メルセデスベンツＣ２００（Ｗ２０５）フロントスピーカー交換

本日はメルセデスベンツＣ２００（Ｗ２０５）のフロントスピーカー交換作業を紹介いたします。

こちらのオーナー様は当店のウェブサイトをご覧になられてスピーカー交換のお問い合わせをいただきました。
当店ではメルセデス用のスピーカーはフォーカルとブラムをオススメさせていただいているのですが、もう少しお手頃価格な物はありますか？ということでしたので、ドイツのブランドマッチのスピーカーを紹介させていただき、取り付けを行うことになりました。

それでは作業の方に取りかかっていきます。

フロントドアスピーカーを交換していきますのでまずはドア内張を取り外していきます。
この写真を見て違和感を感じた方は当店のブログをよく見ていただいている方だと思います。
というのが、この写真は左側ドアです。
いつも運転席側のドア作業を掲載させてもらってるのですが、今回のお車は左ハンドルでしたので運転席側ドアは左側になります。
ということで今回は基本的に左側ドアの写真で紹介していきますのでお付き合いください(^^)

先ほどの内張を取り外すとこのようになっております。
サービスホールは無くて、樹脂パネルで塞がれています。
そしてミッドレンジスピーカーは内張側に取り付けられていますのでこの写真には写っていませんね。

そしてミラー裏のパネルです。
こちらは純正の状態でツィーターを取り付けるスペースはあるのですが、取り付けられておりませんでした。

今回はこちらにツィーターを追加しますのでパネルを取り外します。
裏返すとこのようにツィーター取り付けスペースがしっかりとあります。

ここで今回取り付けを行うスピーカーの登場です。
先ほどもお伝えしましたようにドイツのブランドマッチのスピーカー、ＵＰＣ４２ＭＢ－ＦＲＴです。
こちらは３４，０００円とお手頃価格となっております。

まずはツィーターの取り付けから行います。
メルセデスベンツ専用スピーカーとなっておりますのでツィーターの形状は基本的に純正ツィーターと同じとなっております。

形状が同じとなっておりますのでパネルに組み付けるとピッタリとハマります。
見た目を変えずに取り付けを行う際にはこの純正パネルにピッタリ！は取り付けていて気持ちがいいです！
パネルにツィーターがつきましたのであとは元どおりドアに組み付けて、

ツィーター用のハイパスフィルターをドア内部に取り付ければツィーターの取り付けは完了です。

ツィーターの取り付けの次はミッドレンジの交換です。
まずは純正の状態。
ドア内張の上部に１０cmのミッドレンジが取り付けられています。

吸音フェルトをどかして近づくとこのようになっています。

ミッドレンジを取り外すとこのようになります。
近頃のメルセデスはミッドレンジスピーカーがビスなどでの取り付けでは無くて、ゴムブッシュにスピーカーの爪をはめ込む形で取り付けがされています。

せっかくですので純正ミッドレンジとマッチのミッドレンジを並べてみました。
左が純正で右がマッチです。
マッチがメルセデス専用に作られていますので表側の見た目はロゴがついている以外はそんなに違わないように見えます。

裏側についてもほとんど同じですが、大きく違う点が２点あります。
１つがマグネットです。
マッチの方が大きく、しっかりと磁力がありそうなものが付いています。
２つ目がクロスオーバーのパーツです。

純正スピーカーはコンデンサーが取り付けられていますのでハイパスフィルターとなっています。
マッチの方はツィーターが追加になることもあってコイルが付いてローパスフィルターとなっております。

一通り純正とマッチを比べたのでドア内張に取り付けです。
マッチのスピーカーはそのまま無加工で取り付けが出来るようになっていますので純正と同じくゴムブッシュにはめ込む形で取り付けです。

あとは元々あった吸音フェルトを元に戻し、

内張をドアに組みつけたらツィーターの追加とミッドレンジスピーカー交換の完了です！
これでメインの作業は終わりなのですが、もう一つご依頼いただいた作業があります。

それがこちらのコイルの取り付けです。
どこへ取り付けるかと言いますと、助手席足元にあるサブウーファーに取り付けていきます。

助手席の足元とは言いましたが、普段は見えないようになっています。

足元のカーペットやパネルを取り外すと奥の方にサブウーファーが取り付けられています。
このサブウーファーに接続されているスピーカーケーブルの途中に先ほどのコイルを取り付け、中・高音の信号がサブウーファーに送られて行かないようにフィルターをかけます。
こうすることでサブウーファーから中・高音が鳴らなくなりますので低音のキレが良くなりますよ！