本日はトヨタ エスクァイア のスピーカー交換とサブウーファーを取り付けさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様は車内のオーディオ環境を改善したい!ということでご相談にご来店いただきました。
当初はフロントスピーカーとリアスピーカーの交換をご希望されておられましたが、お話をさせていただく中でお考えが変わったようでフロントを重視する形での交換作業に変更になりました。
そしてプラスしてサブウーファーの取り付けを行う内容でご依頼をいただきました。
それでは作業を紹介していきます。
まずはスピーカー交換から行なっていきます。
ということで作業前のドアの状態です。
先ほどの状態から内張を取り外した状態になります。
ドアの半分以上がオレンジ色の防水シートで覆われている状態ですね。
トヨタ車は近頃は樹脂パネルで塞がれているタイプのドアとこちらの防水シートで塞がれているタイプが混在している感じですね。
そしてこちらが今回交換をしていく純正スピーカーとなります。
よく見かけるトヨタ純正スピーカーですね。
固定方法がリベットになっておりますのでこちらを壊す形でスピーカーを取り外していきます。
先ほどのスピーカーを取り外すとこのようになります。
リベットで固定されているスピーカーを取り外す際にはどうしても壊さないといけないので場合によっては少しドア側にもダメージが来てしまいます。
それでもできるだけダメージがないように気をつけながら取り外しを行なっておりますよ。
純正スピーカーの取り外しができたところでここからは新しいスピーカーの取り付け作業となります。
まずはスピーカーケーブルを新しくドア内部に通していきます。
今回通しているケーブルはオーディオテクニカの『AT-RS110』です。
こちらのケーブルは1mあたり880円(税込)と安い方ではないかもしれませんがそれほど高くないケーブルです。
でも作りはしっかりしておりますし、音質的にも安心しておすすめできるケーブルとなっておりますので新しくスピーカーケーブルを引き回す際には最低でもこちらのスピーカーをお勧めさせていただいております。
スピーカーケーブルをドア内部に通し終えたところで次に制振作業を行なっていきます。
今回はサービスホール部分に対して施工を行なっていきますのでまずはオレンジ色の防水シートを取り外します。
そして制振シートのつきを良くするために貼り付け部を綺麗に脱脂(掃除)します。
この脱脂作業をしっかりと行わないとくっつきが悪くなって制振シートの浮きや剥がれの原因になるんですよね。
そしていきなりですが制振作業完了です!
今回はスタンダードな素材での施工ですのでサービスホール(大きな穴)の部分はレアルシルトのノーマル版で塞ぎ、レアルシルトのフチをオーディオテクニカのブチル系制振シートで押さえております。
あとは防水シートを剥がしてしまっておりますので雨水が侵入してきそうな小さな穴なども制振シートで塞いでおります。
制振作業は効果が重要なことはもちろんなのですが、雨水が入ってこないように気をつけることも重要な要素だと考えております。
制振作業が終わったところで次にスピーカーを取り付ける際の土台となるインナーバッフルを取り付けです。
今回はカロッツェリアのスピーカーを取り付けるということもありましたので金属製のインナーバッフルをおすすめさせていただき、お選びいただきました。
こちらの金属製インナーバッフルは音質が良くなるのはもちろんなのですが、金属製ということで木製のものよりも耐久性が高くなっております。
ご来店の時「この車は長く乗る予定なんです」とおっしゃられていましたので、おすすめさせてもらいました。
インナーバッフルの取り付けまで終わればいよいよスピーカーの取り付けです。
今回はカロッツェリアの『TS-V173S』をお選びいただきました。
スピーカー取り付け後はインナーバッフルに付属してくる遮音スポンジをスピーカー周りに貼り付けてドアスピーカー交換完了です!
作業後のドアの全体像はこのようになりました。
施工内容はガッツリとした内容とまでは行かないですが、ポイントを押さえた内容となりました。
最後に内張を元通り組み付ければ見た目は変わっておりませんがしっかりとスピーカーは変わっておりますので音はしっかりと変わっていますよ!
ドアスピーカー交換が終わりましたのでお次にツィーターの取り付けです。
こちらの車両は純正でツィーターが取り付けられていませんでした。
そういった場合には通常はダッシュボード上にツィーターを取り付けていきます。
ですが、オーナー様ができるだけダッシュボードにはものがない方がスッキリしていて好ましいとのことでした。
それならばAピラーに取り付ける方法もありますよ!ということで付属マウントを使ったピラーへの取り付けとなりました。
実際に取り付けるとこのように仕上がりました。
ダッシュボードの上はスッキリですし、視界の邪魔もほとんどしておりません。
そして意外といい高さ、角度で取り付けることができました。
ツィーターの取り付けが完了したところでフロントスピーカー交換作業は完了です。
ということでお次にサブウーファーを取り付けていきます。
今回はシート下取り付けタイプのサブウーファーの取り付けです。
まずはいつものように電源の取り出しです。
エスクァイアはトランクにバッテリーがありました。
トランクのボードを下ろすとカバーに覆われたバッテリーの登場です。
カバーを取り外すとやっとバッテリー本体が見えてきます。
サブウーファーに付属している電源ケーブルを使って電源の取り出しです。
電源の取り出しが終わったら当たり前ですが、またカバーを取り付けて元通りにします。
ここからは電源ケーブルを取り付け場所である運転席下まで引きまわして、音声信号も引き回します。
最後にケーブル類をまとめてサブウーファーに接続すれば取り付け完了です!
今回取り付けたのはカロッツェリアの『TS-WH1000A』です。
こちらのサブウーファーは音量はそれほど大きくは出せませんが、キレがあって自然な鳴り方をするのでいいですね!
しっかりとした低音を求める方にはすすめませんが、音質重視でお考えの方で車室内スペースを犠牲にしたくない方にはとてもおすすめなサブウーファーとなっております。
ちなみに先ほどの写真はシートを目一杯前に出した状態でしたが、今度は通常のシート位置にした写真です。
シートを後ろに下げればほとんど見えないので邪魔になることはないと思います。
これにて今回ご依頼いただきました作業は全て完了致しましたので、
最後に純正ナビに内蔵されている音質調整機能やスピーカーのパッシブクロスオーバーネットワーク、サブウーファーのコントロールリモコンを使って全体のバランスを整えてから納車させていただきました。
と言った感じで本日はトヨタ エスクァイア のフロントスピーカー交換とシート下にカロッツェリアのパワードサブウーファーを取り付けさせていただいた作業を紹介させていただきました。
最後にちょっと雑談
パワードサブウーファーの『パワード』とはなんだろう?って思ったことないですか?
『パワード』の単語の意味としては「動力付きの」と言った意味になるそうです。
オーディオにとっての動力といえばアンプになりますのでアンプ付きのサブウーファーということになります。
知ってて役立つ?豆知識でした〜(^^)