本日はメルセデス・ベンツ C180 のフロントスピーカーとセンタースピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様は他店舗でもスピーカー交換を相談されたそうなのですが、今ひとつしっくりこなかったそうで、当店にご相談にご来店いただきました。
ご来店いただきましたのでスピーカーの試聴をしていただき、あとはスピーカーの特徴や施工内容などの説明をさせていただいたところ、納得していただけたようでスピーカー交換作業をさせていただくこととなりました。
それでは作業を紹介していきます。
ということでまずはドアスピーカーから交換をおこなっていきます。
まずは作業前の状態ですが、いつものようにドア上部にミッドレンジスピーカーが取り付けられています。
そしてこちらの車両は後期車両ということでミラー裏のパネル内にはツィーターが取り付けられていました。
と言ってもこの状態ではほとんど見えないですね^^;
早速内張を取り外すとこのようになります。
まずはツィーターの交換から作業を行いますのでサイドミラー裏のパネルを取り外し、裏返します。
そうすると裏側から純正のツィーターが取り付けられています。
先程の純正ツィーターを取り外して新しくブラムのツィーターを取り付けていくのですが、まずは並べて比べてみました。
ぱっと見大体同じようなサイズなのですが、僅かにブラムのツィーターの方が外径が小さくなっております。
なので、
純正ツィーターと同じ外径サイズになるようにリングを作ってブラムのツィーターに取り付けました。
ツィーターが小さいと純正位置へ取り付ける際にカチッとして取り付けが難しくなります。
ですが、サイズを合わせることでカチッと取り付けることができます。
カチッと固定されているのは長期的にみて取り付けの安心感が高まりますし、音質的にもメリットがあります。
ツィーターの外径サイズが同じになったところであとはミラー裏のパネルにブラムのツィーターを取り付けます。
先程の状態でもしっかりと固定はできているのですが、一応スポンジテープでさらに固定をしておきます。
こうしておくことでさらに安心感が高まりますので!
ツィーターをパネルへ取り付けてらあとはパネルをドアに組み付けてひとまずツィーターの交換は完了となります。
ツィーターの交換が終わったところで次はドア内張に取り付けられているミッドレンジスピーカーを交換してきます。
ということで内張を裏返して作業を行なっていきます。
内張内部に吸音のためと思われるフェルトがありますのでそちらを一旦退かすと、先程の写真右上の部分にミッドレンジスピーカーが取り付けられています。
近寄ってみるとこんな感じです。
先程のミッドレンジスピーカーを交換しますのでまずは取り外します。
そうすると表側から見えていたスピーカーグリルが見えるようになりますね。
ミッドレンジを取り外したところで新しく取り付けるブラムのスピーカーと並べてみました。
ブラムのスピーカーはメルセデス用に設計されていますので振動板サイズが同じなのはもちろんのこと、フレームもほぼ同じ形状をしております。
ただ、箱から出した状態ではメルセデスのスピーカーにある突起部分はありません。
なので付属してくる突起部分を後から取り付けます。
そうすると純正と同じ方法でスピーカーの取り付けが出来るようになります。
ついでなので裏側も並べてみるとこんな感じです。
純正スピーカーのフレームは樹脂製ですがブラムの方はアルミ製でしっかりとした強度がありますよ。
そして純正の方にはハイパスフィルターのためのコンデンサーが取り付けられていました。
これは音の調整用というよりはスピーカー本体の保護用なのかぁ?と勝手に思ってます。
というのが、10cmスピーカーではフルレンジ信号を送ってもそれほど低音は鳴らないですからね^^;
表と裏を見比べてみたあとは純正スピーカーと同じようにブラムのスピーカーをドア内張に取り付けます。
この時にそのまま取り付けても大丈夫ではあるのですが、少し干渉する部分があるのでその部分をカットしてから取り付けを行っております。
カットすると言っても見た目には分からない部分なので特段車両への影響はないですよ。
ミッドレンジスピーカーの交換が終わったところで仕上げに内張に制振シートの貼り付けです。
振動しやすい場所などを選び、部分的に貼り付けをさせていただいております。
そしてこの時にミッドレンジ用のローパスフィルターも同時に取り付けを行っております。
最後に元々取り付けられていたフェルトを元に戻して内張の作業は完了です!
あとは内張をドアに組み付ければフロントスピーカー交換は完了なのですが、その前にドア側の制振作業も追加でさせていただきました。
最後に内張を元通り組み付けてドアの作業は完了となります。
見た目は変わっておりませんがしっかりとスピーカー交換を行っておりますので、出てくる音は純正とは違いますよ!
メルセデスにお乗りの方は見た目が変わってしまうことを嫌われる方が多いので、見た目が変わらず、音が変わるのはちょうど良いですよね。
ドアでの作業が完了したところでお次にセンタースピーカーを交換していきます。
ダッシュボード中央にあるグリルの中にセンタースピーカーが取り付けられています。
ということでグリルを取り外すとセンタースピーカーの登場です。
こちらを交換しますのでまずは取り外して、
取り外した純正スピーカーと新しく取り付けるブラムのスピーカーを並べてみました。
センタースピーカーもドアスピーカーと同じ10cmではあるのですが、固定の突起部分が裏側にありますし、突起の位置もドアスピーカーとは違う位置となっております。
なのでセンタースピーカーに対応しているブラムのスピーカーを用意しております。
こちらはドアスピーカーとは違うグレードのスピーカーとなりますが、それでもやはり同じメーカーのスピーカーを取り付けるのが良いのでこちらをお選びいただいております。
そしてセンタースピーカーが付いている車両は通信機能の一部をになっていますので適当なスピーカーを取り付けてしまうとエラーが出てしまいます。
その点ブラムのスピーカーはちゃんと対応しておりますので問題なく取り付け可能です。
せっかくなので裏側も。
センタースピーカーの場合は純正もブラムの似たような形状となっていますね。
あとはブラムのスピーカーをダッシュボード中央に取り付けて、グリルを元に戻せがセンタースピーカーの交換も完了です。
そして最後に忘れてはならないのがサブウーファーへのローパスフィルター取り付けです。
後期モデルなので運転席と助手席の足元奥に20cmサブウーファーが取り付けられています。
ブレーキペダルのおくみチラッと見えているのがそのサブウーファーとなります。
内装が取り付けられている状態では作業ができませんので足元周りの内装を取り外してサブウーファーに登場してもらいます。
あとはアクセルペダル裏にスペースがありますのでこちらへローパスフィルターを取り付けです。
と言ってもほとんど見えないですね・・・
取り付け後は元通りに組み付けて作業完了です。
作業後は純正オーディオに内蔵されている音質調整機能を使って全体のバランスを整えて納車させていただきました。
と言った感じで本日はメルセデス・ベンツ C180 のフロントスピーカーとセンタースピーカーを交換させていただいた作業の紹介でした!
追伸。
今回はスピーカー交換作業と同時にレーダー取り付けもさせていただきました。
ユピテルのセパレートタイプレーダー『Z2000』です。
表示部はダッシュボード上ですが、レーダー部はフロントガラスに取り付けさせていただきました。
ちなみにカーオーディオ専門店をやっているとオーディオしか扱わないと思われている時があります。
今回のようなレーダーの取り扱いもありますし、他にはドラレコやETCなども扱っておりますのでオーディオ取り付けと一緒にドラレコも!なんて時はお気軽にご相談くださいね。