BMW X3 の純正オーディオに不満をお持ちになられてる方が
当店オリジナルのBMW専用スピーカー交換セットをご覧になられたそうで
ご来店いただきました!
ですので今回はスピーカー交換セットでの取付です。
最近のBMWはスピーカー構成、サイズが特殊なため
内装の加工無しで見た目を変えずに取り付けが出来るスピーカーはかなり限られます。
ですので今回はその限られた選択肢の中でも人気のフォーカルのスピーカーを採用している
セットでの取り付けとなりました。
ということで作業をちょっとずつ紹介いたします。
まずはドアスピーカー交換ですので内張りを外します。
そして、ドアの制振作業やスピーカーケーブルを追加しなければならないので
純正の防水カバーを一度剥がし、作業をしやすくします。
作業がしやすくなったところでスピーカーの裏にレアルシルトの吸音、拡散剤のディフュージョンを貼り付け、
スピーカーの取り付け土台となるインナーバッフルを、強度が高いカバ積層合板を使ってオリジナルで製作します。
ちなみに黒くなっているのは防水と制振の効果がある特殊な塗料を塗って仕上げているからです。
オリジナルで作ったインナーバッフルを車両に取り付けて、
スピーカーの周りをオーディオテクニカのブチル系制振剤、AT7450で制振します。
ここまで出来たら、
スピーカーを取り付けます。
スピーカーの取り付けの前にツィーターとミッドレンジの再生帯域を分割するために
パッシブネットワークを干渉しないところに取り付けています。
スピーカーまで取り付けたら今度は内張側も部分的に制振材を貼り付け、
ミッドレンジ周辺の作業はこれで完了です!
ちなみに内張は共振しやすい場所を選んで制振材を貼り付けています。
いつもならことの次にサイドミラー裏の三角パネル部分にツィーターを取り付けるのですが、
現行のX3(F25)にはBMWオーディオオプションのハーマンカードンなどの
設定が無いそうで、サイドミラー裏パネル部のツィーター取り付けパネルがパーツとして存在しないそうす。
ですので今回はミラー裏のパネル部分にツィーターのマウントを製作して
ツィーターを取り付けることとなりました!
ということで完成するとこのようになりました!
マウントをパネルの上に製作して取り付けるのでツィーターが表に出てくるようになりますので
見た目が変わってしまいますが、できるだけ自然に、違和感なく、でも音は良くなるようにと
製作をさせていただきました。
ドアの上部のスピーカーはインナーバッフルで取り付けておりますので
内張を組み付ければ見た目の変化はなくスッキリです。
見た目は変わらずとも音は変わっていますのでご安心を♪
最後は音の調整なのですが、今回はスピーカーの交換のみですので
メインユニットは純正のまま。
ですができる限りの調整と、パッシブネットワーク部でツィーターの位相とレベルの調整は行っております。
納車時にはお客さまにはスピーカーを替えるだけでもこんなに変わるんですね!と驚いていただき、
臨場感が増しましたと喜んでいただけました。
BMWの純正オーディオに不満をお持ちの方、スピーカーを交換するだけでも音質改善、
特にモゴモゴと曇った感じが解消できますので、お気軽に相談してください^_^
ちなみに、プロセッサーの追加もするとさらなる高音質で音楽を楽しくことが出来るようになりますよ♪