本日はBMW X2のスピーカー交換作業を紹介したいと思います。
こちらのオーナー様は以前3シリーズに乗られていた時もブラムのスピーカーに交換をさせていただいていたのですが、今回お車の乗り換えということで新しくスピーカー交換のご依頼をいただきました。
以前のブラムも気に入っておられたのですが、車が変わるから違うスピーカーにしてみたいということで、今回はオーナー様の希望でビーウィズから発売されていますBMW専用スピーカーセット『LFC-BMF30a』を取り付けさせていただくことになりました。
それでは早速作業に取り掛かります。
まずはドア内張です。
スピーカーを交換していくためにこちらを取り外していきます。
内張を取り外すとこのようになっています。
内張を取り外す前からわかっていることではありますが、いつものBMWと同様にミッドレンジスピーカーがドアの上部の方に取り付けられていました。
もう少しスピーカーに近寄ってみるとこんな感じ。
そのスピーカーを取り外しとこのようになります。
こちらのX2はスピーカーを取り外すと樹脂製の土台がドアに残るタイプでした。
BMWはほとんど同じ取り付け方をされていますが、スピーカーが鉄板に直付けされているタイプと今回のように樹脂製の土台があるタイプの2種類あります。
純正のスピーカーを取り外したところでスピーカー裏に吸音材を貼り付けていきます。
いつもならレアルシルトのディフュージョンを貼り付けるのですが、今回はオーディオテクニカのAT7570Rを貼り付けました。
ディフュージョンでもよかったのですが、今回取り付けるビーウィズのスピーカーにはAT7570Rの方が相性が良さそうでしたので変更しております。
スピーカー裏に吸音材の貼り付けが終わったところで次にツィーターの取り付けの方にいきます。
今回はサイドミラー裏側のパネル部分にツィーターを取り付けるのですが、元々のパネルにはツィーターを取り付けるスペースがありませんので、ツィーター取り付けスペースのあるハーマンのパネルを取り寄せております。
基本的な形状は全て同じなのですが、ツィーターを取り付ける部分がメッシュとなって、ハーマンのロゴがついています。
そのパネルの中に新たにビーウィズのツィーターを取り付けていきます。
ビーウィズのツィーターはケースを分解するとグリルが取り外せて振動板がむき出しの状態にすることができます。
取り付けるときに純正のグリルメッシュがあるのでツィーターグリルは無い方が音質的に良いのですが、作業中は振動板がむき出しだと怖いです(^_^;)
あとはツィーターを先ほどのパネルに組み付けて車両にパネルを取り付ければひとまずツィーターの取り付けは完了です。
ツィーターの取り付けが終わったところでミッドレンジスピーカーの取り付けに戻ります。
まずはせっかくですので純正スピーカーとビーウィズのスピーカーを並べてみました。
純正は10cmスピーカーなのに対してビーウィズは8.8cmですので並べるとビーウィズは一回り小さいですね。
ちなみにビーウィズの周りが茶色なのはアルミ製インナーバッフルです。
BMW取り付けキットに付属している専用品になります。
実際に車両に取り付けるとこのようになります。
白色コーンのスピーカーは少ないですので目立つというか映えますよね!
スピーカー取り付けと同時にスピーカー周りの制振とオリジナルのパッシブネットワークも取り付けております。
ちなみにパッシブはこのようになっています。
基盤に組み付けるのではなく、ケーブルライン上でフィルター回路が組まれています。
見た目は少しさみしいかもしれませんがこちらの方が不要な接点を減らすことができますし、取り付けもやりやすいので助かります。
スピーカーの取り付けが終わりましたのであとは内張を組み付ければ完成なのですが、その前に内張裏側の制振も行います。
制振材を貼り付ける前にまずは純正の吸音材に一時避難してもらいます。
そして貼り付け部の脱脂を行なって、
オーディオテクニカの制振材をしっかりと圧着します。
その上からスピーカーキットに付属してくるフォーカルのデッドニングシートもポイント貼りしています。
フォーカルのデッドニングシートは黒色なので、目立たないです。
間違え探しみたいになってますね^^;
これで内張を元通り組み付けて完成です。
ドアスピーカーの交換は終わりましたが、最後にセンタースピーカーの交換です。
BMW専用スピーカーセット『LFC-BMF30a』はセンタースピーカーもセットになっていますので交換してきます。
ダッシュボード上のスピーカーグリルを取り外すとセンタースピーカーが現れます。
X2のセンタースピーカーはツィーター有りのパターンもあるようなのですが、今回のX2はツィーター無しのミッドレンジのみでした。
せっかくですのでこちらも純正スピーカーとビーウィズを並べてみました。
センタースピーカーは同じに10cmスピーカーなのですが、フレームが細いタイプのスピーカーがついていました。
それに対してビーウィズはセンタースピーカーもドアと同じく8.8cmとなっております。
その8.8cmスピーカーに純正位置に取り付けが可能となるように専用のインナーバッフルを装着します。
インナーバッフルを装着して再度並べてみるとフレームがほぼ同じ形状となりましたね。
ドアスピーカーの時は表側だけでしたが、こちらは裏側も並べてみました。
振動板のサイズはビーウィズの方が小さかったですが、マグネットサイズは明らかにビーウィズの方が大きいですね!
そしてダッシュボード上に取り付けるとこのようになります。
専用キットになりますので流石に綺麗に取り付けが可能です。
これにて今回のスピーカー交換作業が全て終わりました!
ドアのミッドレンジは純正位置の取り付けですので見た目の変化は無し。
サイドミラー裏はパネルを交換しての取り付けとなっておりますので多少の見た目の変化はありますが、純正オプションのパネルを使っておりますので見た目は純正のままです。
ただ、よくみるとビーウィズの白色振動板が透けて見えるので純正とはちょっと違うかもしれません。
それでもちらっと見えてる方がスピーカーが変わっている実感があるのでいいですよね(^ ^)
センタースピーカーも純正グリルの中での交換ですから見た目が変わることなくすっきりと取り付けが完了しております。
今回のビーウィズのBMW専用スピーカーキットは初めて取り付けを行いましたが、ミッドレンジが純正よりも口径が小さくなっている分ミッドレンジからの低音は少なくなりましたが、全体的にキレが良く明るい音色に変わりました!
フォーカルやブラム、オーディソンもいいけど、他と違うスピーカーがつけてみたい方はいいかもしれませんね。
といった感じで本日は BMW X2 のスピーカー交換作業の紹介でした!
最後に、
今回の作業はオーナー様のご希望で、僕の友人ユーチューバー『ソーヘイ』さんに取材という形で動画にしてもらいました!
最後に純正スピーカーとビーウィズのスピーカーの比較試聴音源もついてますのでよかったら見てくださいね(^ ^)