900PRSには取り付けのための耳?の部分がありませんので、

トヨタクラウンのダッシュボード上にカロッツェリアのスピーカーを取り付け

ほぼ同じ形状にするためのプレートを制作し、取り付けました。
これで純正位置にすっきり取り付けが可能となります。

トヨタクラウンのダッシュボード上にカロッツェリアのスピーカーを取り付け

実際に車両に取り付けるとこのような感じになります。

トヨタクラウンのダッシュボード上にカロッツェリアのスピーカーを取り付け

最後にカバーを取り付ければ見た目が変わることなくダッシュボード上のスピーカーも交換完了です!

これで今回ご依頼の作業は全て完了となりますので、

トヨタクラウンのオーディオ音質調整

最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能とTS-Z900PRS のパッシブクロスオーバーに内蔵されているアッテネーターを使って全体のバランスを整えて納車させていただきました。

トヨタ クラウン(クロスオーバー) フロントスピーカー交換

といった感じで本日は トヨタ クラウン(クロスオーバー)のフロントスピーカーをカロッツェリアのTS-Z900PRS に交換させていただいた作業を紹介いたしました。

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