本日は スバル レヴォーグ のタイヤハウスに対して静音作業をさせていただいた内容を紹介いたします。

こちらのオーナー様はロードノイズ、特に高速道路を走行時のノイズが気になるとのことでご相談にご来店いただきました。
ロードノイズ対策としましては一番お勧めさせていただいているのはタイヤを静音モデルに交換することなのですが、タイヤ交換以外で静かにする方法をご検討されているとのことでタイヤ以外の方法をお伝えさせていただきました。
その内容としましてはフロアに対する静音作業とタイヤハウスへの静音作業となります。
個人的にはフロアを施工する方がおすすめですが、こちらは作業が大掛かりになりますし、材料も多く使います。
結果として費用が高額になりますのでオーナー様の予算に合わず、今回はタイヤハウスへの静音作業をご依頼いただきました。

それでは作業を紹介していきます。

今回はフロント、リア両方で４輪とも作業をご依頼いただきましたのでまずはフロントから作業を行なっていきます。
タイヤハウスの静音作業はタイヤハウス内に取り付けられているカバーに対して制振シートなどを貼り付けていく作業となります。
なのでカバーを取り外すところから作業を始めていきます。
まずはカバーを外しやすくするためにタイヤを外した状態です。

カバーを取り外しました。
地面と接しているタイヤの近くにあるカバーですので砂や汚れがついていますので取り外したところでまずは軽く水洗いをしております。
そして制振シートなど貼り付けていかなければなりませんので貼り付け部を脱脂（掃除）をしてきれいにしております。
このカバー、取り外していて気がついたのですが、車両後方側（車内側）が小さく、車両前方側が大きかったです。
静音効果を持たせるためには車内側が大きい方が効果を出しやすいのですが、純正パーツの形状なので仕方ないですよね(^_^;)

カバーをきれいにした後はまずは制振シートを貼り付けます。
今回はオーディオテクニカの制振シートと遮音スポンジが一体となったシートを使う予定でしたが、カバーが思いのほか小さかったので少しでも効果をあげるために制振シートを下地（？）として貼り付けさせていただきました。

そして先程の制振シートの上に当初から予定しておりましたオーディオテクニカの制振・遮音シートをはりつけです。
こちらのオーディオテクニカのシートは仕上げ（？）になりますので出来るだけ隙間なく貼り付けさせていただいております。
ただ、厚みがありますので全ての部分にびっちり貼り付けてしまうとカバーを車両に組み付ける際にきれいにとり付けができなくなってしまいますので、干渉する部分は避けて貼り付けさせていただいております。

ちなみに車内側に当たる後方側はこんな感じに仕上げております。

シートの貼り付け後はカバーをタイヤハウスに戻し、タイヤを取り付ければフロントの作業が完了です。

フロントが終わったところで次にリアです。
写真だけではフロントとリアの違いがわかりにくいかもしれないですが^^; 後ろです。
こちらはフロントよりも広範囲を覆うサイズのカバーです。

取り外したところでフロント同様まずは水洗いをして、それから脱脂をします。
きれいになったところで、

制振・遮音シートを貼り付けです。
シートを貼り付ける際には出来るだけ大きくカットして一気に貼り付けをした方がきれいに仕上がりますのでそうしたいのですが、タイヤハウスはどうしても湾曲が強いのでシートを大きくカットしてしまうと上手に貼れなくなってしまいます。
ですので写真のように少し細めの短冊状にカットして湾曲に対応しながら出来るだけ隙間なく貼り付けをしております。

カバーにシートを貼り終えたので車体に取り付けなのですが、その前に車体側を調べると鉄板の弱い部分が少しありましたのでそちらに制振シートを部分的貼り付けさせていただきました。
こちらにもたくさん貼り付けた方が効果は少しずつ上がっていきますがその分コストは上がりますのでより効果的な部分に絞ってコストを抑えながら貼り付けをさせていただいております。

最後にリア側もカバーを組み付けてタイヤを取り付けたら今回の作業は完了です！

と言った感じで本日は スバル レヴォーグ のタイヤハウスに対する静音作業をさせていただいた内容を紹介させていただきました。

当店はカーオーディオ専門店ではありますが、今回のように静かにするための作業だけでもさせていただいております。
車内をもう少し静かに、快適にしたいと思われている方はお気軽にお問い合わせくださいね！