本日はフィアット 500C のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様は当初別のお車でスピーカー交換の相談をいただいておりましたが、事情によりすぐにお車を乗り換えられたとのことで、乗り換え後の500C でスピーカー交換をさせていただくことになりました。
ご相談の中でご希望やご予算などお伺いして、2、3スピーカーを提案させていただきました。
その中で今回はイタリアブランド オーディソンのスピーカーをお選びいただきましたので取り付けていきます。
まずはドアから作業を始めていきます。
500Cはコンパクトな車両ですが、2ドアなのでドアが大きいですね。
先ほどの内張を取り外すとこのようになっております。
ほぼドア全面に防水のためのビニールが貼り付けられています。
こちらが今回交換していく純正スピーカーになります。
振動板が日焼けしてしまったのか茶色っぽくなってますね。
固定方法は3点リベットなのでリベットの頭を壊してスピーカーを外していきます。
先ほどのスピーカーを取り外すとこのようになります。
ここからは新しいスピーカーを取り付けていく作業になります。
まずはドア全体に貼られていた防水ビニールを前半分取り外します。
このあとこのビニールは再利用しますので綺麗に外しています。
防水ビニールを取り外したところでまずはインナーバッフルの取り付けです。
フィアット用のインナーバッフル無いのでオリジナルで作っております。
そしてインナーバッフルを取り付けたあとはスピーカーの周りを制振です。
青色のドアに青色の制振シートなのでわかりにくいですが、オーディオテクニカのブチル系制振シートを貼り付けております。
ここまで行ったところでいったん防水ビニールを元に戻します。
準備が整ったところでスピーカーを取り付けです。
今回はオーディソンのエントリークラススピーカー プリマシリーズ『APK 165』をお選びいただきましたので取り付けております。
こちらのスピーカー、良く言えば自然な鳴り方です。ただ、悪くいってしまうと普通です^^;
せっかくスピーカーを変えるならガラッと違った感じにしたいとおっしゃられる方もおられますが、そういった方にはおすすめしずらいです。
ですが、お手頃価格で量販店では見かけないスピーカーを取り付けたい!という方にはとてもおすすめなスピーカーです。
地味ながら良い仕事しますよ!
スピーカーの取り付けが完了したところでスピーカーの周りに遮音スポンジを貼り付けてスピーカー取り付け完了です。
あとは内張を組み付ければドアでの作業は完了です。
ドアでの作業が終わったところでお次にツィーターを取り付けていきます。
今回はできれば見た目が変わらない方が良い、というオーナー様のご希望で純正位置へツィーターを取り付けていきます。
ということで純正ツィーターはピラーに取り付けられていますのでピラーを取り外します。
取り外したピラーを裏返すとひっそりとツィーターがいます。
純正ツィーターを取り外したところで新しく取り付けるオーディソンのツィーターと並べてみました。
オーディソンのツィーターが純正と同じ大きさなら無加工で取り付け可能なのですが、少しオーディソンの方が大きいですね。
同じ大きさでは無いのでそのままでは取り付けできませんでしたが、ピラーの方を少し加工させていただいて取り付け完了です。
表側の保護グリルを取り外すことができましたので外して表側からみるとこんな感じで取り付けております。
最後はピラーを車両に取り付けてツィーターの交換も完了です!
これで今回の作業は全て完了いたしましたので最後に、
純正オーディオの音質調整機能を使って全体のバランスを整えてから納車させていただきました。
と言った感じで本日は フィアット 500C のフロントスピーカーをイタリアブランド オーディソンのスピーカーに交換させていただいた作業を紹介させていただきました。