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本日はBMW 220i(F22)のドアスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様はお車の音質改善をしたいということでスピーカー交換のご相談でご来店いただきました。
BMWのスピーカーは一般的な車両とはスピーカーのサイズ、形状、構成が違いますので取り付け可能なものが一般的な車両ほど多くありません。
限られているとはいえ、近頃はだいぶ種類が増えてきましたのでその中でもおすすめなスピーカーを3種類試聴できるようにしておりますのでそのスピーカーを聴き比べていただきました。
その結果、フォーカルのスピーカーを気に入っていただきましたので取り付けをさせていただくこととなりました。

それでは作業を紹介していきます。

BMW220iF22のドア内張

まずは作業前のドアの状態です。
ノーマルオーディオということでドア上部に10cmスピーカー、シート下にウーファー、という構成になっていました。

BMW220iF22のドア内張

ハーマンカードンなどのサウンドオプション付きの場合にはサイドミラー内側の三角パネルのところにツィーターが追加となるのですが、今回は無しのパターンでパネルはツルッとしております。

BMW220iF22のドアスピーカー

先程の内張を取り外すとこのように10cmミッドレンジスピーカーが見えるようになります。

BMW220iF22のドアスピーカー

スピーカーを交換していきますのでまずは取り外します。
そしてミラー裏のパネルにツィーターを取り付けていきますのでパネルも同時に取り外してしまいます。

BMW220iF22のミラー裏パネル

全て取り外したところでまずはツィーターの取り付けから行っていきますy。
BMWにお乗りの方は見た目が変わることを嫌われる方が多いので今回もツィーター有りタイプのパネルを用意させていただきました。
車種によって変わってくるのですが、ハーマンカードンロゴプレート付きのタイプになります。
このロゴなしの方がいい!とおっしゃられる方もおられますが車種によってはハーマンタイプしか用意されてないこともあります。
今回がまさにハーマンタイプしか用意されていない車種でした。

BMW純正ツィーターとフォーカルのツィーター

今回はパネルにハーマンのツィーターが付属しておりましたので取り付ける前に純正と今回取り付けるフォーカルのツィーターを並べてみました。
フォーカルのツィーターのありがたいところは純正ツィーターとほとんど同じサイズなので取り付けに加工が必要無いところです。
ちなみにほんのちょっとフォーカルの方が大きいのですが、加工するほどの大きさでは無いです。

BMW220iF22のサイドミラー裏パネルにフォーカルのツィーターを取り付け

先程のフォーカルのツィーターをパネルに取り付けるとこのようになります。
と言っても背面なので面白みはないですね。。。

BMW220iF22のサイドミラー裏パネルにフォーカルのツィーターを取り付け

パネルにツィーターがつけば後は車両へパネルを組み付けです。
フォーカルの場合は振動板が黄色なのでパネル内部に取り付けても存在感がありますね。
この辺は少し見た目が変わっているともいえますが、全くスピーカー交換されている感がないのも寂しいので程よい存在感ではないかと思います。

BMW220iF22のスピーカー背面部を吸音

ツィーター本体の取り付けができたところでお次はミッドレンジの取り付けにかかっていきます。
ということでまずはスピーカー裏に吸音と拡散効果のあるレアルシルト ディフュージョンを貼り付けます。

BMW220iF22のスピーカー背面部を吸音

貼り終えるとこのようになります。
茶色でブロック状になっているのでチョコレートなんて言われる方もおられますね。

BMW220iF22のドアにインナーバッフルを取り付け

スピーカー背面に貼り付けが終わったら次はインナーバッフルの取り付けです。
BMWは一般的なスピーカーとは違って変則の3点固定となっております。
なのでそのままではフォーカルの4点固定のスピーカーが取り付けできませんので固定点数を変更するためにもインナーバッフルを取り付けます。
インナーバッフルというと「なんだ?」となるかもですが、取り付けに必要なアタッチメントのようなものですね。

BMW220iF22のドアをデッドニング

インナーバッフルの取り付けが終わったところでスピーカー周りの制振作業を行います。
スピーカーの周りを中心にドア上部にオーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けております。

BMW220iF22のドアにフォーカルのスピーカーを取り付け

スピーカー周りの制振まで終われば後はスピーカーの取り付けです。
ツィーターと同じ黄色の10cmミッドレンジスピーカーを取り付けです。

BMW220iF22のドアにフォーカルのスピーカーを取り付け

少し下がってドア全体を見るとこんな感じで仕上がっております。
スピーカーの取り付けが終わったところでスピーカーに付属しているパッシブクロスオーバーネットワークも取り付けております。
220iはパッシブクロスオーバーを取り付けるのにちょうど良いスペースがスピーカー付近になかったのでドアの右下までスピーカーケーブルを延長して取り付けております。
取り付け後は2重固定ともし外れてしまったとしても異音が発生しにくいようにスポンジテープを貼り付けております。
これでスピーカーの取り付け作業は完了です。

BMW220iF22のドア内張をデッドニング

スピーカーの取り付けは終わっていますが最後にもうひと作業。
内張の制振作業です。
ということでまずは作業前の状態です。

BMW220iF22のドア内張をデッドニング

今回は内張の部分的な制振ですので振動しやすそうな場所を選んでドアに貼り付けた制振シートと同じシートを貼り付けております。

BMW220iF22のドア内張をデッドニング

制振シートの貼り付け後は元々取り付けられていたフェルトを元に戻して作業完了です。
後は内張をドアに組み付ければ、

BMW220iF22のドアにフォーカルのスピーカーを取り付け

ドアスピーカー交換作業の完了です。
ミラー裏の部分はパネルを交換しましたので見た目が少し変わっておりますが、純正のパネルを使用してツィーターを取り付けておりますので見た目は純正と同じと言えると思います。
唯一黄色が見えるところが違いますね。
ミッドレンジは同じく覗き込めば黄色の振動板が見えますすが、普通にしていればほとんど気にならないかと思います。

BMW220iF22のドアにフォーカルのスピーカーを取り付け

違うアングルから見るとこんな感じです。
違和感はないかと思います。

BMW220iF22のオーディオ音質調整

作業が終わりましたので最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体のバランスを整えてから納車させていただきました。

BMW 220i ドアスピーカー交換

と言った感じで本日は BMW 220i(F22)の ドアスピーカーをフォーカルのスピーカーに交換させていただいた作業を紹介いたしました。

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