本日はメルセデス・ベンツ Ｃ２２０ｄ のフロントスピーカーとセンタースピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様はオーディオの音質をもうちょっと改善したいということでご相談をいただきました。
そこでスピーカー交換を提案させていただき、スピーカーと施工内容をお選びいただきました。
結構お悩みいただきまして、スピーカーをどれにしようか、フロントドアスピーカーだけにしようか、センタースピーカーも交換しようか、と言った感じで悩んでいただきました。
最終的にセンタースピーカーまで交換することは決まったのですが、スピーカーをフォーカルにしようか、ブラムにしようか、というところでお悩みいただき、最終的にブラムをお選びいただきました。

それでは作業を紹介していきます。

まずはドアスピーカーから作業を行なっていきます。
ということで作業前に状態です。

ドアの上部にツィーターとミッドレンジが取り付けられています。

先程の内張とサイドミラー裏のパネルを取り外すとこのようになります。

ドアの内張を取り外したところでまずはツィーターから交換していきます。
ということで取り外したミラー裏のパネルになります。

パネルを裏返すとツィーターが取り付けられています。

純正ツィーターを取り外したところで新しく取り付けるブラムのツィーターと並べてみました。
ぱっと見ほとんど同じ大きさなのですが、ブラムの方が少しだけ外径が小さくなっております。

いきなりですが、ブラムのツィーターをパネルに取り付けです。
ちなみに外径が少し小さいので少しだけ大きくするためにリングを取り付けてサイズを合わせております。

先程の状態でも固定はできているのですが、念のためにスポンジテープを貼り付けて固定をしております。
スポンジテープを貼り付けることでもし外れてしまったとしてもガタついたりビビリ音の原因になりにくくなります。

ツィーターをパネルに取り付けたらあとはパネルをドアに取り付けます。
これでひとまずツィーター本体の交換は完了です。

ツィーターの交換が終わったところでお次にミッドレンジスピーカーを交換していきます。
ということでドア内張を裏返した状態です。
この状態では吸音フェルトがありますので見えにくいですが、写真右上にミッドレンジが取り付けられています。

フェルトを取り外して近寄るとこのような感じです。
ミッドレンジスピーカーはドア内張に固定をされています。

こちらを交換しますのでまずは取り外します。

純正を取り外しましたのでせっかくなので純正と新しく取り付けるブラムのスピーカーを並べてみました。
左が純正で右がブラムなのですが、振動板の材質が違いますので見た目は違ってますが、フレーム形状は純正とブラムはほとんど同じになっています。

裏側は流石にマグネットサイズなど違っていますが、奥行きはほとんど同じサイズになっています。
純正とほぼ同じ形状でも高品位なスピーカーになっていますので良いですよね！

スピーカーを見比べたところで取り付けです。
純正と同じ形状で作られていますのでそのままでも取り付けが可能ですが、少しだけ収まりが悪いので見えない部分になりますが、加工をして取り付けております。

ミッドレンジスピーカーの交換が終わりましたので内張裏側の制振を行います。
今回は部分制振ですので振動しやすそうな部分を選び部分的に制振シートの貼り付けを行なっております。

スピーカー交換、制振作業と終わったところで最後に元々の吸音フェルトを取り付けです。

最後に内張をドアに組み付ければドアスピーカー交換作業の完了です。
ツィーター、ミッドレンジ共に純正位置への取り付けですので見た目が変わることなくシンプルです！

ドアスピーカーの交換が終わったところでセンタースピーカーを交換していきます。
まずは作業前の状態です。

ダッシュボード上のスピーカーグリルを取り外すとセンタースピーカーが現れます。

取り外した純正スピーカーと新しく取り付けるブラムのスピーカーを並べてみました。
センタースピーカーはドアのミッドレンジとはまたちょっと違った形状をしております。

裏側を見るとこのようになっております。
メルセデスのセンタースピーカーはエマージェンシーコールの通話スピーカーになっているそうで、対応のスピーカーを取り付けないとエラーが出てしまいます。
その点今回のブラムはきちんと対応しておりますので交換しても問題がありません。

ということで純正スピーカーを取り外したところにブラムのスピーカーを取り付けて、

スピーカーグリルも取り付ければセンタースピーカーの交換も完了です。

スピーカー自体の交換は終わったのですが、最後にもうひと作業。
というのが足元奥に取り付けられているサブウーファーへローパスフィルターの取り付けです。
通常ではほとんど見えないですが、カーペットやパネルなどを取り外してサブウーファーが見える状態にしております。

サブウーファーに接続されているケーブルに間にローパスフィルターを取り付けて、あとはローパスフィルター本体を隙間へ取り付けます。
運転席はアクセルペダルの裏側にちょうど良いスペースがありますのでそちらへ取り付けを行なっております。

これで全ての作業が終わりましたので作業で取り外していたパネルなどを全て元通りに戻して完了です。

最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。

と言った感じで本日はメルセデス ベンツ Ｃ２２０ｄ のフロントドアスピーカー交換とセンタースピーカー交換、そしてサブウーファーにローパスフィルターを取り付けさせていただいた作業の紹介でした。