本日は フォルクスワーゲン アルテオン のビビリ音対策をさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はお車を購入された時から音楽をかけた時にドアからビビリ音がすることが気になったいたということで、どうにかならないだろうか?とご相談いただきました。
まずは一度車を軽く様子を見させていただきましたところ、確かにドアからビビリ音がする。
ということで、ビビリ音の対策をさせていただく作業のご依頼いただきました。
ドアからビビリ音がするので、まずはドア内張を取り外してドア内部を点検します。
ビビリ音のほとんどの原因は、何かと何かが振動して当たってしまっていることで起きます。
なのでまずは 簡単に動いてしまうものがないか、そして動いた際に当たるものはないか、当たった際に音がしないか。と言ったことを確認していきます。
ちなみに、写真に写っている範囲ではビビリ音を発生させそうな怪しいところは見つかりませんでした。
なので念のためにドア後方の樹脂パネルを取り外してスピーカー裏の空間も点検しました。
ここでもほぼ問題なしでした。
ただ、少しだけ気になる点がありまして、それはウインドーを上げ下げするパーツにワイヤーが使われていて、そのワイヤーを軽く叩くと車内で聞こえていたビビリ音と似た音がしました。
なのでこのワイヤーの振れもビビリ音の原因と考えられますが、流石に可動部のため対策ができません。
スピーカー裏の部分はこのワイヤー以外には怪しいところはありませんでしたので樹脂パネルを元に戻して復旧です。
そのパネルを元に戻す際に、少し振動対策をさせていただきました。
このパネルがビビリ音の原因ではないかと思いますが、このドアの中では一番振動しやすそうでしたので念の為の対策となります。
この後、内張を外した状態で音楽など流してみたのですが、ビビリ音がしませんでした。
ということは内張側に原因があるか、もしくは内張とドア鉄板の間に原因がありそうです。
ということで内張側も点検です。
とはいえ、色々みてみるものの、怪しげなところはない。
ということでとりあえず、ケーブルの動きそうなところを固定を強化して、内張と鉄板が接触しそうなところにフェルト生地を貼り付けて緩衝材の代わりとして内張を組み付けてみました。
そしたらビビリ音がほとんど解消されていました。
今回の主なビビリ音の原因は内張とドア鉄板の間で起きていたようです。
そこに柔らかいフェルト生地を挟むことで音が発生しなくなりました。
ただ、ウインドーの可動ワイヤーらしきビビリ音に関しては解消されず・・・
その後も何通りか対策をしてみましたが解消しきれませんでした。
ビビリ音対策は行っても取れないビビリ音があることが難しいところです。
今回のようにウインドーの可動部じゃないだろうか?というところまで来れば、レギュレーターの交換をしてみるなどの作業を試してみることもできますが、流石にレギュレーターの交換はディーラーさんの方が得意だと思いますので当店は専門外かな、と思います(^^;;
と言った感じで今回は フォルクスワーゲン アルテオン ドアのビビリ音対策作業を紹介させていただきました。
全てのビビリ音を解消できたわけではないですが、残りのビビリ音の原因と思われる場所や、それに対して行える対策を説明させていただき、納得していただけました。
今回のようにビビリ音が解消できないこともありますが、ビビリ音が気になっている!という方はご相談だけでもしていただければと思います。