
本日はメルセデス・ベンツ A180にオーディオ取り付けをさせていただいた作業を紹介いたします。
取り付けを行うユニットたちは以前お乗りのお車からの総載せ替えです。
ということでまずはフロントスピーカーから取り付けです。

フロントドアの内張りを取り外すと純正スピーカーが現れます。
スピーカーの固定がリベットでしたので、リベットをドリルを使って綺麗に取り外します。

スピーカーが外れたらスピーカーケーブルを純正のチューブ内を通してドアまで引き込みます。

メルセデスのドアでよくあるのですが、車内からドアにスピーカーケーブルを通すとスピーカーの裏側ではなく表側にケーブルが出てきますので、スピーカーに接続するために鉄板に穴を開け、ドア内部(スピーカー裏側)にスピーカーケーブルを引き込みます。
穴を開ける場所はもちろん開けても支障のない場所を選んで、引き込んだ後はブチルで防水対策しています。

ケーブルがドア内部まで引き込みができたので次にインナーバッフルを作っていきます。

取り付けるスピーカーがa/d/sのスピーカーなのですが、このスピーカーはフレームの構造上インナーバッフルとの隙間が少なく、背圧が抜けにくいので少しテーパーをつけてちょっとでも背圧の抜けをよくしております。
これで形は完成ですので、仕上げに防水と制振効果のある塗料を塗って黒くします。

真っ黒になってインナーバッフル完成です。
ちなみに4つあるのは今回の取り付けがフロントとリア両方のスピーカー交換だからです。

塗りあがったインナーバッフルをドアに取り付けて、

スピーカーを取り付けて

内張りを組み付けたらフロントドアスピーカー交換完了です!

付属のパッシブネットワークは車内側で結線し、キックパネル奥に取り付けています。

そしてツィーターはAピラーになる純正ツィーター部分に取り付けています。
今回は純正グリルの中ではなく、グリルの上への取り付けです。
これでフロントスピーカー交換が終わったので、次にリアスピーカーです。

リアドア内張りを取り外し、フトロントと同じくリベットを取りはずし純正スピーカーを取りのぞきます。

スピーカーが外れたところでスピーカーケーブルを車内からドアに引き込むのですが、リアドアはフロントと違って車内から引き込んだケーブルはスピーカーの裏側に出てきますので、今度は逆にスピーカー裏側からスピーカー表側に穴を開けてパッシブネットワークまでのケーブルを1本と、パッシブネットワークからスピーカーまでのケーブルを1本。合わせて2本鉄板に穴を開けて通しています。

そしてインナーバッフルを取り付けて、

スピーカーを取り付けます。

リアスピーカー用のパッシブネットワークはドア内部にちょうど良いスペースがありましたのでドア内部に取り付けています。

そしてツィーターをドア上部(ドアノブの横)に取り付けたらリアドアスピーカー交換作業完了です。
これで前後のスピーカー取り付けが出来ましたので、お次にアンプ取り付けです。

取り付けを行うのはナカミチのアンプです。
オーナー様のお話では取り外すまで問題なく動作していたとのことですが、少し古いアンプになりますので取り付け前に試聴ディスプレイにて動作チェックをしてから取り付けです。
ちなみに、スピーカーも簡易的なチェックをしてから取り付けております。

そのナカミチのアンプをオーナー様のご希望でトランクボードの裏側に取り付けさせていただきました。

ボードの裏側なので閉めてしまえばトランクスペースを犠牲にすることもありません。

ちょっと写真では分かりにくいですが、Aクラスのトランクボードは取り付け位置を下段に下げることができるようになっていますので、その機能も損なうことなくボードを下段に下げることが可能になってます。

最後にもともと取り付けられていたパナソニックのナビゲーションを取り外して

ナカミチのカセットデッキとCDチェンジャーを取り付けて完成です!
今回取り付けのご依頼をしていただきましたユニットたちはすべてちょっと古いユニットたちでしたので、故障やトラブルがないか少し心配ではありましたが、すべて問題なく取り付け完了です!

今日はメルセデス・ベンツ A180にオーディオ取り付け作業の紹介でした!
追伸
明日ら3日間お店をお休みさせていただきますm(_ _)m
13日から通常通り営業しておりますのでよろしくお願い致します。