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11月がブログ本数が少なかったものですから、12月はもう少し書いていこうと思っていたものの、今日までで4本・・・
もう少し頑張って書かなきゃですね^^;


本日紹介しますのお車は、前回オーディオ取り付けで紹介致しましたマツダ CX-3です!

こちらのオーナー様はオーディオの相談と合わせてスピーカーから出ている音を外に漏れにくくしたい。というご相談もいただいておりました。
それならば、ということでスピーカー背面部、ドアアウターパネルの静音作業を行うこととなりました。

ドアアウターパネルは直接音を抑えるために行う作業ですが、個人的に少し気になる部分があり、別のご提案もさせていただきました。
それがボンネット静音です!
CX-3はディーゼル車のためガソリン車に比べるとエンジン音が大きめです。
そのためスピーカーからの音が聞こえにくくなる→ボリュームを上げることになる→結果として外に音が漏れやすくなっているのではないか?と思ったからです。

オーナー様にはボンネット静音作業にも興味を持っていただき、ドアアウターパネルと合わせてボンネットも施工させていただくことになりました!

それでは作業に取りかかっていきます。

マツダCX3のボンネット裏側に制振シート貼り付け

まずはボンネットの静音作業から。
ボンネットを開けて裏側についているカバーを取り外し、制振シートを貼り付けていきます。
貼り付け部分は全面べったりではなく、ボンネットの鉄板1枚しかない部分に貼り付けます。

マツダCX3のボンネット裏側に制振シート貼り付け

先ほどの写真は半分しか貼っておりませんでしたが、制振シートを全て貼り終えるとこのようになります。
形を合わせて貼り付け、圧着しますので貼り付け後は見た目的にスッキリとした感じになります。

ボンネット静音作業CX3

そして先ほど貼り付けた制振シートの上に吸音材を貼り付けていきます。
形を合わせて貼り付けているのでこの上にカバーを付けなくても見た目的には成立しそうな感じもありますが、耐熱の関係上カバーを付けなければなりませんので、最後にもともと付いていたボンネットカバーを付けてボンネット静音作業完成です!

ボンネット静音作業CX3

カバーを付けてしまえば作業前後で見た目の変化はほぼありません。

これでボンネットは終わりましたので、効果の確認をしてみましょう!
今回はデータ取りもしてみたかったので、オーナー様に許可をいただきまして動画の撮影をさせていただきました。
ということで効果に興味がある方は動画を見てください(^-^)

動画を見てください!と言いながら結果をお伝えするのですが、
動画を撮影しながら騒音計で音量を測定しておりました。
残念ながら騒音計では数値は期待するほど変わらなかったのですが、車内に入ってくるエンジンの音量は確実に下がりました!
あと、体感上では目の前から聞こえてくるエンジン音が静かになり、特に中高音は少なくなったように感じました。
ただ、今度は足元からのエンジン音が気になるようになってしまうという結果になりました^^;

次回、測定させていただく機会がありましたら、騒音計ではなく 各周波数ごとに測定できるように工夫したいと思います。

続いてドアアウターパネル静音作業を行います。

まずはボンネットの作業と検証が終わりましたので、次にメインのドアアウターパネルの作業に取り掛かっていきます。

マツダ CX−3 フロントドア内部

スピーカーの裏側鉄板に対する作業を行いますので、まずは内張りを取り外し

マツダ CX−3 フロントドア内部

ドアインナーパネルを覆っている黒い樹脂パネルも取り外してしまいます。
そうするととっても作業のしやすい開口部になりました。
早速鉄板部分を脱脂(掃除)して制振シートを貼り付けていきます。

マツダ CX−3 フロントドアアウターパネルに制振シートを貼り付け

アウターパネル全面に貼り付け完了です。
手が届く範囲で出来るだけ隙間なく貼り付けを行いました。
もちろんしっかりと圧着済みです。

マツダ CX−3 フロントドアアウターパネルに制振シートを貼り付け

ちょっと別の角度からも1枚。

マツダ CX−3 フロントドアアウターパネルに遮音シートを貼り付け

そしてその上に今度は遮音シートを貼り付けです。

マツダ CX−3 フロントドアアウターパネルに遮音シートを貼り付け

これでドアアウターパネルの静音作業完成です。
ちなみに、なぜ制振シートと遮音材を貼り付けるのかと言いますと、遮音材は中高音を遮ることが得意なのですが、低音を遮ることは苦手としています。
それに対してブチル系の制振シートは低音部に対しても遮音効果を持っていますので合わせて使うことで低音から高音まで音が通過しにくくすることができるのです!

ということであとはドアを元どおりに組み付け効果を検証してみました!
ちなみに、スピーカー交換作業も同時にご依頼いただいていましたが、スピーカーが変わってしまっては比較できなくなりますので、1度純正スピーカーに戻し、同条件での比較を行っております。

結果としては2dB弱音漏れを低減できました!
さすがに音漏れを0にすることはできないですが^^;
それでも聞き比べていただいたらきちんと差がわかるだけの効果がありました。


と言った感じで、本日はマツダ CX-3のボンネットとドアアウターパネル静音作業と比較動画を紹介させていただきました。

追伸。
今回使用した部材は全てスタンダードグレードのものです。
この部材をグレードアップしていくことで効果を高めていくことや、使用する部材の種類を増やして組み合わせることで効果を高めることもできます。

そして車内の音を外に漏れにくくするだけでなく、外の音を中に侵入しにくくして車内を静かにすることもできますので、興味がある方はお気軽にご相談くださいね(^-^)

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