カーオーディオ基礎講座 第30回

こちらのページではカーオーディオ基礎講座といった形でカーオーディオの基礎知識や用語解説などを行っております。
カーオーディオは専門用語が多く、分かりにくいことが多いと思います。
そういった分かりにくいことや、これからカーオーディオを始めようと思っておられる方が疑問に思うことなどを出来るだけ分かりやすくお伝えしていこうと思っています。
分かりやすくお伝えすることを目指していますので厳密にはちょっと違うところもあるかと思いますが、まずは大きなイメージをつかんでいただきたいと思っておりますので、そういう気持ちで見ていただけたら幸いです。

それでは早速始めていきましょう!

3Wayスピーカーならではのメリット

今回は3Wayスピーカーを車に取り付けた時のメリットについてお伝えしていこうと思います。

これまで3Wayスピーカーの理屈的なところだったり、なぜ3Wayなったのか、というところをお伝えさせていただきましたが、今回は実際に車につけた時の3Wayのメリット、もちろん2Wayもよい音がするのですが、2Wayでは難しいところ、3Wayだから鳴らせる音、そういったメリットを僕が普段感じていることになりますが、お伝えしていきます。

3Wayのメリット

まずは2Wayではなかなか難しいな、3Wayだからこそ、というポイントですが、僕が感じているのは主に3つあります。

1.左右のバランス

2.音の密度感

3.エネルギー感

この3つが3Wayスピーカーのメリットだと感じています。

それでは1つずつメリットに感じている理由をお伝えしていきます。

1.左右のバランス

まず1つ目の左右のバランスについてですが、
左右のバランスとはなんのことかな?と思われたかもしれませんが、これは特に中音のバランスになります。

音には指向性というものがありまして、低音は音が広がりやすく、高音になるほど音が広がりにくく、まっすぐ進んで行く特性があるといわれています。
そして2Wayの場合はドアスピーカーが主に低音から中音まで鳴らしているのですが、中音までくるとだいぶ音の指向性が強くなり、音が広がりにくくなっています。
右ハンドル車の話になりますが、左側のスピーカーは直線上から運転席がそれほどはずれていないので中音は比較的聴こえやすいのですが、右側のスピーカーは直線上からだいぶはずれたところに運転席があるので中音が聴こえにくくなっています。
この左側は聴こえやすいのに右側は聴こえにくい状態では中音の左右バランスが崩れてしまっています。
これが2Wayの欠点となります。

それに対して3Wayの場合は(ミッドレンジの取り付け場所にもよりますが)指向性を加味した取り付け方をしたり、左右のミッドレンジスピーカーレベル(音量)を調整することで中音の左右バランスを整えることが可能です。
結果として3Wayの方が中音の左右バランスがとれた音。
低音から高音まで左右バランスの整った再生がしやすくなります。

これは定位感(例えばボーカルがセンターにいるような感覚)にも大きく影響します。
具体的には中音の左右バランスが悪くなっていると低音や高音と中音の位置関係がずれたりする現象が起きます。
3Wayスピーカーは左右バランスが低音から高音まで整えやすいので結果として定位感の改善にもつながります。

最初にお伝えすることもあり、この左右バランスが整いやすいことが3Wayを車に取り付けた際の1番のメリットではないかと思っています。

2.音の密度感

次に2つ目の音の密度感についてですが、
2Wayも3Wayも低音から高音まで鳴らしてることは一緒なんですが、フルレンジ帯域を2つのユニットでまかなっているのか、3つのユニットでまかなっているのかで音の密度感が変わってきます。

この音の密度感というのは表現が難しいのですが、スピーカーが得意な帯域に集中してる3Wayの方が一つ一つの音の密度が高くなります。
もう少し具体的にお伝えすると、2Wayの場合だとどうしてもボーカル帯域あたりの音が薄くなりやすいです。
3Wayの方がボーカルがぐっと前に出てきたり、低音から高音まで密度感のある音が鳴らしやすいということがあります。

この密度間に関しても2Wayではちょっと難しいな、3Wayの方が圧倒的に出しやすいな、と感じています。

3.エネルギー感

最後、3つ目のエネルギー感についてですが、
密度感と近い感じの話にはなりますが、ドアスピーカーが低音から中音まで広い帯域をカバーしてると、音のエネルギーが低音と中音に分散してしまう感じになります。
そうすると低音のエネルギー感が薄くなったり、中音のエネルギー感が薄くなったり、ということがあります。
これが3Wayスピーカーになると中音はミッドレンジが担当する事になるのでドアスピーカーは低音に集中出来るようになり、ミッドレンジは中音に集中することが出来るようになります。
そうすることで個々(低音・中音)のエネルギー感が高まり、音の厚みだったり密度がある音を鳴らせるようになります。

「2Wayスピーカーで音の厚みや密度感が欲しいならしっかりと厚みや密度感のある音が鳴らせる外部アンプを繋げればいいじゃないか!?」という考え方もあります。
ですが、それを言ってしまうとそのアンプを3Wayスピーカーに繋げたらもっと厚みや密度感がある音が鳴らせる。という話にもなってしまいますので、同条件で比べた時に2Wayより3Wayの方がエネルギー感については圧倒的にメリットがあると感じてます。

どんな人に3Wayがオススメ?

3Wayスピーカーにはこのような3つのメリットがありますので、3Wayスピーカーをつけた方が良い方、3Wayスピーカーがオススメな方というのは、この三つの要素を望んでいる方、もしくは目指したい方になると思います。

後々3Way!

もちろん2Wayスピーカーから始めて、そこからもうちょっと密度感だったり音のエネルギー感が欲しいな、あるいはボーカルと低音の位置関係、定位感を整えたいな、と感じた時にミッドレンジを追加して3Wayスピーカーへシステムアップする。という選択肢の良いと思います。

後々の場合は見越せていると楽ですよ

ただその時に2Wayスピーカーを取り外して新たに3Wayスピーカーを取り付けると費用が大きくかかってしまいますので、3Wayにするかもしれない、という方は3Wayスピーカーへの発展性のある2Wayスピーカーを選んでまずは2Wayから始めてみるという方法もありだと思います。
スピーカーを選ぶ際にそこまで見越して選ぶのはちょっと難しいとは思いますが、そういう選び方もあります。

参考になりましたか?

今回は2Wayと比べて3Wayのメリットについてお伝えさせていただきました。
ただ、今回のメリットは僕が普段感じているメリットですので、もしかすると全ての方が同じメリットを感じられないかもしれませんが、2Wayスピーカーにするのか、3Wayスピーカーにするのかを選ぶ際の何かしらの参考になれば幸いです。

今回の話が面白かったな、参考になったなと思われた方はまた次回も見ていただけると嬉しいです(^^)

動画もあります

文字を読み込んでいくことが苦手な方のために動画も用意しております。
内容はほとんど同じとなっておりますので、文字でも動画でもどちらでもどうぞ( ^ω^ )

第29回 フルレンジ・2Way・3Wayスピーカーの特徴を比較

前回はフルレンジスピーカーから始まってその弱点を克服する形で2Way、3Wayと発展していったとお伝えしましたが、各構成(フルレンジ・2Way・3Way)で良いところ・得意なところがあったり、逆に苦手な所があったりしますので、その得意・不得意を改めてお伝えしていきます。

第29回はこちら

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