
本日はBMW 1シリーズ(F40)のフロントスピーカー交換作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はスピーカーの交換がしたい!と言うことで北九州からご来店いただきました。
ご来店いただきましたのでやはり実際にスピーカーを聴き比べていただくことが1番!と言うことでオーディソン・フォーカル・ブラムの3種類のスピーカーを比較試聴していただきました。
その結果、ブラムのスピーカーが気に入られたので取り付けることになりました。
それでは作業に取りかかっていきます。

ドアスピーカーを交換していきますのでまずは内張を取り外していきます。
今回の1シリーズ(F40)は初めて作業させていただくのですが、スピーカーの位置が少しドア後方に動きましたね!
ほとんどドアの中央くらいです。

もう少し寄ってみるとこんな感じです。

先ほどの内張を取り外すとこのようになります。
近頃のBMWはドア内部に樹脂パネルが取り付けられるようになりましたのでサービスホールがない状態となっております。

そしてツィーターをミラー裏パネルに取り付けていきますのでパネルも取り外します。

ミラー裏のパネルを取り外したところでまずはツィーター取り付けから行っていきます。
元々取り付けられていたのは左側のパネル。
ツルッとしておりますのでツィーターが付いていないタイプになります。
それに対して右側はツィーターが取り付け可能なマウントがあります。
ちなみにですが、F40のこのパネルはパネル本体とツィーターグリル部分が別売となっていまして、両方取り寄せると左右で50,000円近くなってしまうのでかなり高価な部類のパーツとなります^^;

先ほどの右側のパネルにブラムのツィーターを組み付けるとこのようになります。
ブラムのツィーターは小さいですのでそのまま取り付けるとスカスカで固定できないですが、サイズを合わせるリングを使って純正と同じサイズにしておりますのでぴったりと純正位置に収まります。

仕上げにスピーカーグリルを取り付けるとツィーター取り付け完成です!
グリルを取り付けてしまうとブラムのツィーターが見えないので少し寂しくも思いまうが、グリルなしは流石に見た目が悪いので仕方ないですよね。
あとはパネルをドアに組みつけたらツィーターの作業はひとまず完成です。

ツィーターの取り付けが終わったところでお次にミッドレンジスピーカーを交換していきます。
まずは純正スピーカーの状態です。

先ほどの純正スピーカーを取り外すとこんな感じです。
裏に穴が開いているのかと思いきや穴がない状態でした。

ドアが全部取り外せたところで1枚写真撮ってみました!
特に意味はないですが^^;


ドアが空っぽの状態に先にクロスオーバーネットワークを取り付けました。
ドア内部の開いたスペースを探してツィーター用のハイパスフィルター、ミッドレンジ用のローパスフィルターを取り付けています。

あまりアップすぎてどこかわからなかったので引いてもう1枚。

パッシブクロスオーバーがついたところでスピーカーを取り付ける前にドアの制振を行います。
今回は樹脂パネルの上にミッドレンジが付きますので樹脂パネルを中心に貼り付けを行なっております。

ドア制振まで終わったところでスピーカーの準備をしていきます。
まずは純正スピーカーと新しく取り付けるブラムのスピーカーを並べて見ています。
表側はだいたい同じ大きさに見えますが若干ブラムの方がフレームが小さいです。
あっ、振動板サイズは同じですよ!

裏側はこんな感じです。
ブラムの方がフレームがしっかりとしていますのでいいですね!

ここでインナーバッフルの登場です。
ブラムのスピーカーは少しフレーム外径が小さいですのでこのままでは固定ビス位置が合いません。
なので位置を合わせるためにもバッフルを用意します。
こちらはバーチ積層合板で作ったオリジナルインナーバッフルです。

インナーバッフルを取り付けると純正スピーカーと固定ビスの位置が一致するようになります。
スピーカー自体は少し横を向いてしまいますが、固定できないとどうしようもないですからね。

先ほどのスピーカーをドアに取り付けるとこのようになります。
ちなみにスピーカーの周りには吸音材を貼り付けております。

あとはスピーカーの周りに遮音スポンジを貼りつけてミッドレンジスピーカーの交換完了です!

あとは今回、ドアの制振作業を少しグレードアップしていただきました。
内容はお任せいただきましたのでドアの鉄板部分にレアルシルト『匠』を部分的に貼り付けさせていただきました。
あとは細かなところを言いますと、樹脂パネルに貼り付けている制振材も通常より少し多めになっております。

ミッドレンジの交換まで終わったのであとは内張を組みつけたら完成なのですが、その前に内張側の制振も行います。
まずは制振作業前に素の状態です。

ドア内張の制振を終えるとこのようになります。
今回は部分制振でしたので共振しやすい部分を選び部分的に貼り付けております。
これであとは内張をドアに組みつけたら完成です!

内張を組み付けると見た目はほとんど変わっておりませんがしっかりとスピーカー交換完了です!

唯一見た目が変わった部分がミラー裏のパネル部分ですが、使っているパネルは純正のものになりますし、サウンドオプション付きの車両はこのようになっていますので違和感はないと思います。

むしろスピーカーを交換したな!と言う実感になって良いのではないでしょうか(^^)

スピーカー交換が終わりましたので最後に純正オーディオに内蔵されています音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。

納車の際にオーナー様に音の変化を確認していただいたのですが、びっくり&とても喜んでいただけました!
と言った感じで本日はBMW 1シリーズ(F40)のフロントドアスピーカーをブラム S100N24+ に交換させていただいた作業の紹介でした。
今回の作業は一部グレードアップもありましたが、基本となる部分は『BMW専用スピーカー交換 ブラムセット』で行なっております。