本日はトヨタ ＲＡＶ４ のフロント、リアドアとリアハッチ部分に静音作業を行った作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様はお車の乗り換えということでご相談をいただきました。
今まで乗られていたお車がロードノイズなどが結構強く、次の車ではもう少し静かにしたい！と考えられていたそうです。
実際ＲＡＶ４の試乗車に乗られた時には十分静かに感じられたそうなのですが、静かにするための作業を行うともっと静かになるのなら、との思いでご来店いただきました。

色々とお話をさせていただき、今回はフロントドアとリアドア、そしてリアハッチへの施工をご依頼いただきました。
それでは作業を紹介していきます。

今回はまずリアドアから作業を行なっていきます。
ということで作業前のドアです。

ドアの静音作業はドア内部に行なっていきますのでまずは内張を取り外します。

今回のドア施工の場所はさらにドア内部、スピーカー裏の鉄板部分になりますのでスピーカーと防水のために取り付けられているシートを取り外します。

こちらが作業を行なっていくドア内部になります。
静音作業ですのでこちらへ振動を抑制するための制振シートを貼り付けていきます。

制振シートを貼り付けるとこのようになります。
ドア内部に貼り付けておりますので見えにくいですが、ドア内部の全面に貼り付けをおこなっております。

覗き込むとこんな感じです。

制振シートを貼り付けるだけでも振動を抑制することができるので遮音効果がありますが、さらに効果を高めるために中高音を遮る能力の高い遮音シートを貼り付けていきます。

ドア形状の関係で貼り付けしにくいところもありますが、遮音シートも基本的に全面に貼り付けをおこなっております。
これでリアドアへの静音作業が完成です！

後は防水シートとスピーカーを元通り組み付けて内張まで組み付けたらリアドアの作業は終わりです。

お次はリアハッチを行います。
ということで作業前の状態です。

リアハッチ部分の内張を取り外したところです。
リアハッチも外側の鉄板部分へ静音作業を施工しようとしていたのですが、実際内張を取り外すと外側の鉄板にアクセスするスペースがほとんどありませんでした。
なので今回は内張側をメインで施工を行なって、わずかにアクセス可能な場所だけになりますがリアハッチの外側の鉄板部分に施工を行います。

まずは制振シートの貼り付けです。
樹脂パネルはリブがあって貼りにくいことが多いですが、全面に貼り付けをさせていただきました。

そして精神シートの上に遮音シートの貼り付けです。
これでリアハッチの内張側の静音作業は完了です！

後はリアハッチの鉄板側ですが、真ん中にちょっとした穴が１カ所と、両サイドにもっと小さな穴が１カ所ずつと言った感じでした。

なのでこちらは手が届く範囲で制振シートの貼り付けと、

その上から吸音シートを貼り付けさせていただきました。

こちらも遮音シートでも良かったのですが、内張側に遮音シートを貼り付けておりますのでリアハッチ内部は吸音シートにしました。
遮音シートと吸音シートは上手に組み合わせると効果が高まりますのでその都度最適と思われる組み合わせて施工をさせていただいております。
これでリアハッチの施工も完了ですので最後に内張を組み付けて完成です。

ここまででリアドアとリアハッチで後ろ半分が終わりました。
今回予定しております最後の部分、フロントドアです。

こちらが内張を取り外したドア内部になります。
リアドアは防水のシートが取り付けられていましたが、フロント側は樹脂パネルでサービスホール（大きな穴）が塞がれていました。
フロントもスピーカー背面の鉄板部分へ施工を行いますので取り外していきます。

ちなみにこちらはフロントの純正スピーカーですが、こちらは静音作業が終わってから違うスピーカーへ交換をさせていただきます。

ということでスピーカーと樹脂パネルを取り外してドア内部にアクセス出来るようにします。

このドア内部にリアと同様に制振シート、遮音シートを貼り付けていきまよ。

ということで全面への制振シート貼り付け完了です！

スピーカー裏の部分もこんな感じで貼り付けております。

仕上げに遮音シートの貼り付けです。

スピーカー裏にも遮音シートの貼り付けです。
これでフロントドアに対する静音作業も完了です！

静音作業だけのご依頼の場合にはこの後スピーカーを取り付けて、パネル類を取り付けて完成なのですが、今回はフロントスピーカーの交換もご依頼いただいておりますので引き続きスピーカー交換作業を行なっていきます！

が、このスピーカー交換作業につきましてはまた次回紹介をさせていただきたいと思います。

と言った感じで本日はトヨタ ＲＡＶ４ のフロント、リア、リアハッチに対する静音作業の紹介でした。