今年の夏季休暇は15日までという方と18日までという方がおられるのでしょうね。
その間の本日はなんとなく人の動きがゆったりな風に感じたのは僕だけでしょうか?
そんな本日は、BMW 523i(F11)のスピーカー交換をさせていただいた作業を紹介いたします。
今回のオーナー様にもいつものように試聴ディスプレイにてスピーカーを聴き比べしていただき、当店人気のブラム S100N24 をお選びいただきました。
それでは早速作業に取り掛かっていきます。
まずはいつものようにドア内張りを取り外します。
そうするといつものようにスピーカーが現れるかと思いきや、、、いません!
モデルコードが『F』になって以降はドア鉄板の方にスピーカーが付いている車種ばかりでしたが、5シリーズは『F』になっても内張り側にスピーカーが取り付けられていました。
いつもはツィーターが取り付けられていないお車が多いですが、今回の523iにはすでにツィーターが取り付けられていましたので、こちらのツィーターを純正からブラムのツィーターに交換していきます。
いつものようにドア枠の黒い部分を全て取り外すのかと思っていたら、F11はツィーター部分だけ別パネルになっていましたので、そちらだけ取り外してツィーターを交換していきます。
せっかくなのでBMW純正ツィーターと新たに取り付けるブラムのツィーターを並べてみました。
こうしてみるとわずかにブラムのツィーターが外径が小さくなっています。
ちなみにこのままではツィーターを取り付けてもスカスカで動いてしまうので、アクリル製のアタッチメントリングを取り付けて純正位置にジャストフィットするようにして取り付けます。
ツィーターを交換してパネルをドアにつけるとこんな感じです。
ブラムのロゴが見えそうで見えない感じ。ちょっと惜しい感じで見えていますね。
これでツィーターの交換は完了ですので、お次にミッドレンジの交換です。
まずは純正スピーカーを取り外して、
せっかくですのでミッドレンジも並べてみました。
こちらも気持ちブラムのスピーカーの方が小さいですね。
でも小さいのはフレーム部分ですから振動板は同じサイズとなっています。
カーボンコーンがいい音しそうな見た目ですよね!
コーンが同じサイズでもフレームが少し小さく、ビス穴が合わないですから、ビス位置を合わせるためにもインナーバッフルを製作して取り付けます。
そうすると同じサイズになりましたね。
あとはこのスピーカーをドア内張りに取り付けて、
ドア内張りを制振(デッドニング)します。
いつもならドア鉄板部と内張りを制振するのですが、今回は内張り側にスピーカーがつきますので、ドア鉄板部には制振材を貼り付けず、その分を内張りに回しています。
おかげで、およそ全面に満遍なく制振材を貼り付けることができました。
あとはスピーカー背面にいつものディフュージョンではなく、スピーカーの周りにオーディオテクニカの吸音材を切って、囲むように貼り付けています。
ツィーターとミッドレンジの取り付けが終わりましたので、最後にスピーカーケーブルとハイパスフィルターを取り付けます。
純正のスピーカーケーブルから信号を取り出し、ハイパスフィルターを介してツィーターへ1本とミッドレンジに1本ケーブルを配線したらワイヤリングも完成です。
あとは各ケーブルを接続して内張りを元どおり組み付けたら作業完了です!
ツィーターはよく見ればブラムのロゴと縁のシルバーのリングが見えますが、言われてみないと気付かないくらいのさりげない変化です。
ミッドレンジは黒いので覗き込んでもわからないですね。
見た目は変わらずともスピーカーが変わっていますので音質はしっかりグレードアップしていますよ!
最後に純正オーディオの音質調整機能を使って全体の音を整えたらスピーカー交換作業完成です!
納車の際に音の変化を確認していただいて、ちゃんと音が良くなっていることに満足していただきました!
といった感じで、本日はBMW 523i(F11)の純正スピーカーをブラムのスピーカーに交換する作業の紹介でした。