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本日はトヨタ クラウン のスピーカー交換作業を紹介したいと思います。

こちらのクラウンのオーナー様は純正オーディオのどうもはっきりしない感じの音に不満を持たれていたそうです。
そこで、がっつりとオーディオを組まないまでもスピーカーくらいは交換したいなぁ、ということでご来店いただきました。

ただ、こちらのクラウンはスーパーライブサウンドで10スピーカーシステム。カロッツェリアの取り付け情報を見ても未調査ということで取り付けが可能かすぐにはわからない…
それでもちょっと調べてみると取り付けは問題なさそうでしたのでスピーカー交換することとなりました。

トヨタ クラウンにカロッツェリアのスピーカー取り付け

ということで取り付けを行うスピーカーはカロッツェリアのカスタムフィットスピーカー、TS−C1736S です。
こちらは通常のCシリーズとはちょっと違いまして、ツィーターがトヨタのダッシュボードに取り付けられているツィーターと交換できるタイプとなっています。
取り付けスペースが通常より広いところに取り付けるモデルとなっていますので、サイズや設計が専用となっております。
通常版のツィーターであれば2.5cmの振動板ですが、C1736Sはなんと直径が倍以上の6.5cmもあるそうです!
これによりパッシブネットワークも専用品となって、通常よりも低い帯域からツィーターが音を奏でる設計になっているようですね。

トヨタ クラウン純正内張り

ということで早速作業に取り掛かっていきます。
まずはスピーカー交換ですのでドア内張りを取り外します。

トヨタ クラウンドア内部

内張りを取り外すと当たり前ですが純正スピーカーが現れますね。

トヨタ クラウン純正スピーカー取り外し

クラウンはスピーカーの固定がリベットではなくビスタイプでしたので取り外しが普通に行えます。
トヨタはリベットでスピーカーを固定している車種もありまして、このリベットタイプだと取り外しが少し大変なんですよね^^;

トヨタ クラウン インナーバッフル取り付け

スピーカーが外れたら カロッツェリアのインナーバッフル UD−K521 を取り付けです。
カロッツェリアのロゴが逆さまになってしまってますが、この向きでしか取り付けできないので仕方ないです。

トヨタ クラウン ドアスピーカー取り付け

今回はスピーカーの交換のみですのでスピーカーケーブルは純正のものを使用します。
その際に助かる変換カプラーがスピーカーに付属しておりますので、そちらを使用し、パッシブネットワークを介してスピーカーに接続しております。
接続後はもちろん、スピーカーをインナーバッフルにビスにて固定です。

トヨタ クラウン ドアスピーカー取り付け

最後に遮音クッションをスピーカーの周りに取り付けたらドアスピーカーの交換が完成です。
あとは元通り内張りを組み付けます。

トヨタ クラウン ダッシュボードツィーター

ドアスピーカー交換が終わりましたのでお次はツィーターを交換していきます。
先ほどもお伝えしましたが、クラウンはダッシュボードにツィーターがありますので、ダッシュボードのパネルを取り外します。

トヨタ クラウン ダッシュボードツィーター

と、その前に運転席側にレーダーさんがおられましたので、スタンドだけを残して一旦避難していただいています。

トヨタ クラウン ダッシュボードツィーター

はい、パネルを取り外すとこのようになっています。
トヨタのダッシュボードツィーターは現在ほとんどがこのコーン型のツィーターが採用されていたと思います。

トヨタ クラウン ダッシュボードツィーター取り外し

そのツィーターを取り外すとこんな感じです。
トヨタ車の一部はダッシュボードツィーターに一度音楽信号が入力されて、そこからバイパスする形でドアのスピーカーへ信号を送り出すタイプのものがあります。
そういったタイプのものはツィーターを取り外すとドアスピーカーに信号が届かなくなり、音が出ません。
クラウンもそのタイプですのでツィーターを取り外したこの状態ではドアスピーカーが鳴らない状態です。
もちろん鳴らない状態ではドアスピーカーを変えた意味が全くありませんので、配線を加工して信号をバイパスし、ドアスピーカーも鳴らせるようにしております。

トヨタ クラウン 純正ツィーターとカロッツェリアのTSC1736Sのツィーター

純正ツィーターが外れましたので新たに取り付けを行うカロッツェリアのツィーターと並べてみました。
カロッツェリアの方がグリルが付いていますのでわかりにくいですが、およそ同じくらいの振動板サイズみたいですね!

トヨタ クラウン 純正ツィーターとカロッツェリアのTSC1736Sのツィーター

特に意味はないですが、裏側も比較してみましょう!
だいたい同じサイズ感ですがカロッツェリアの方が裏側がエンクロージャーになっているのかな?寸胴型で少し大きくなってますね。

トヨタ クラウン 純正位置カロッツェリアのTSC1736Sのツィーター

純正ツィーターと入れ替えでステーに取り付けるとこのようになります。

トヨタ クラウン 純正位置カロッツェリアのTSC1736Sのツィーター取り付け

あとはバイパス加工済みのスピーカーケーブルに接続してダッシュボードの元の位置に取り付けたら完成です。
これであとはダッシュボードパネルを元に戻すと何事もなかったかのようにスッキリとツィーター交換が完了です!

トヨタ クラウンのスピーカーを変えた後のドア内張り

内張りを元通り組み付けた状態です。
当たり前ですが内装のデザインは一切変わっておりません。
もちろんスピーカーは変わっていますので出てくる音は違いますよ!

トヨタ クラウン ダッシュボードツィーター交換

ツィーターは車外に出て真上から見てみました。
写真では真上から見てもわかりませんでした^^;
こちらも見た目は変わらずともスピーカーは変わっていますよ。

トヨタ クラウン 純正オーディオ音質調整

そして最後に純正オーディオに内蔵されています音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。

トヨタ クラウンのスーパーライブサウンド(10スピーカーシステム)はディーラーで聞くとスピーカー交換できません。と言われることもあるそうですが、交換できますよ(^-^)
純正の音質で満足できない方はまずはスピーカーの交換からしてみてはいかかでしょうか?

トヨタ クラウン スピーカー交換

と言った感じで、本日はトヨタ クラウンのスピーカー交換作業の紹介でした。

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