
本日はマツダ ロードスターのフロントスピーカー交換作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様はスピーカー交換をしたい!ということでご来店いただきました。
取り付けるスピーカーを選ぶ際に一番良い方法はやはり実際に試聴してみることですので店内にてスピーカーを聴き比べていただき、今回はフランスのブランド、ブラムのスピーカーをお選びいただきました。
それでは作業にとりかかっていきます。

まずはドアのスピーカーから交換していきますのでドア内張を取り外していきます。

内張を取り外すとこのようになっております。
サービスホールが樹脂パネルで塞がれているのは近頃のマツダ車だなぁ、と言った感じですが、少し違うのが樹脂パネルがドア後方のみでスピーカーが取り付けられているのは鉄板部でした。
樹脂パネルにスピーカーがついていても大丈夫ですが、やはり鉄板に固定する方が強度がありますので良いですよね!

こちらが純正スピーカーとなっております。
こちらを交換していきますのでまずは取り外します。

スピーカー取り外すとこのようになります。
開口部は丸といえば丸なのですが、綺麗な丸ではなく少し歪な丸型でした。

先程の純正スピーカーの場所にブラムのスピーカーを取り付けるためにインナーバッフルをオリジナルで制作し、仮で取り付けてみました。
そうすると微妙に鉄板が内側に出てきています^^;
このはみ出しがスピーカーに干渉しなければ大きな問題ではないのですが、今回のブラムスピーカーはフレームが大きく鉄板に干渉してしまいました。

ということで干渉している鉄板部分に印をつけて、

カットしちゃいます。
まだ少し歪な丸ですが、カット前よりはかなり真丸に近づきました。
鉄板をカットして開口部が少しですが広くなったところで、

スピーカー裏の部分を制振します。
今回はアウターパネル部分制振をご依頼いただきましたのでまずはスピーカー裏にレアルシルトを貼り付けます。

そしてレアルシルトの上に吸音・拡散効果のあるディフュージョンを貼り付けるとスピーカー裏の制振作業の完成です!

スピーカー裏の制振作業が終わったところでお次はドアスピーカー用のローパスフィルターを取り付けます。
今回はドアの内部、内張と干渉しないところに貼り付けて固定しております。

パッシブクロスオーバーが取り付けできたらあとは先程のインナーバッフルを本固定して、

ブラムのスピーカーを取り付けたらドアスピーカー取り付け完了です!
今回はブラムの『S165N45』をお選びいただいております。

最後は内張を組み付ければドアの作業は完成です!
インナーバッフルで取り付けを行なっておりますので見た目の変化はなく、スッキリと取り付けできております。

ドアスピーカーの交換が終わったところでお次はツィーターを交換していきます。
ブラムのツィーターを取り付ける場所は純正位置となっておりますので、ピラーに取り付けられている純正ツィーターと入れ替えていきます。

ということでまずはAピラーを取り外し、

純正ツィーターを取り外します。

せっかくですので取り外した純正ツィーターとブラムのツィーターを並べてみました。
純正は小さいものが多いですが、ブラムのこちらのツィーターも小さいので純正とほとんど同じサイズとなっております。

ほとんど同じサイズのツィーターでしたのでほぼピッタリサイズで取り付け完了です!

あとはツィーター用のパッシブクロスオーバーを取り付けて、スピーカーケーブルをブラムのツィーターに接続、ピラーを車両に取り付けたらツィーターの交換作業も完了です!

これにて今回ご依頼の作業は全て完了致しましたので、最後に純正オーディオに内蔵されている音質調整機能とパッシブクロスオーバーのアッテネーターを調整して納車させていただきました。

と言った感じで本日は マツダ ロードスター のフロントにブラムのスピーカーを取り付けさせていただいた作業の紹介でした!