いきなりですがスピーカーの音を発する仕組みは、コイルに電気を流して磁力を発生させ、マグネットの磁力と反発させることでコーンを前後に動かし、空気を揺らすことで音を出しています。
ものすごくざっくりとしてますがスピーカーの音を発する仕組みはこんな感じです。
そしてコイルというものは流れる電気の周波数が高くなるにつれ抵抗値が上がるようになっています。
スピーカーのインピーダンス(抵抗値)は内蔵されているコイルの抵抗値ですので、スピーカーのインピーダンスは高域になるほど高くなるということになります。
このスピーカーの抵抗値が高くなってもちゃんと音は鳴りますので普通は抵抗値が高くなっても気にすることはないのですが、このインピーダンスが上がるのを補正してあげるとスピーカーから出てくる音に変化があります。
『変化』なので音が良くなります!ということではないのですが、時と場合によってはインピーダンスを補正した方が 好みの音になることがありますので、スピーカーのインピーダンス(抵抗値)を補正することもおすすめさせていただくことがあります。
というのが本日の前置きなのですが、今日はそのインピーダンス補正をオリジナルで製作し、取り付けをさせて頂きました!
インピーダンス補正のやり方は、まずスピーカーの特性に合わせた定数のコンデンサーと抵抗を用意し、直列につなげます。
その直列で繋げたコンデンサーと抵抗を今度はスピーカーと並列になるように繋げれば完成です。
と言った感じですのでインピーダンス補正の構造や取り付けは簡単です。
ですが、スピーカーによってインピーダンスの上昇仕方が異なるので、きちんと補正するためには測定が必要になり、少々専門知識と測定器具が必要になります。
今時インピーダンス補正の話をするカーオーディオ屋もいないと思いますが(^^;;
興味がある方はご来店いただけたらもうちょっと詳しくお話しさせていただきます!
と言った感じで、マツダ CX−3にインピーダンス補正を取り付けさせていただいたお話でした(^ ^)