先日フロントスピーカーの交換作業を紹介させていただいた マツダ RX-8 の続きの作業を紹介いたします。
前回はフロント周りでしたのでお次は後ろですね。
オーナー様は低音が強いのがお好きということでサブウーファーの取り付けもご依頼いただきました。
車内はそれほど広いわけではありませんので小型のものを取り付けるのが思いつきやすい選択肢になるのですが、今回は大音量を鳴らしたい!とのことでボックスを製作し、トランクへ取り付けることとなりました。
当初は10インチ(25cm)サイズを1発取り付ける内容でお話をさせていただいていたのですが、それがより大きな音ということで2発になり、サイズも出来るだけ大きいもので、ということで12インチ(30センチ)サイズになりました。
ということで取り付けるために出来上がったボックスがこちらになります。
車両前方に向けて取り付けをご希望されていたのですが、12インチサイズは垂直形状のボックスではトランク高さが微妙に足りず取り付けができませんでした。
最悪上向きでも大丈夫です。とはおっしゃられていましたが、出来るだけご希望に沿った形にしようと考えた結果、後席のシート角度に合わせて斜めのボックスを製作するとぎりぎり収まることが判明。
ということでわずかですがサブウーファー取り付け面は斜めになっているボックスを製作。
そして出来るだけトランクスペースは残してほしい。ということもご希望でしたので、少しボックス容量は少なくなりますがトランクスペース確保のため小さめのボックスを2個作らせていただきました。
とはいえ少しでもボックス容量は稼ぎたいのでトランク形状に合わせて側面は歪な形に。
このボックス、型取りから製作まで想像以上に大変で、予定よりだいぶ時間がかかってしまいました。。。
ちなみにボックスは取り付けて終えば完全に見えなくなるのでカーペットを貼り付ける必要はなかったのですが、前面はなんとなくカーペット仕上げにしております。
そしてサブウーファーを取り付けるとこのようになります。
12インチサイズ、ロックフォードのパンチシリーズ『P3D4-12』2発となっております。
サブウーファーを取り付けるとボックスのギリギル具合がなんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか。
そしてトランクへボックスを設置するとこのようになります。
ほぼジャストフィットで作っておりますのでトランクへ設置するとそれだけでほぼ動かない状態になります。
(サブウーファーの重みのあってですが)
背面にカーペットは貼り付けていないのは見えなくなるから、というのもありますが、この後この面にもう少し加工をしていくからです。
ちなみに車内側から見るとこのようになっております。
とはいえこの状態は後席を取り外した状態なので、後席を取り付けてしまうと見えなくなってしまいます。
取り付けても見えなくなってしまうのは少し寂しいですね。
これでひとまずはサブウーファーボックス製作と取り付けが完了です。
サブウーファーの取り付けが完了したところでお次にボックスの背面部を加工していきます。
というのが先程のサブウーファーと各スピーカーを鳴らすためのアンプを取り付けるためです。
まずは土台となる部分を作ってボックス背面部に取り付けます。
この時点でもうボックスは見えなくなってしまいました。
土台ができれば化粧ボードを作ります。
全面を覆ってしまうのも寂しいかなぁと思いまして少しだけアンプが見えるように小窓も作ってます。
化粧ボードまで出来上がったところでアンプの取り付けです。
今回はサブウーファー用にロックフォードの『P1000X2』そしてフロントスピーカーとリアスピーカー用にロックフォードの『T600-4』を取り付けております。
そしてフロントスピーカーのブラックス グラフィックシリーズはパッシブクロスオーバーネットワークの設定がありませんのでオリジナルで制作させていただき、トランクに取り付けさせていただきました。
RX-8はトランクに凹んだ部分がありましたのでそちらにパッシブなど設置しております。
写真は撮り損ねてしまいましたが、この部分を隠しつつ荷物を乗せれるようにボードを作って設置させていただいております。
まだアンプに保護シートを貼り付けたままですが、化粧ボードまで設置するとこんな感じの見た目になります。
シリーズの違うアンプなのでロックフォードのロゴの位置が違いましたが、ボードを取り付けた時に高さが揃うようにしてみました。
これにてトランクにサブウーファー取り付けと外部アンプ取り付けは完了です。
最後の加工としてリアスピーカー取り付け部の作業を行なっていきます。
RX-8はリアトレー部にリアスピーカーがあるのですが、リアシートの真ん中部分にリアスピーカーを増設したい!というご要望をいただきましたので後席背もたれ部分の中央パネルを加工していきます。
と言ってもこのパネルを加工するわけではなく、この部分に新しくスピーカーを取り付けるためのボックスを作ります。
作業途中は色々考えながら集中して行なっておりましたので写真を全く撮っていませんでした^^;
ということで形がほぼ出来上がった状態で車両に取り付けて確認しているときの写真を1枚。
確認後、仕上げにレザー生地を貼り付けてボックスがほとんど完成です!
今回紹介しているトランク周りと後席の加工は写真が少ないのであっさり終わっている感じですが、スペース的な制約があったり、デザイン的にもどうしようかと色々悩みました。
結果、構造的にも複雑なものになったりと思ったよりもかなり時間を要してしましました^^;
苦労した甲斐があってどうにかオーナー様のご希望に沿った形で仕上げられたかと思います。
これでほとんどの作業が完成しましたので後は最終的な組み付けを行なって完成です。
せっかくなので完成の状態は次回紹介させていただきたいと思います。
と言った感じで本日はRX-8のトランクにサブウーファーとアンプの取り付け、そしてリアシート中央部にリアスピーカーを増設するボックスを制作した作業を紹介しました。