今日は先週末に比べるとだいぶ暖かく、過ごし易い1日でしたね。
やっぱりこれぐらいの気温の方が過ごしやすくていいです^_^
そんな本日は、BMW 1シリーズのカブリオレにフォーカルのスピーカーを取り付けさせていただいた作業を紹介させていただきます。
取り付けを行ったスピーカーはフォーカルのK2パワーシリーズの10cm、ES 100 K です。
ちなみに取り付けは当店のオリジナルBMW専用取り付けセットで行っております。
それではまずは取り付ける前の純正の状態です。
まずは純正の状態ですのでいたって普通の状態です。ここから内張りを外していきます。
そうするとドアにあるはずのスピーカーがいません! そう、こちらの1シリーズ カブリオレ(E88)はドアのミッドレンジスピーカーがドアの内張りの方に取り付けられています。
このように内張りの裏側に3点留めで取り付けられています。こちらのスピーカーを交換していきますので、まずは取り外します。
この状態になりましたら、ドアの制振作業を行っていきます。
ちなみにBMW専用セットはドア鉄板にスピーカーが取り付けられている前提で設定しておりまして、スピーカー周りの鉄板部分と内張りの裏側を制振する内容になっています。
ですが今回のお車は内張りにスピーカーが付いていますので全ての制振材を内張側に貼り付けていきます。
まずは貼り付ける部分を綺麗に脱脂して、オーディオテクニカのブチル系制振材を貼り付けていきます。
そうするとこのようになります。全面制振とまでは行きませんが、内張の半分以上は貼れている状態になりました! 制振が終わればスピーカーを取り付けていきます。
取り付けるスピーカーは4点留めのモデルですので、そのままダイレクトに取り付けができません。
ですので4点留めのスピーカーを3点留めで固定するためのアタッチメント兼スピーカーの土台としてインナーバッフルを製作します。こちらは取り付けの関係上、板厚が厚いものは作れませんので、薄くても強度があるバーチ積層合板で製作しています。
このインナーバッフルにスピーカーを取り付けて、
せっかくなので純正スピーカーと2ショットで写してみました。
インナーバッフルの外形は少し大きくなっていますが、スピーカーの振動板サイズはほぼ一緒、ただ黒っぽい色からフォーカルらしい鮮やかな黄色のスピーカーに変わります。
ついでですので裏側も。フォーカルのスピーカーは取り付けたら見えなくなるのに裏側のデザインもちょっとこだわってる感じですよね!
2ショット撮影の後はスピーカーの周りにカーペットを薄く貼り付けます。この部分が純正のパネルと接触する部分ですので、振動でビビったりしないように貼り付けています。
そしてこちらのスピーカーを純正位置に取り付けると、
このように綺麗に取り付けが出来ます。
後はツィーターとミッドレンジの再生帯域を分けるためにパッシブネットワークを内張内部の邪魔にならない場所に取り付けて、
車両のアンプからの信号線とツィーターとミッドレンジへの出力信号線となるスピーカーケーブルをオーディオテクニカのAT−RS110で配線しております。
そして内張内部でスピーカーの音が回りこみにくくするためにスピーカーの近くに吸音材を貼り付けてドア内張スピーカー交換と制振、配線作業完了です。
お次にツィーターの取り付けです。まずはサイドミラー裏側にある純正の三角パネルを取り外します。
今までのツルんとしたパネルからツィーターが取り付けできる純正のパネルに交換するためです。
左側が今までのパネルで、右が新しく取り付ける純正パーツのツィーターパネルです。
スピーカーグリルが付いてツィーターが取り付けれるようになっています。
ツィーターの取り付けはパネルを加工するという手もありますが、加工代がかかりますし、見た目も変わってしまいますので純正のパネルを用意することが一番スマートな取り付け方となっております。
純正の取り付け位置に鮮やかな黄色に逆ドーム形状という、とてもフォーカルらしい見た目のツィーターを取り付けていきます。
大きさが純正とほとんど同じようですのですっぽりと入りますが、少しフォーカルのツィーターの方が小さいようでガタがあります。
ですので先ほどの制振材でツィーターを押さえ込んでおきました。これでガタがなくなってガタつき音の心配がありません。
あとは純正のスポンジをはめればツィーターの準備も完成です。
そして最後に配線の加工をします。
純正のアンプから音楽信号が純正のスピーカーに送られていましたので、そちらの信号をパッシブネットワークまで送りたいのですが、スピーカーに接続されている端子が専用端子になっていますのでそのままでは接続ができません。
ですので先端をカットしてギボシ端子に付け替えております。そのギボシも金メッキ端子を使っています!ちょっとしたことかもしれませんが、ちょっとしたこだわりです。
もちろんギボシ端子を接続する前にプラスとマイナスの極性を確認してから取り付けておりますよ。
これであとは取り外していたパネルを全て元通り組み付ければ、
完成です♪
最後に動作、接続のチェックを行ってからパッシブネットワークとプレーヤーに内蔵されている調整機能を使って音を整えたら作業完了です!
純正のオーディオでは調整機能がちょっとしかついていませんが、このちょっとを上手に使えば聴こえ方の印象が思った以上に変わりますのでちょっとだけでも調整は重要です♪
見た目の仕上がりは三角パネルを付け替えるので少し変わりますが、そのパネルもBMW純正のパネルですので違和感はありません。
でもツィーターもミッドレンジものぞき込めば黄色い振動板がうっすらと見えますのでちょっと嬉しくなります♪
内装デザインを崩さずに音が良くなるので、内装デザインが気に入っておられる方にはとてもお勧めな作業となっております!
納車の際にオーナー様にも音が変わったか確認していただきましたが、しっかり変わっているとお喜びのコメントをいただきました。
プレーヤーを交換しないと音を良くすることが出来ない、と思われている方が意外と多いように思いますが、スピーカーを変えるだけでもしっかりと良くなって運転が楽しくなりますよ!
といった感じで、BMW 1シリーズ カブリオレ(E88)のスピーカー取り付け作業の紹介でした^_^
今回取り付けを行った内容はBMW専用 スピーカー交換 フォーカルセットです。
BMWにお乗りの方にオススメのスピーカー交換となっておりますよ〜!