本日は BMW M3ツーリング(G81)のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介させていただきます。
こちらのオーナー様はM3に乗り換えをされたそうなのですが、オーディオの音にいまひとつ納得ができないということでご相談をいただきました。
音質に不満がある場合にはまずはスピーカー交換をお勧めさせていただいておりますので、早速スピーカーの聴き比べをオーディソン、ブラム、フォーカルとしていただきました。
その中から取り付けるスピーカーを選んでいただき、作業をさせていただくことになりました。
それでは早速作業を紹介していきます。
まずは作業前の状態です。
モデルコードがG21ではなくG81ということでしたのでドアの構造などに違いがあるのかな?と思っておりましたが、形状は同じようですね。
ちなみに今回の車両はハーマンカードンサウンドオプション付きでした。
なのでミラー裏のパネルにツィーターも取り付けられています。
先ほどの内張を取り外すとこのようになっております。
内張の形状が同じなのでドア内部もG21と同じですね。
こちらが今回交換をしていくスピーカーになります。
いつものスピーカーですね。
先ほどのスピーカーを交換していきますのでまずは取り外します。
同時にミラー裏のパネルも取り外しております。
スピーカーの取り外しができたところでまずはツィーターの交換から行います。
ということでサイドミラー裏側のパネルを裏返してツィーターが見える状態にします。
ツィーターを取り外すとこんな感じです。
ツィーターを取り外したところで今回取り付けを行うフォーカルのツィーターと並べてみました。
フォーカルの方は標準で取り付けのためのリングとグリルがついておりますので一回り純正よりも大きくなっております。
このままでは取り付けが出来ないので、
リングとグリルを取り外してツィーター本体だけの状態にします。
そうすると純正ツィーターとほとんど同じ大きさとなります。
同じ大きさとなればあとはパネルに取り付けです。
ピタッと綺麗に取り付け部に収まりました。
あとはパネルをドアに組み付ければひとまずツィーターの交換が完了となります。
ツィーターの交換が終わったところでお次はミッドレンジスピーカーの取り付けを行なっていきます。
まずはスピーカー背面部に音を拡散しつつ吸音するレアルシルトのディフュージョンを貼り付けです。
お次にミッドレンジを取り付ける土台となるインナーバッフルを取り付けです。
こちらはいつものように樺の積層合板で作ったオリジナルのものになります。
インナーバッフルの取り付けが出来たところでミッドレンジを取り付けたいところですが、その前にスピーカー周りの制振作業を行います。
スピーカーの周りと言いましたが、今回はドアの大部分が樹脂パネルで覆われているタイプのドアで、その樹脂パネルにスピーカーが取り付けられていますので樹脂パネルの全体的に制振シートを貼り付けさせていただきました。
ここでいよいよミッドレンジスピーカーの取り付けです。
純正スピーカーが10cmなので同じサイズの10cmタイプを取り付けさせていただいております。
スピーカー取り付け後はスピーカー周りに遮音のためのスポンジテープを貼り付けて完成です!
ということでドアはこのように仕上がりました。
あとは内張を組み付けて、というところなのですが、組み付け前に内張も制振していきます。
内張のほぼ全体を覆うようにフェルトが設置されていましたが、制振シートの貼り付けの邪魔になりますので一旦取り外します。
先ほどの状態のところに制振シートの貼り付けです。
こちらも全体的に貼り付けをさせていただきました。
最後に取り外していたフェルトを元通りに取り付けて、
内張を組み付けたらスピーカー交換作業が完了となります。
作業が終われば最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体のバランスを整えたら今回の作業は全て完了となります。
といった感じで本日は BMW M3ツーリング(G81)のフロント スピーカーをフォーカルのスピーカーに交換させていただいた作業を紹介いたしました。