
本日は トヨタ プリウス のフロントスピーカー交換とシート下にサブウーファーとアンプ内蔵タイプのDSPを取り付けさせていただいた作業を紹介いたします。
こちらのオーナー様は以前の車両の際にも作業をさせていただいておりました。
今回はそのお車を乗り換えられるとのことで作業のご依頼をいただきました。
施工の内容についてですが、細かく打ち合わせをさせていただいたというよりはご予算とテーマをお伝えいただきました、そのご予算とテーマに沿った内容を2、3提案させていただき、その中から選んでいただきました。
ということで早速ですが作業を紹介していきます。

まずはスピーカーの交換から始めていきます。
ということでドアの作業となります。

先程の内張を取り外すとドア内部はこのようになっております。
サービスホール部分が樹脂パネルで塞がれている近頃のトヨタ車って感じですね。

そしてこちらが今回交換していく純正ドアスピーカーです。
純正ということもあって『いつもの』スピーカーと言った感じですね。

先程のスピーカーを交換なので早速取り外しです。

スピーカーを取り外したら次からは新しいスピーカーを取り付ける作業となります。
ということでまずはスピーカーケーブルをドア内部に通線していきます。
今回はオーディオテクニカの『AT-RS110』をドア内部からシート下まで届く長さで引き回しております。

ドア内部にケーブルを通したあとは制振作業を行なっていきます。
まずはスピーカー背面部です。
元々制振シートらしきものが貼られていましたが、その上からさらにレアルシルトの貼り付けです。

そしてレアルシルトの上に音を拡散と吸音する効果のあるディフュージョンを貼り付けてスピーカー背面部の制振が完了です。

お次はインナーバッフルの取り付けです。
今回は海外製のスピーカーを取り付けていきますので、海外製スピーカーにも対応している樹脂製のものを採用しております。

お次はスピーカーを取り付ける前にスピーカー周りの制振です。
こちらにはオーディオテクニカのブチル系の制振シートを貼り付けております。

スピーカー周りの制振が終わったところでいよいよスピーカーの取り付けです。
今回はドイツブランド ヘリックスのミドルクラススピーカー『PR K165.2』を取り付けです。
見た目がシンプルなのでエントリークラスのスピーカーにも見えそうですが(^^;;
ちゃんとミドルクラスのスピーカーとなっております。ちなみに価格は88,000円(税込)となっております。

仕上げにスピーカー周りにスポンジテープを貼り付けてドアスピーカーの取り付け完了です。

あとは内張を組み付ければ、と言ったところなのですが、その前に内張も制振します。
ということでこちらにもオーディオテクニカのブチル系制振シートを部分的に貼り付けさせていただきました。

プリウスの内張には元々フェルトが取り付けられていましたので制振作業を行なったあとはフェルトを元通りに取り付けております。

最後に内張を元通りに組み付けてドアでの作業は完了となります!
スピーカーを交換したり、制振作業を行なっておりますが全て内張で隠れる範囲の作業となりますので作業後は見た目の変化はありません。

ドアでの作業が完了しましたのでお次にツィーターの交換を行なっていきます。
今回は見た目が変わらない取り付けをご希望されましたので純正ツィーターを取り外した場所にヘリックスのツィーターを取り付けていきます。

ということでまずはダッシュボードのカバーを取り外して純正ツィーターが見える状態にします。

そして取り外しです。

純正のスピーカーを取り外したところで新しく取り付けるヘリックスのツィーターと並べてみました。
ちなみにヘリックスには純正位置に取り付けるためのプレートを作って、取り付けております。
純正はコーン型の振動板となっておりますが、ヘリックスは一般的なドーム型になっています。
コーン型のツィーターがダメというわけではないですが、どうしても特性としては中音寄りになって高音が不足しがちになります。
その結果、曇った感じに聴こえやすかったりします(^^;;
その点、ヘリックスの方は一般的なサイズでドーム型なのできちんと高音が鳴る構造をしていますね。

早速純正位置にヘリックスのツィーターを取り付けです。
先程は保護グリルを取り付けておりましたが、最後にカバーを取り付けますので不要との判断でクリルを取り外しております。
そうするとよりツィーターらしい見た目になりますね。

最後にカバーを取り付ければ見た目を変えることなくツィーターの交換完了です!
これでフロントスピーカーの交換が終わりとなります。

続いてサブウーファーの取り付けです。
今回はシート下に取り付けるタイプ、カロッツェリアの『TS-WX140DA』を取り付けです。
プリウスのシート下は意外と狭かったのですが、『TS-WX140DA』ならほぼジャストフィットなサイズでした。
ちなみに取り付け箇所は助手席下になります。

お次はDSPの取り付けです。
今回はお手頃な価格で小型なアドンの『Z600DSP』を取り付けです。
正直申しまして、今回は予算とスペースの関係でこちらの『Z600DSP』をご提案させていただきました。
なので、音質に関しては期待はしておりませんでした。
ですが、鳴らしてみると意外と良い感触です!
55,000円とDSPの中ではお手頃価格に分類されて、なおかつ小型モデルですが、意外と良い商品でした。
と言った感じで今回の作業が全て完了しましたので最後に先ほどのアドンの『Z600DSP』とパソコンを接続して音の調整をさせていただき完成です!

と言った感じで本日は トヨタ プリウス のフロントスピーカーをヘリックスの『PR K165.2』に交換し、助手席下にカロッツェリアのサブウーファー『TS-WX140DA』を取り付け、運転席下にアドンのDSP『Z600DSP』を取り付けさせていただいた作業を紹介いたしました。