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本日はBMWアルピナ XD3 のオーディオ取り付け作業を紹介したいと思います。
今回の作業はフロントスピーカー、リアスピーカー、センタースピーカー交換とアンプ内蔵プロセッサー取り付け、そしてデジタルトランスポートD/Aコンバーター取り付けと、たくさんの作業をさせていただきました。
ですので写真がたくさんあります。
いつもの感じで紹介していますととても長くなってしまいそうですので^^;
写真を中心として少しライトめで紹介していこうと思います!

それでは作業にとりかかります。

BMWアルピナ_フロントドア内張り

まずはフロントスピーカーの交換から行なっていきます。
ちなみに今回のスピーカー交換の内容はBMW専用スピーカー交換『ブラムセット』となっております。

BMWアルピナ_フロントドア内部

内張を取り外すとこのようになっております。
こちらのXD3はモデルコードが『G01』なのですが、モデルコード『G』がつくお車は今回が初めてでした(たしか)
今までのモデルコード『F』シリーズはドア内部はサービスホール(大きな穴)が開いており、防水のビニールが貼られていたのですが、今回は樹脂パネルで塞がれていました。
ちょうどマツダ車のような感じになっております(比べると申し訳ないかもしれませんが^^;)

BMWアルピナ_フロントドア純正スピーカー

こちらが純正スピーカーです。
基本的には『G』シリーズになってもスピーカーは同じですが、今回はオーディオシステムがHiFiオーディオシステムでしたのでアンプからの入力カプラーとツィーターへの出力カプラーが接続されています。

BMWアルピナ_フロントドア純正スピーカー取り外し

先ほどの純正スピーカーを取り外すとこのようになっております。
それではこれからスピーカー取り付け作業を行なっていきます。

BMWアルピナのフロントドアスピーカー裏側に吸音材を貼り付け

まずは吸音材を貼り付けていきます。
いつもならレアルシルトのディフュージョンを貼り付けるのですが、今回はオーディオテクニカの吸音材、AT7570R を貼り付けております。

BMWアルピナのフロントドアにバーチオリジナルインナーバッフル取り付け

スピーカー裏に吸音材を貼り付けたらお次はインナーバッフルの取り付けです。
BMWのスピーカー取り付けはドアの構造上あまり厚みのあるインナーバッフルを作ることが出来ません。
厚みがないのにいつものようにMDFでインナーバッフルを作ると強度に不安が出ますので、ブラムセットではバーチ積層合板を使って強度のあるインナーバッフルを作っています。

BMWアルピナのフロントドアをデッドニング

インナーバッフルの取り付けが終われば次はインナーパネルの制振(デッドニング)を行います。
今回はドアの大半が樹脂パネルとなっておりましたのでその樹脂パネルを全体的に制振するイメージで制振シートを貼り付けております。
ちなみに貼り付けているのはオーディオテクニカのAT-AQ450 です。

BMWアルピナのフロントドアをデッドニング完成

純正で吸音フェルトが取り付けられていましたので制振後はそのフェルトを元に戻しております。

BMWアルピナのフロントドア内張をデッドニング

ドア制振インナーパネルの次は内張も制振していきます。
まずは純正のフェルトを取り除いて、綺麗に脱脂します。

BMWアルピナのフロントドア内張をデッドニング

そして先ほどと同じくオーディオテクニカの制振シートを貼り付けております。

BMWアルピナのフロントドア内張をデッドニング完成

そして最後は純正の吸音フェルトを元に戻します。
インナーパネルの方はグレーの吸音フェルトでしたが、内張側は白いフェルトでした。
この素材の違いも何かしら狙ったものがあるのでしょうね。

BMWアルピナのフロントドアスピーカー用のパッシブクロスオーバー取り付け

内張の制振が終わったところでパッシブクロスオーバーを取り付けます。
ここで気がついた方はブラムに詳しい方ですね!
と言うのが、今回のロットからBMW用スピーカーのパッシブクロスオーバーがモデルチェンジしました!
今まではツィーター用のハイパスフィルターのみでしたが、今回からツィーター用のハイパスフィルターとミッドレンジ用のローパスフィルターに変わりました!
そしてケースに内蔵されるようになっております。
そのパッシブクロスオーバーを内張の空いたスペースへ取り付けです。

あとはツィーターとミッドレンジまでのスピーカーケーブルを引き回してミッドレンジスピーカーを取り付け!なのですが、なんとフロントミッドレンジを取り付けた写真を取り損ねてました(>_<)
決してやましいことがあるから写真がないとかではないですよ(^^;)
うっかり撮り忘れか、うっかり消してしまったようです。

BMWアルピナの純正ツィーターとブラムのツィーター

気を取り直してお次にツィーターの交換です。
左側に写っているのが純正ツィーター、右側が新たに取り付けるブラムのツィーターです。
今回の純正ツィーターはいつもとちょっと違うツィーターでした。
今まではフレームに合わせて大きなドームツィーターでしたが、今回はだいぶ小さい振動板になっていました。
大きさを測っていないですが、19mmくらいだったでしょうか?

