![](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3196372-705x563.jpg)
本日はトヨタ プリウス(30系)のスピーカー交換作業を紹介したいと思います。
こちらのオーナー様は今までカーオーディオをされてこなかったそうですが、通勤距離も長いそうで少しオーディオをやってみようかな、ということでご相談をいただきました。
初めてのカーオーディオということでまずはスピーカー交換をオススメさせていただき、店内の試聴スピーカーを聴いていただいて、今回はモレルのマキシモ6をお選びいただきました。
ということで早速取り付け作業に取りかかっていきます。
![プリウス純正ドア内張](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186345.jpg)
まずは作業前のドアです。
当たり前ですが標準的な状態です。
![プリウス純正ドアスピーカー](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186349.jpg)
その内張を取り外すと純正スピーカーが現れます。
![トヨタ純正オーバルスピーカー](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186350.jpg)
トヨタのたまにあるオーバル型のスピーカーです。
オーバル型なので振動板面積が広く、低音は鳴りやすいのですが、純正スピーカークオリティでオーバル型だと締まりのない低音になりやすいので、よく鳴る低音が逆に邪魔になることがあったりするんですよね(^_^;)
![プリウス純正スピーカー取り外し](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186351.jpg)
そのスピーカーを固定しているリベットを綺麗に壊してスピーカーを取り外すとこのようになっております。
スピーカーがオーバル型ですので開口部もオーバル型となってますよ。
さぁ、ここからスピーカー取り付け作業を行なっていきます。
![プリウスのドアスピーカー裏にレアルシルトを貼り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186353.jpg)
まずは制振作業を行なっていきますのでスピーカーの裏側にレアルシルトを貼り付けます。
![プリウスのドアスピーカー裏をデッドニング](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186354.jpg)
レアルシルトの上に吸音と拡散効果のあるディフュージョンを貼り付ければスピーカー裏の制振作業完成です。
ちなみにこの内容を当店では『アウターパネル 部分制振 スタンダード』と呼んでおります。
![プリウス純正防水シート](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186352.jpg)
続いてはスピーカーを取り付ける鉄板部、インナーパネルの制振です。
その前に純正で貼られている防水シートを取り外します。
![プリウス純正防水シート取り外し](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186355.jpg)
防水シートを取り外したら制振シートを貼り付けていく部分をシリコンオフで綺麗に脱脂します。
防水シートを取り外して脱脂を行うとさっぱりとした見た目になりますね!
![プリウスのドアインナーパネルサービスホール部をデッドニング](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186357.jpg)
先ほどの大きく開いた穴の部分(サービスホール)にレアルシルトを貼り付けて、周りにレアルシルトが剥がれてこないようにアルミガラスクロステープを貼り付けて完成です。
合わせて雨水が侵入してくる可能性のある小さな穴も制振シートで塞いでおります。
今回はサービスホールを塞ぐだけの内容となっておりますので制振効果はそれほど大きくないのですが、サービスホールを塞ぐことによりスピーカー裏側で発生している逆相音がスピーカーの表側に回り込みにくくなります。
結果、音の打ち消し合いを減らすことができたり、音の締まりを出すことが出来るようになります。
ちなみにこちらは当店では『インナーパネル サービスホール制振 スタンダード』と呼んでおります。
![プリウスのドア内部にスピーカーケーブルを引き込む](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186358.jpg)
ドアの制振作業(デッドニング)が終わりましたので次にスピーカーケーブルをドア内部に引き込んでいきます。
今回はオーディオテクニカのAT-RS110 を引き込みました。
![カロッツェリアの木製インナーバッフルを内径拡大](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186338.jpg)
次にスピーカーを取り付けるために必要となるインナーバッフルを加工します。
今回はカロッツェリアの木製インナーバッフルを使用するのですが、内径がカロッツェリアのスピーカーサイズになっています。
このままでは内径が小さく、今回取り付けるモレルのスピーカーが取り付けできませんので、取り付けができるように内径を拡大しました。
このように後から加工できるところが木製インナーバッフルの良いところですよね。
![プリウスのドアにインナーバッフル取り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186359.jpg)
先ほどのインナーバッフルを取り付けていきます。
内径を拡大したままでは水を吸ってしまってふやけたり、カビが生えてしまうので内径拡大したところに防水塗料を塗って対策しております。
これでスピーカーを取り付ける準備ができました。
![プリウスのドアにモレルのスピーカー取り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3186362.jpg)
あとは先ほどのインナーバッフルにモレルのスピーカーを取り付けてドアスピーカーの交換完了です!
![プリウスのフロントスピーカー交換](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3196368.jpg)
最後に内張を組み付ければドアの作業は完成です!
今回はインナーバッフルでの取り付けですので内張を組み付けてしまうと見た目の変化はありません。
ですがしっかりとスピーカー変わってますよ!
![プリウスのダッシュボード上にモレルのツィーター取り付け](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3196372.jpg)
ドアスピーカーの交換が終われば次にツィーターの取り付けです。
今回はダッシュボード上に取り付けさせていただきました。
ツィーターもドアスピーカーと同じスピーカーケーブル、ATーRS110を引き回してきています。
モレルのマキシモ6のツィーターは小型なのでダッシュボードに置いても視界を邪魔しないので良いですね。
![プリウスの音質調整](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3196379.jpg)
これでスピーカー交換作業が終わりましたので、最後に音出し確認を行い、問題ありませんでしたので、すでに取り付けられているナビゲーションの音質調整機能を使って全体の音を整えてから納車させていただきました。
納車の際にオーナー様に音質の変化を確認していただきましたところ、スピーカー交換の効果をしっかりと実感していただき喜んでいただけました。
![プリウスのスピーカー交換作業](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3196365.jpg)
といった感じで本日はトヨタ プリウス(30系)にモレルのマキシモ6を取り付けさせていただいた作業の紹介でした!
追伸。
![プリウスの助手席側ツィーター](https://tone4022.net/wp-content/uploads/2020/05/R3196382.jpg)
助手席側ツィーターも写真をとったのですが、なんというか「哀愁」のようなものを感じる写真となりました。
夕日の照り具合が影響しているのでしょうか?
追 追伸
本日から本格的なゴールデンウィークに突入しましたね。
当店は通常通り火曜日のみのお休みとしております。
火曜日以外は営業しておりますのでよろしくお願いいたします(^ ^)