前回紹介しておりましたドアとリアハッチの静音作業をさせていただいた RAV4。
同時にスピーカー交換のご依頼もいただいておりましたので今回は静音作業からの続きでスピーカー交換を紹介していきます。
それでは早速作業を紹介していきます。
先日のブログで静音作業の様子を紹介しておりましたが、その時にスピーカーをすでに取り外しておりましたのでいきなりですが、インナーバッフルの取り付けです。
今回はスピーカー取り付けコースの『入門コース』でご依頼をいただいております。
入門コースの場合には通常はカロッツェリアの木製インナーバッフルを使用しますが、今回取り付けるスピーカーがフランスブランド ブラムのシグネチャーシリーズになります。
ですのでカロッツェリアのインナーバッフルではそのまま取り付けができません。
カロッツェリアの木製インナーバッフルも少し加工すれば取り付けは可能になりますが、加工する分追加料金をいただくようになってしまいます。
その点、こちらの樹脂製インナーバッフルですと、輸入スピーカーを取り付ける前提で設計されていますのでブラムのスピーカーもそのまま取り付けが可能となっております。
そしてインナーバッフルの取り付けと同時にウーファー用のローパスフィルターも取り付けさせていただきました。
インナーバッフルの取り付けができたところで次は制振です。
今回はスピーカー取り付け入門コースですのでスピーカーの周りにオーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けていきます。
ドア制振、一般的には『デッドニング』と呼ばれることが多いです。
デッドニングは行う中身的には色々な要素があったりしますが、当店では主にその中の『制振』を中心としてご提案させていただいておりますのでデッドニングではなく『制振』という名称でメニュー化させてもらってます。
ですが、会話の中ではデッドニングともお伝えしたりしておりますので細かいところはあまりにされなくて大丈夫です( ^ω^ )
スピーカー周りの制振作業が終わったところでいよいよスピーカーの取り付けです。
今回はブラムのシグネチャーシリーズ S165N45 をお選びいただきました。
こちらは当店の試聴ディスプレイに取り付けていることもあるのですが、ブラムの中でも人気のスピーカーとなっております!
そして取り付け奥行きが深いスピーカーが多いブラムの中でも奥行きが浅いモデルとなっておりまして、国産車でも取り付けしやすいモデルとなっています。
スピーカーの取り付けが終わったところでドアでの作業が完了しましたので、
内張を取り付けてフロントドアの静音作業とスピーカー交換作業の完了です!
ドアスピーカーの交換が終わったところでお次にツィーターを交換していきます。
今回は純正位置への取り付けをご希望されましたのでまずはダッシュボード上にある純正ツィーターを取り外していきます。
車両からツィーターを取り外すとこのようになっております。
ツィーター本体は小さいのですが、取り付けプレートが結構大きいですね。
実はツィーター本体と取り付けプレートは分離が可能となっておりますのでまずは分離させます。
純正ツィーターを本体だけの状態にしたところで新しく取り付けるブラムのツィーターと比べてみます。
ブラムのS165N45 のツィーターはとてもコンパクトですので純正のツィーターとほとんど同じ大きさです。
というよりちょっと小さいくらいかもしれません。
ですので先程の取り付けプレートにすっぽりとブラムのツィーターが取り付けでしました。
なのであとはツィーター用のハイパスフィルターを取り付けて、取り付けプレートごと純正位置に取り付けたらツィーターの交換作業も完了です!
純正位置への取り付けですので見た目が変わらずすっきり取り付けですね。
これにてフロントスピーカーの交換作業が完了となります!
静音作業、ドアスピーカー交換と合わせてさらにサブウーファーの取り付けもご依頼いただきました。
そのサブウーファーの取り付け位置はトランクになっております。
当初はトランクへ置く形でお話をさせていただいておりましたが、オーナー様は出来るだけトランクスペースは犠牲にしたくない。とのことで、邪魔にならないところを探した結果、トランクサイドがちょうど良さそう!ということでトランク左側の側面へ取り付けることとなりました。
当初はサイド部分に簡易的に取り付ける予定でしたが、やはり安定性を重視してちゃんと取り付けることに。
ですが、サイドパネルの強度があまりありませんでしたので補強の意味でサイドパネルの裏側にMDFを取り付けさせていただきました。
これでも強度は足りないかもしれませんが^^; それでも無いよりは確実に強度が上がっております。
サイドパネル裏を補強したあとは表側からカロッツェリアの『TS-WX400DA』を取り付けです!
取り付け向きに最後まで悩みました。
カロッツェリアの文字が正常に見えるようにすると配線が上から出るようになってしまうし、配線を下側にするとカロッツェリアの文字が逆さまになってします・・・
結局は文字を優先して取り付けをさせていただきました。
これで今回ご依頼の作業が全て完了しましたので最後に、
色々と接続確認や動作確認をしながら純正オーディオの音質調整機能を使って全体の音のバランスを整えてから納車させていただきました。
といった感じでトヨタ RAV4 の静音作業とスピーカー交換、サブウーファー取り付け作業を2回に分けて紹介させていただきました。