BMWアルピナのミラー裏パネルにブラムのツィーター取り付け

先ほどのブラムのツィーターをミラー裏のパネルに組み付けました。
ツィーターの裏側を見ても面白くないでしょうが^^;
こんな感じに取り付けを行っております。

BMWアルピナXD3のフロントドアスピーカー交換

フロントスピーカー交換、デッドニング作業と終わりましたので内張とパネルを元どおり組み付ければフロントドアの作業は完了です!
今回は全てパネル内の取り付けですので見た目を変えることなくスッキリとした取り付けです。


BMWアルピナXD3のリアドアスピーカー交換

フロントドアスピーカー交換が終わりましたのでお次はリアドアのスピーカーを交換していきます。

BMWアルピナXD3のリアドア内部

リアドア内部はこのようになっています。
フロントドアと同様に樹脂パネルでサービスホールが塞がれていました。

BMWアルピナXD3のリアドアスピーカー取り外し

リアドアもフロントと同じスピーカーが取り付けられていましたのでそちらを取り外しております。

BMWアルピナXD3のリアドアスピーカー裏に吸音材貼り付け

リアスピーカーもフロントと同様の取り付けを行っていきますので、まずはスピーカー裏に吸音材を貼り付けたいと思います。
上の写真は貼り付け前。

BMWアルピナのリアドアスピーカー裏側に吸音材を貼り付け

吸音材を貼り付けるとこのようになります。

BMWアルピナのリアドアにバーチオリジナルインナーバッフル取り付け

吸音材を貼り付けた後はフロントと同じくバーチ積層合板で作ったインナーバッフルを取り付けです。

BMWアルピナのリアドア内部にある吸音フェルト取り外し

インナーバッフルの取り付けが終わったところでお次にドアインナーパネルの制振です。
フロントと同じく吸音フェルトがありましたので取り外して、

BMWアルピナのリアドアをデッドニング

脱脂後にオーディオテクニカの制振シートを貼り付けです。
こちらもフロント同様、樹脂パネルを全体的に制振しております。

BMWアルピナのリアドアツィーター

インナーパネルの制振が終わりましたので次に内張を制振しようかと思ったのですが、リアツィーターは内張に取り付けられていますので制振の前に純正ツィーターを取り外したいと思います。

BMWアルピナのリアドアツィーター

内張を裏返すとこんな感じでツィーターが取り付けられています。

BMWアルピナのリアドア純正ツィーターとブラムのツィーター

せっかく純正ツィーターを取り外したので、またブラムのツィーターと並べてみました。
と言ってもフロントとリアは同じツィーターでしたので代わり映えしないですが^^;

BMWアルピナのリアドア内張をデッドニング

純正ツィーターを取り外したところで内張の制振作業を行います。
フロントと同じく白い吸音フェルトを取り外し、

BMWアルピナのリアドア内張をデッドニング

綺麗に脱脂を行なってからオーディオテクニカの制振シートを貼り付けです。
振動しやすい場所を選んで貼り付けているつもりですが、リアドアの方が面積が小さいですのでほぼ全面に貼り付けができました。

BMWアルピナのリアドアスピーカー用のパッシブクロスオーバー取り付け

内張の制振作業が終わったところでパッシブクロスオーバーの取り付けです。
フロントドアとは少し場所が違いますが、ちょうど良い場所がありましたので取り付けをしております。

BMWアルピナのリアドア上部にブラムのツィーター取り付け

パッシブクロスオーバーの取り付けが終わりましたのでお次はツィーターを取り付けていきます。
先ほど純正ツィーターを取り外したところに新たにブラムのツィーターを取り付けです。
ブラムのツィーターは純正ツィーターより一回り小さいですが、アタッチメントリングを取り付けてピッタリ、かつスッキリと取り付けが出来ております。

BMWアルピナのリアドアにブラムのミッドレンジスピーカー取り付け

ツィーターの取り付けまで終わりましたので最後にミッドレンジスピーカーの取り付けです。
フロントは取り損ねていましたが、リアはしっかりと撮れていましたよ!

BMWアルピナのリアドアにブラムのミッドレンジスピーカー取り付け

ちょっと下がってリアドア全体を写すとこのようになっております。
これにてリアドアのスピーカー交換も終わりましたので後は内張を組み付ければ完成です!


BMWアルピナXD3のセンタースピーカー交換

フロント、リアスピーカーと交換が終わりましたので最後にセンタースピーカーを交換です。
まずはダッシュボードにあるセンタースピーカーのグリルを取り外します。
そうするとセンターのミッドレンジとツィーターが現れましたね!

