カーオーディオ基礎講座 第13回

こちらのページではカーオーディオ基礎講座といった形でカーオーディオの基礎知識や用語解説などを行っております。
カーオーディオは専門用語が多く、分かりにくいことが多いと思います。
そういった分かりにくいことや、これからカーオーディオを始めようと思っておられる方が疑問に思うことなどを出来るだけ分かりやすくお伝えしていこうと思っています。
分かりやすくお伝えすることを目指していますので厳密にはちょっと違うところもあるかと思いますが、まずは大きなイメージをつかんでいただきたいと思っておりますので、そういう気持ちで見ていただけたら幸いです。

それでは早速始めていきましょう!

2wayセパレートスピーカーのユニット構成と名称

2wayセパレートスピーカー

カーオーディオ 基礎講座 第13回目のテーマは『2wayセパレートスピーカーのユニット構成と名称』についてです。

カーオーディオの場合、スピーカーを交換しようとした時に主にコアキシャルタイプとセパレートタイプのどちらかがあります。
そのセパレートタイプのスピーカーセットのユニット構成と、そのユニットの名称、あとは役割について簡単にお伝えします。

まずはドアに取り付けるスピーカー

ウーファーユニット

いきなりですが、まずは2Wayスピーカーセットの中に入っているドアに取り付けるタイプのスピーカーについてお伝えします。
このドアに取り付けるタイプのスピーカーには色々な呼ばれ方があるので少しややこしいのですが、その呼ばれ方の代表的なものが、『ウーファー』『ミッドスピーカー』『ミッドバス』『ミッドウーファー』『ミッドロー』などの呼ばれ方があります。
ちなみに上記の写真に写っているのはカロッツェリアのスピーカーですが、カロッツェリアの場合はドアに取り付けるタイプのスピーカーを『ウーファー』と呼んでいます。

サブウーファーについて

ここでちょっと話が逸れますが、「ウーファー」と言うと低音を再生する「サブウーファー」と間違えやすいかと思いますが、低音を再生するウーファーは『サブウーファー』と言います。
ウーファーユニットで鳴らすことが出来ない低音を鳴らすことが役割ですのでウーファーの補助と言うことで『サブ』が付くようです。
ですので区別の仕方としては『サブ』が付くのか、付かないのか、と言うところで判断してもらうようになります。

ウーファーの役割

先ほどは名称についてお伝えしてましたが、次にウーファーの役割・鳴らしている音域ですが、ウーファーは低音から中音くらいまでを担当して鳴らしています。
具体的に何Hzから何Hzまで鳴らす。と言うのはメーカーなどによって変わりますのでおよそ低音から中音までと思ってもらっていたら間違いないです。

次はダッシュボードなどに取り付けるスピーカーです

ツィーターユニット

ウーファーの次にお伝えするのは小さいスピーカー、『ツィーター』です。
ツィーターはウーファーに比べると小型で、主に高音を担当して鳴らしているスピーカーです。

ちなみにカロッツェリアのカスタムフィットスピーカーは比較的簡単に取り付けが出来るように設計されていますので、ツィーターの下に専用のマウントが取り付けられていて、ダッシュボード上などに簡単に取り付けが出来るようになっています。

ウーファーとツィーターで2wayスピーカーです

2wayセパレートスピーカーはこのウーファーとツィーターで低音から高音まで幅広い音域の音を鳴らしています。

もう1つ重要なユニットがあります

パッシブクロスオーバーネットワーク

2wayセパレートスピーカーにはスピーカーの他にもう一つ重要なユニットがあります。
それが『パッシブクロスオーバーネットワーク』です。
こちらもいくつか呼ばれ方があるのですが、『パッシブ』だったり『ネットワーク』だったり呼ばれています。
ウーファーの場合とは少し違ってどの呼び方もパッシブクロスオーバーネットワークの略称といった感じです。

こちらのパッシブクロスオーバーネットワークはなんの役割があるのかと言いますと、ウーファーとツィーターに最適な信号を流すために信号の分配をしています。
ですので簡単に言ってしまえば『分配器』と言うことになります。

この分配をもう少し詳しくお伝えしますと

例えばツィーターの場合、高音を鳴らすことが主な役割で、得意な音域です。
この高音を鳴らすことに特化させるための構造となっていますので、中低音の信号が入力されると壊れてしまうことがあります。
なのでツィーターが壊れないように中低音の信号をカットして高音だけの状態にしてツィーターに送り出す、ということをしています。
あとはツィーターは中低音が入力されると壊れてしまう他に、高音が濁ってしまったり、高音がしっかりとならなくなってしまうことがあります。
ですので得意な役割に集中させてあげるためにもパッシブクロスオーバーネットワークで信号の分配を行ってあげる感じです。

あとはウーファーに対しても同じようなことがありまして、ウーファーは中低音を鳴らすことが得意で、高音はあまり綺麗な音で鳴らすことが出来ません。
綺麗な音を鳴らすことが出来ないのにウーファーに高音の信号が入力されると濁った高音がウーファーから発せられてしまい、ツィーターから出ている綺麗な高音の邪魔をしてしまうことがあります。
そうならないようにウーファーヘは高音をカットした信号を作り出して送り出してあげる必要があります。

パッシブクロスオーバーネットワークも重要なユニットです

上記にようにウーファーやツィーターにとって最適な信号、バランスよく音を鳴らせる信号に分配をして送り出してあげるのがパッシブクロスオーバーネットワークの役割となります。

2wayセパレートスピーカーの主なユニット構成は上記の3つとなります。

その他にも細かな付属品がついてくることもありますが、その付属品はメーカーによって違ったりしますし、主なものは3つのユニットとなっております。

今回は非常に基本的なところ『2wayセパレートスピーカーのユニット構成と名称』あとはそれらの役割についてでした。
初めてスピーカーを変えようかなと思う方にとっては名称や役割はわからないことだと思いましたので改めてお伝えいたしました。

あとはウーファーやツィーターはスピーカーユニットですので音を鳴らすことが役割だと言うことは想像しやすいでしょうが、パッシブクロスオーバーネットワークはイメージがしにくいユニットになると思います。(初めてスピーカー交換をする方とカタログを見ながらお話をさせていただくとこの箱なんですか?と聞かれることがありました)

すでにご存知の方からすると「なんだそんなことか」と言ったことだとは思いますが、おさらいと言うことで(^ ^)

今回のようにカーオーディオの基本的なことや用語解説などを行っておりますので、少しでもタメになったなと思っていただけた方はまた次回も見てくださいね!

動画もあります

文字を読み込んでいくことが苦手な方のために動画も用意しております。
ただ内容としましてはほとんど同じことをお伝えしております。

内容は上記でお伝えしている内容とほとんど同じとなっており、動画ではあるものの「観る」というよりは「聞く」という感じになっております。

第12回 内蔵アンプと外部アンプの特徴とメリット・デメリット

オーディオはスピーカーから音を鳴らすためにアンプが必要になります。
カーオーディオの場合そのアンプが「内蔵アンプと外部アンプ」の二種類あります。
それぞれの違いとメリット・デメリットをお伝えしていきます。

第12回はこちら

第14回 サブウーファーを3タイプに分けて特徴と選び方

サブウーファーの種類を大きく3タイプに分けてその3タイプの特徴をお伝えしながら「どういった方」に「どういったタイプのサブウーファーが合うのか」というのを大まかではありますがお伝えしております。

第14回はこちら

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