本日はトヨタ ランドクルーザー 300 のフロントスピーカーを交換させていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はランドクルーザーを購入時に良い音を期待してJBLサウンドオプション付きで注文をさsれたそうです。
期待していたものの、思ったほどではないと感じられたそうでもう少し音を良くしたい!ということでスピーカー交換の相談にご来店いただきました。
スピーカーを交換する際には新しく取り付けるスピーカーは実際に聴いて選んでいただくことが一番ですので店内にてスピーカーを聴き比べていただき、スピーカーを選んでいただきました。
それでは作業を紹介していきます。
まずはドアスピーカーの交換から行っていきます。
と言うことで作業前の状態です。
ドアのデザインはシンプルながら凝った感じがありますね。
先程の内張を取り外すとこのようになっております。
全体的には近頃のトヨタ車で見かける感じになっています。
こちらが今回交換するスピーカーです。
JBLサウンドオプションですのでスピーカーの縁の部分がオレンジ色のスポンジになっていて、振動板の手前にグリルと言いますか、ガードのようなものがついています。
ノーマルではこのガードのようなものはないので音質的に意味を持たせているものだと思います。
そして少し楕円(オーバル型)でサイズが大きいです。
先程のスピーカーを交換なのでまずは取り外してしまいます。
取り外してすっきりとしたところで新しいスピーカーを取り付けていきます。
スピーカー取り付けの前にまずは土台となるインナーバッフルの取り付けです。
今回はインナーバッフルの情報がなかったこともありましてオリジナルで制作させていただきました。
基本的には純正とほぼ同じ形状で、取り付けるスピーカーに合わせて取り付け穴を開けております。
ただ、内張側の開口部が少し下寄りでしたのでスピーカー取り付け部も少し下にズラしております。
とはいえ、ぱっと見ではわからないくらいのズレですが。
インナーバッフルの取り付けが終わったところで次に制振作業です。
まずはスピーカー背面部に制振シート『レアルシルト』を貼り付けております。
今回は部分制振ですのでスピーカー背面部だけです。
お次に先程の制振シートの上に音を拡散・吸音してくれるシート『ディフュージョン』を貼り付けです。
ディフュージョンの貼り付けまで終わればスピーカー背面部の制振作業は完了です。
スピーカー背面部の次はスピーカーを取り付けている鉄板部になります。
今回はサービスホール部分への制振をご依頼いただきました。
ただ、ランクルのドアはサービスホールが樹脂パネルで塞がれていましたので、その樹脂パネルを強化する形で制振シートを貼り付けさせていただきました。
ドア制振が終わったところでいよいよスピーカーの取り付けです。
今回は試聴の結果フランスブランド ブラム シグネチャーシリーズ 『S165N45』をお選びいただきました。
スピーカーの取り付け後はスピーカーの周りに遮音スポンジを貼り付けてスピーカー取り付け作業の完了です!
最後に内張を組み付けると見た目は変わりませんが、中身はブラムのスピーカーに交換済みとなっております。
ドアスピーカーの交換が終わりましたのでお次にダッシュボード上のミッドレンジスピーカーとピラーのツィーターを交換していきます。
まずはピラーを取り外してダッシュボードのスピーカーグリルを取り外します。
そうするとドアスピーカーと同じように縁がオレンジ色のミッドレンジスピーカーが見えてきます。
今回はこちらも交換しますのでまずは取り外してしまいます。
取り外してしまうとすっきりとした状態になりますね。
取り外したところで新しく取り付けるスピーカーと並べてみました。
ドアスピーカーがブラムシグネチャーですのでミッドレンジも同じぐブラム シグネチャーです。
今回は近頃発売になった50mm ミッドレンジ『FRS 2N50』をお選びいただきました。
純正取り付け位置の感じでは80mm の方でも取り付けができそうでしたが、今回は無難なサイズとして50mmの方をお選びいただきました。
サイズはほぼ同じでも先程の状態では取り付けができませんのでオリジナルで取り付けプレートを製作しました。
プレートにスピーカーを取り付けると純正とほぼ同じ形状となります。
最後にスピーカー周りにスポンジテープを貼り付けるととっても純正ぽい見た目となりました。
同じ形状となればあとは取り付けるだけです!
と言うことで純正位置へ取り付け完了です。
ミッドレンジの交換が終わったところで最後にツィーターです。
左がピラーから取り外した純正ツィーターです。
右が新しく取り付けるブラムのツィーターです。
ほとんど同じくらいの大きさですが、少しだけブラムの方が小さかったです。
(余談ですがツィーターの縁はオレンジじゃなかったです)
サイズが小さいのなら大きくすれば良いのでブラムのツィーターに純正とほぼ同じ大きさとなるようにリングを作り取り付けました。
純正ツィーターとほぼ同じ大きさになっておりますのであとは純正位置へ取り付けです。
ただ、全くどう形状ということではないので少し工夫しつつ取り付け・固定しております。
固定はできているのですが、一応保険としてスポンジテープを貼り付けて仕上げております。
あとはこちらのピラーを車両に組み付けて、
ダッシュボード上のミッドレンジスピーカーとピラーのツィーターの交換作業も完了です!
スピーカー交換作業が終わったら最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能で音の調整をさせていただきました。
あとは今回の作業で交換したスピーカーはフロントの左右だけでして、他のセンタースピーカーやリアスピーカー、サブウーファーは純正を再利用しております。
なのでブラムのスピーカーとバランスを整えるためにもアンプの出力部分にアッテネーターを取り付けさせていただきオーディオに内蔵されている音質調整だけでは調整できない部分を調整させていただきました。
といった感じで 本日は トヨタ ランドクルーザー のフロントスピーカーをブラムのシグネチャーシリーズに交換させていただいた作業を紹介いたしました。