本日は日産のNV200 のフロントスピーカー交換作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様は仕事で使われているお車を乗り換えられたそうなのですが、オーディオの音がいまいちなのが気になって、スピーカー交換の相談にご来店いただきました。
いつものように試聴をしていただいて交換するスピーカーを決めていただいたのですが、ドア内の奥行きが少し足らずインナーバッフルでの取り付けが出来ない。ということで第2候補のスピーカーをお選びいただきました。
それでは作業を行なっていきます。
まずは作業前の状態です。
ここから内張を取り外して作業を行なっていきます。
先ほどの内張を取り外すとこのようになっております。
今回の作業とは直接関係ないですが、日産車の防水ビニールは厚みがあってしっかりしているので個人的に好きです。
そしてこちらが純正スピーカーです。
純正スピーカーでは今ひとつ音楽を楽しめないのもありますが、NV200は純正状態でツィーター無しのドアスピーカーのみです。
なので高音が足りず曇った感じになりやすいです。
先ほどのスピーカーを入れ替えていきますので取り外しちゃいます。
そしてここからがスピーカー取り付け作業です。
ここで今回取り付けを行うスピーカーの紹介です。
今回は第2候補とはなってしまいましたが、カロッツェリアのカスタムフィットスピーカー、TS-V173S です。
スピーカーを取り付けていくためにインナーバッフルを取り付けたいのですが、その前に1つ準備を。
純正スピーカーの状態ではスピーカー取り付け部 下部に排水のための穴が空いているのですが、カロッツェリアのインナーバッフルを取り付けるとその穴をほとんど塞いでしまします。
そうすると雨水が溜まってしまう可能性がありますので別の排水穴を開けておきます。
小さめの穴ですのでガンガン排水はできないでしょうが、やはり有るのと無いのでは違いますからね(^^)
排水穴を開けたところでインナーバッフルの取り付けです。
今回は木製のものを使用しております。
インナーバッフルを取り付けたらスピーカーを取り付ける前にスピーカーの周りに制振材を貼り付けます。
貼り付けているのはオーディオテクニカのブチル系制振材です。
今回はスピーカーの近くまで防水ビニールが貼られていますので、一旦防水ビニールを剥がして制振材を貼り付け、その後ビニールを元に戻しております。
これでスピーカーを取り付ける準備が出来ましたのでインナーバッフルにV173S のウーファーを取り付けてドアの作業完了です!
あとは内張を元どおり組み付ければ、見た目は変わっておりませんがスピーカー交換完了です!
ドアスピーカーの交換が終わればあとは新しくツィーターの取り付けです。
ダッシュボードまでスピーカーケーブルを引き回してきて接続、設置をして完了です!
これにてスピーカー交換作業は完了ですので最後に取り付けられていたナビに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。
納車の際には音が良くなっているのを確認していただき喜んでいただけました。
オーナー様はお仕事で長い時間お車に乗られているそうで、その車内での音楽がイマイチなことに不満が大きかったそうです。
「仕事の車にお金をかけるのはちょっと・・・」と言われる方もおられますが、自家用車より仕事車に乗っている時間が長いようでしたら仕事の車を音質向上させることも意義のあることだと思いますよ( ^ω^ )
と言った感じで本日は日産 NV200 のフロントスピーカー交換作業の紹介でした。