BMWアルピナXD3のセンタースピーカー取り外し

こちらのスピーカーを交換していきますのでもちろん取り外します。
ちなみに写真はミッドレンジとツィーターと取り外した後にスピーカーのマウント部も取り外しております。

BMWアルピナXD3の純正センタースピーカーとブラムのスピーカー

取り外した純正センタースピーカーとブラムのスピーカーを並べました。
センタースピーカーもフロントやリアとほとんど同じつくりなのですが、実は少しだけフレーム形状が違います。
振動板サイズは同じですが、センタースピーカーは少しだけフレームが小さいものになっています。
実はこのフレームサイズ、ブラムのフレームサイズと同じなのです。
なのでセンタースピーカーはほぼ無加工、アタッチメントなしでブラムのミッドレンジが取り付け可能となっております。

BMWアルピナXD3のセンターにブラムのスピーカー取り付け

実際に取り付けるとこのようになります!
純正と同じく綺麗に取り付けが出来ておりますよ。
ただ、新しいパッシブクロスオーバーが大きいのでそちらの取り付けが少し大変でした^_^;

BMWアルピナXD3のセンターにブラムのスピーカー取り付け

後はグリルを取り付ければ見た目を変えることなくスッキリ取り付けです。

これでシート下ウーファーをのぞいて全てのスピーカーがブラムのスピーカーに変わりました!
全部ブラムになるといつもよりなんとなく達成感がありますね(^^)


BMWアルピナXD3にマッチのプロセッサーを取り付け

スピーカー交換が全て終わりましたのでお次はプロセッサーの取り付けを行っていきます。
今回はドイツのブランド マッチのUP 7BMW をお選びいただきました。
こちらのプロセッサーはBMWのオプションコード676のHiFiサウンドシステム専用のプロセッサーになります。
オプションコード676のHiFiサウンドシステムであればカプラーオンで取り付けが出来るものになります。
今回のXD3はカタログに適合は載っていなかったのですが、オプションコード676ということでしたのでトランクにあるアンプの接続カプラーも確認させていただいたら同じカプラー形状、ということでおそらく取り付けが出来るのではないか、ということで決まりました。

BMWアルピナXD3のトランクサイドにマッチのプロセッサーを取り付け

それでは取り付けです。
まずは純正アンプを取り外すところからですが、XD3は左サイドに純正アンプが取り付けられています。

BMWアルピナXD3のトランクサイドにマッチのプロセッサーを取り付け

写真中央に写っているシルバーのユニットがアンプになります。
おそらく取り付け出来ると思います。とは言ったものの、やはり心配になりましたのでカプラー内の配線配列を確認してみたところ、配列が違う(>_<)
配列が違うだけならと思い配列を入れ替えて接続しようかとも思ったのですが、さらに見ると配線本数も違う。。。
無理をすれば取り付けも可能だったかもしれませんが、無理をしても良いことはないのでここはアンプ入れ替えを断念させてもらい、純正アンプを残したままプロセッサーを取り付けさせていただきました。

BMWアルピナXD3のトランクサイドにマッチのプロセッサーを取り付け

純正アンプの上部にちょうど良いスペースがありましたのでそちらへ取り付けです。
両面テープでしっかりと固定はしておりますが、それだけでは少し不安でしたのでタイラップでさらに固定してガッチリ取り付けました。
純正アンプを介してはいますが、基本的なところには全く問題なくプロセッサーの取り付けも完了です!

BMWアルピナXD3にオーディオテクニカのデジタルトランスポーター取り付け

これでスピーカー交換とプロセッサー取り付けが終わったのですが、最後にもう1ユニット。
オーディオテクニカのデジタルトランスポートD/Aコンバーターです。
オーナー様はハイレゾ対応のDAPをお持ちということでそちらも再生できるように取り付けご依頼いただきました。

オーディオテクニカのデジタルトランスポート

ユニットを箱から出すとこんな感じです。
見た目は四角い黒い箱です。
そして意外と薄くて小さいユニットになります。

BMWアルピナXD3のシート下にオーディオテクニカのデジタルトランスポーター取り付け

こちらのユニットを今回は助手席シート下に取り付けました。
BMWはシート下スペースが少ないことが多いのでトランクに取り付けなければいけないかと思ってましたが、意外とXD3はスペースがありましたのでシート下への取り付けとなっております。
ちなみにケーブルは、DAPからトランスポートまでがゾノトーンのUSBケーブル。
トランスポートからプロセッサーまでがスープラの光ケーブルとなっております。

BMWアルピナXD3にプロセッサーのリモコン取り付け

そしてデジタルトランスポートを取り付けると必要になるのがプロセッサーのリモコンです。
こちらがないとDAPで再生する音楽のボリュームコントロールが出来なくなってしまいます^^;
こちらのリモコンを今回はセンターパネルの下。シフトノブの奥と言ったほうがいいのでしょうか?
そちらへ取り付けさせていただきました。
リモコンは見えないところに取り付けたほうがスッキリしますが、見えるところでないと操作がしにくくなってしまうので見た目と操作感のバランスでいつも悩みます。

これでやっと取り付け予定のユニット全て取り付けが終わりましたので最後に取り付け確認、動作確認を行ってマッチのプロセッサーによる音質調整を行って完成です!

BMWアルピナXD3のオーディオ取り付け作業

今回はスピーカー交換からプロセッサー取り付け、そしてデジタルトランスポートユニットまで取り付けを行いました。
色々なユニットがグレードアップすることで音質向上効果は大きくなっておりますのでオーナー様にも音が綺麗になったと喜んでいただけました。

今回は一気に紹介させていただきましたのでとても長くなってしまいましたが、BMWアルピナ XD3 のオーディオ取り付け作業の紹介でした!

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