カーオーディオ基礎講座 第32回

こちらのページではカーオーディオ基礎講座といった形でカーオーディオの基礎知識や用語解説などを行っております。
カーオーディオは専門用語が多く、分かりにくいことが多いと思います。
そういった分かりにくいことや、これからカーオーディオを始めようと思っておられる方が疑問に思うことなどを出来るだけ分かりやすくお伝えしていこうと思っています。
分かりやすくお伝えすることを目指していますので厳密にはちょっと違うところもあるかと思いますが、まずは大きなイメージをつかんでいただきたいと思っておりますので、そういう気持ちで見ていただけたら幸いです。

それでは早速始めていきましょう!

良い音とは?

『良い音』とは?

今回は『良い音』についてお伝えしていこうと思います。

『良い音』についてお伝えしていきます、と言ってしまうとちょっと堅苦しいと言うか、偉そうなことをお伝えするような感じになってしまうんですが、どちらかというと雑談みたいな感じでお伝えしていこうと思います。

『良い音』カーオーディオだと『正解の音』なんて言ったりすることもあるんですが、「こういう音が良い音ですよ」とか「こんな音を目指しましょう」とかそういう内容ではないです。
『良い音』についての考え方、みたいなところをお伝えできたらいいかなと思っています。

『音の正解』とは?

ご来店いただくお客様からは「どういう音が正解なんですか?」と聞かれることがあったりしますし、あとは他のショップの方と話してると「正解ってなんだろうね」と言われる方もおられたりします。
『正解』について考えると難しいところもあるのですが、僕なりに『正解』とは2つあるんじゃないかとは考えています。
あくまで僕の主観になるんで、これが絶対だとか、こうですよ!と言うつもりはないですが。

1つ目の正解は『録音・編集現場』

1つが『その音楽を録音したスタジオ、または録音した音楽を編集するときのスタジオ、その環境』が正解だと思ってます。

というのが、録音や編集をした後 その音源を配信したり、CDなどにして皆さんのもとにその音源が届きます。
そして、その音源を再生する環境というの録音や編集をしたスタジオの環境とは違った環境になりますので絶対に音が変わってしまいます。

なのでよく「HiFi」とか「忠実な再生」なんて言われることもあるんですけど、どれだけ頑張ってもやはり『そのスタジオで鳴ってる音そのまま』というのは作れないと思ってます。

その『スタジオに限りなく近づける』ということはできると思うんですが、『全く一緒』というのはそのスタジオにしか存在しないんじゃないんかなと、もっと極端なこと言えばその瞬間しかないかもしれないです。

まぁそこまで言ってしまうととても極端になっちゃうんで^^;
録音しているスタジオ、編集しているスタジオ、その現場がオーディオ再生の1つの正解だと思ってます。

2つ目の正解は『好きな音』

そしてもう1つの正解が『好きな音』だと思っています。

というのが全く同じ音源だったとしても、人によって『その音源をどういう風に聴きたいのか』というのは違うと思っています。
その曲を例えば明るい感じで聴きたいのか、それともちょっと暗めな感じで聴きたいのか、落ち着いた感じで聴きたいのか、と言った感じでちょっとずつその曲に求めるものが違うと思ってます。

こういうところは料理や食べ物と一緒じゃないでしょうか。
あるお店のラーメンがあったとして(ラーメンで例えるのも変かもしれませんが)提供してもらったそのままの状態を食べるのが一番だ!と言う方もいれば、そこにちょっと薬味を入れるのが一番だ!とか、熱々で食べるのが一番だ!という方もいれば、もしかしたらちょっと冷めたぐらいが美味しいんだよね、と言われる方もいるかもしれません。

それは何が1番と言うよりは食べる人がそれが1番だと思ってたらそれでいいんじゃないかと思ってます。

食べ物も音楽も趣味や楽しみだと思います。(食べ物は食べないと生きていけないと言うのはありますが、食を楽しむと言う意味では趣味だと思います)
もちろん『良い音』や『美味しい食べ物』の定義はある程度あるとは思うんですけど、そんなことよりもやはり自分が聴いていて1番心地が良いとか満足できる音や音質が2つ目の『正解の音』になるのではないかと個人的には考えています。

『正解の音』から『良い音』考えると

と言った感じで個人的に考える『正解の音』を踏まえた上で『良い音』を考えると、

個人個人の『感じ方や好みの音』というのでいいんじゃないかな、それが『良い音』なのではないかな と思います。

なぜこんな話を?

なぜこんなことをお伝えしようかと思ったかといいますと、冒頭でもお伝えしましたように、お客様で「どの音が良い音なんですか?」とか「どう言う音が良い音なんですか?」というふうに聞かれることがあります。
それはもちろんオーディオとしてはこういう音が『良い音』と言われてますよ。というのはあったりはしますが、そこでその『良い音』を押し付けたりするのも違うと思いますし、その『良い音』で音楽を聴くことが楽しめないこともあると思います。

ですので、そんな一般的に言われている『良い音』に縛られるわけではなく、楽しんでいただければな、と。
「肩の荷が下りる」と言うと大袈裟かもしれませんが、楽しむことが一番だと思うので気軽に考えてもらうのがいいんじゃないかな、ということをお伝えしたかったからです。

あなたにとっても『良い音』を探してください

ということで『良い音』というのは 個人個人が一番楽しい音。1番聴いていて心地良い音。というのが『良い音』ではないかと思います。

なので10人いれば10通り正解がある。100人いれば100通りの正解があるぐらいの感じでいいと思いますし、個人個人の中にある『良い音だ』と思う極めて主観的な音が『良い音』ということでいいと思います。

あくまで音楽を・聴く楽しむというのは趣味なので、その趣味の範囲は自分の好き勝手に判断していいんじゃないかな、と思います。
他人が「これは良い音じゃないよ」と言われても自分が本当に『良い音』だと思えるのならそれでいいと思います。

おしまい。

はい、と言った感じで今回は『良い音』について僕の個人的ですごく主観的な考えをお伝えさせていただきました。

普段はカーオーディオの基礎的な知識だったり用語解説みたいなことをお伝えしております。
今回の内容が面白かったなと思われた方はまた次回も見ていただけると嬉しいです( ^ω^ )

文字を読み込んでいくことが苦手な方のために動画も用意しております。
(内容は当ページとほとんど同じとなっております)

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