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本日はレクサス LS のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様はご家族のお車のスピーカーを交換したら想像以上に音が良くなったと感じられたそうで、それならば自分の車も交換してみよう!ということでスピーカー交換のご相談にご来店いただきました。

お話をさせていただく中で、こだわって音質を向上させていくのではなく、今よりももうちょっと音質が良くなればいい。というご要望でしたのでスピーカーをおすすめさせていただき作業をさせていただくことになりました。

それでは作業にとりかかっていきます。

レクサス LS600hフロントドア内張

フロントのスピーカー交換ということですのでまずはドアから作業を始めていきます。
といういことで作業前のドアの状態です。

レクサス LS600hフロントドア内部

先程の内張を取り外すとこのようになっております。

レクサス LS600hフロントドアスピーカー

そしてこちらが純正スピーカーになります。
LSのフロントドアスピーカーはオーバル型になっていました。

レクサス LS600hフロントドアスピーカー取り外し

先程のスピーカーを交換していきますのでまずは取り外します。
そうしますともともとがオーバル型でしたので大きな穴が開いた状態になります。

ここからがスピーカー取り付け作業ですね。

レクサスLS600hのフロントドアにインナーバッフルを取り付け

まずはスピーカーを取り付けるための土台となるインナーバッフルをオリジナルで制作してドアに取り付けます。
今回は純正スピーカーとほぼ同じ形状で製作させていただきました。

レクサスLS600hのフロントドアにカロッツェリアのスピーカーを取り付け

そしてスピーカーを取り付けます!
今回はカロッツェリアのカスタムフィットスピーカー『TS-F1740S』をお選びただきました。
これにてドアスピーカー交換完了です。

レクサスLS600hのフロントドアスピーカー交換作業

最後に取り外していた内張を元通り組み付けるとドアスピーカーの交換完了です。
今回はインナーバッフルでの取り付けですので見た目が変わらずスッキリですね。

レクサスLS600hのダッシュボードスピーカー

ドアスピーカーの交換が終わりましたのでお次にダッシュボード上のスピーカーを交換していきます。
ということでまずは純正の状態ですね。
ダッシュボード隅にあるスピーカーグリルの中にスピーカーが取り付けられています。

レクサスLS600hのダッシュボードスピーカー

スピーカーグリルを取り外すとこのようにスピーカーが顔を出します。

レクサスLS600hのダッシュボードスピーカー

先程のダッシュボードに取り付けられたままではスピーカーの交換ができないのでまずは土台ごとダッシュボードから取り外します。
見て貰えばわかるかと思いますが、LSはダッシュボード上のスピーカーは2つあります。
大きな方がミッドレンジで小さな方がツィーターになります。
ドアスピーカーと合わせて片側3つの3Wayスピーカーとなっております。
この3Way構成になっているのでLS のスピーカー交換はちょっとややこしくなってます^^;

ややこしい理由を詳しく話していると長くてこれまたややこしくなってしまいますので割愛させていただきまして、
こちらのスピーカーを交換する際には大きく分けて2種類の選択肢になると思います。

まず1つ目は3Wayスピーカーを用意して交換する。
2つ目はミッドレンジは純正スピーカーを流用して2Wayスピーカーで交換する。

今回は1つ目の3Wayスピーカーを用意する選択肢をお選びいただいたのですが、ドアスピーカーとして取り付けたカロッツェリアの『TS-F1740S』は2Wayスピーカーです。
なので、追加で10cmスピーカー『TS-F1040S』を購入していただき、ダッシュボードに取り付けていきます。

レクサスLS600hのダッシュボードスピーカーを取り外し

ということでスピーカーの交換をしていくのですが、今回は土台の部分は再利用したいのでまずは土台とスピーカーをバラします。

LSの純正ツィーターとカロッツェリアのツィーター

純正スピーカーを土台から取り外したところで新しく取り付けるスピーカーと並べてみました。
まずはツィーターですが、ぱっと見ほとんど同じサイズとなっております。
ただ、振動板の素材やサイズなどはちょっと違う感じですね。

LSの純正ミッドレンジスピーカーとカロッツェリアのスピーカー

お次はミッドレンジです。
純正スピーカーの方はミッドレンジスピーカーですが、新しいカロッツェリアのスピーカーは正確にはウーファーとなると思います。
ですが、サイズが近しいということで今回はこちらをチョイスしております。

LSの純正ミッドレンジスピーカーとカロッツェリアのスピーカー

せっかくなので裏側も見てみましょう。
表側は似たような感じでしたが、裏側はマグネットサイズが近いますね。
カロッツェリアの方が一回り、二回り大きいですね。
このおかげで土台にすんなり取り付けができなかったので土台の方を少しカットして加工しました。

LSのダッシュボード上にカロッツェリアのスピーカーを取り付け

先程のカロッツェリアのスピーカーを土台に取り付けるとこのようになります。
土台部分をちょこちょこ加工しましたのでぴったりサイズ!とは言えないと思いますが、それでも加工すれば綺麗に収まります。

LSのダッシュボード上にカロッツェリアのスピーカーを取り付け

土台にスピーカーの取り付けが終わればあとは車両に土台ごと取り付ければダッシュボード上のスピーカー交換も完了です。

LSのダッシュボード上にカロッツェリアのスピーカーを取り付け

もちろん最後にスピーカーグリルを取り付けます。
これで見た目を変えることなくフロントスピーカー交換完成です!

レクサスLSのオーディオ音質調整

これで今回の作業は全て完了ですので最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。

レクサス LS600h フロントスピーカー交換

といった感じで本日はレクサス LS600h のフロント3Wayスピーカーをカロッツェリアのスピーカーに交換した作業を紹介させていただきました。

最後にちょっと雑談
レクサスはやはりトヨタとはちょっと違う位置付けなのか、オーディオ関係が少しこだわっています。
なので、トヨタ車に比べるとスピーカー交換などがちょっとやりづらいです^^;
全くできないわけではないのですが、選択肢が限られたり、ちょっと費用がかさみやすかったりします。

「レクサスはトヨタと一緒ではダメだ!」というメーカーのこだわりなのかもしれませんが、カーオーディオをする側としましてはもうちょっと素直なシステムにしてくれないだろうか、と思ってしまいますね。

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