
本日は 日産 クリッパーリオ のフロントスピーカー交換とルーフに対する静音作業をさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はオーディオと静音作業をしっかりとやってみたい!ということでご相談にお越しいただきました。
ご希望の内容を伺って、おすすめの内容の紹介などをさせていただき見積もりをさせていただきました。
ですが、さすがに全てを希望通りに行ってしまうと予算をちょっとオーバーしてしまったそうで、スピーカー交換とルーフの静音作業をご依頼いただきました。
それでは作業を紹介していきます。

まずはルーフの静音作業から始めていきます。
ということでいきなりですがルーフ内装を取り外して鉄板が見える状態にしたところです。
ここから制振シートの貼り付けを行なっていくのですが、その前に鉄板の脱脂(掃除)を行います。

まずは制振シートの貼り付けです。
しっかりと全面に貼り付けをさせていただきました。

その制振シートの上に吸音シートの貼り付けです!
わかりにくいですが、一番前の部分だけは1グレード使用材料のグレードをあげて施工をさせていただいております。
これで施工は完了なのであとは元通りに内装を戻してルーフの静音作業の完了です!
ちなみにルーフの静音作業ですが、効果としては雨の日の雨音が小さくなります!
小さくなるというと正確ではないかもしれないですが、鉄板に雨粒が当たると鉄板が響いて嫌な音を出します。
なのですが、制振シートを貼り付けて振動を抑制することで嫌な響きがほとんどなくなります。
結果として雨音が小さくなったように感じられます。
さらに吸音シートを貼り付けることでさらに車内に音が入り込みにくくなりますのでより静かになるのです。
あとは吸音シートはスポンジ状なので空気の層を持っています。
この空気の層があることで断熱効果もあります。
夏場は断熱より遮熱の方が効果的ですが、冬場に関しては断熱効果によって車内の熱が逃げにくくなりますので快適さが増すと思います。
あとはあえて欠点を挙げると、重量が増加します。
そして車両の一番高い位置が重くなりますのでカーブで車体の傾きが大きくなる可能性もあります。
とはいえ、致命的なレベルではないと思います。
これで静音作業が完了しましたので次はスピーカー交換を行なっていきます。

まずはドアから作業を始めていきます。
ということで作業前のドアの状態です。

内張を外すとドア内部はこのようになっております。
ほぼ全面に防水シートが貼り付けられていますね。

こちらが交換していく純正スピーカーになります。
クリッパーリオは日産社ですが、OEMということでベースはスズキなんですね。
スピーカーがスズキ純正と同じでした。

先程のスピーカーを取り外すとこのようになります。

ここからがスピーカーを取り付ける作業となりますが、まずはスピーカーケーブルをドア内部に通していきます。
今回はオーディオテクニカのAT-RS110をドア内部に引き入れております。

次はスピーカー裏の部分的な制振です。
まずはレアルシルトを貼り付け、圧着をして、

仕上げに音の拡散と吸音効果のあるディフュージョンを貼り付けてスピーカー裏の制振作業が完了です。

スピーカー裏が終わったところでインナーバッフルの取り付けです。
今回はカロッツェリアの鉄製インナーバッフルをお選びいただきました。

インナーバッフルの取り付けが終わったらスピーカーの取り付けです。
今回はカロッツェリアの『TS-C1640S』をお選びいただきました。

仕上げにスピーカー周りにスポンジテープを貼り付けてスピーカー取り付け完成です!

作業後のドア内部はこのように仕上がりました。
個別で写真を撮り忘れておりましたが、スピーカーが取り付けられている鉄板部分はサービスホールを塞ぐ形の制振作業をさせていただいております。
この作業を行うことでスピーカー裏の音が表側(車内側)に回り込みにくくなりますので、音の打ち消し合いが少なくなりますし、音の輪郭がすっきりとしやすくなります。

最後に内張を組み付けて完成です!
見た目は変わっておりませんが、制振作業も行っておりますしスピーカーも変わってだいぶグレードアップしております。

お次はツィーターの交換でうs。
今回は純正位置への取り付けをご希望されましたのでまずはダッシュボード上にある純正ツィーターを取り外していきます。

取り外すとぽっかりと穴が開きます。
先程の純正パネルを使用してツィーターを取り付ける方法もありますが、今回は

カロッツェリアのツィーター取り付けキットをお選びいただきました。
ですので見た目は少し変わりますが純正位置に取り付けです。
補足になりますが、純正のパネルはツィーターが上向になります。
対してカロッツェリアのパネルは少し膨らんだ形状にしている分、中でツィーターが少し角度がつけられています。
そして表のネット部分も純正よりも透過率が良さそうなネットになっております。
ですので、純正パネルを使用するより音はよくなりそうですね。
(と言ってもダッシュボード上に設置する方が良いですが・・・)

左側はこんな感じになっております。
これでフロントスピーカー交換作業が完了です!

最後にもう一つ、サブウーファーの取り付けもさせていただきました。
トランクの左前部分にカロッツェリアの『TS-WX400DA』を取り付けております。
こちらはあまり大きなモデルではありませんし、スピーカー面が下にありますので上に荷物を載せることも可能です。
ですが、トランクということもあってか、取り外しが出来るようにしてほしい。というご要望で、ケーブルを少し長めにさせていただきました。
これにて取り付け作業が全て完了しましたので、

最後に元々取り付けられていたアルパインのナビに内蔵されている音質調整機能を使って全体のバランスを整えさせていただきました。

と言った感じで本日は 日産 クリッパーリオ のフロントスピーカー交換とサブウーファー取り付け、そしてルーフに対する静音作業を紹介させていただきました。